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Implicit Invocation (暗示的な呼び出し) について (Actions on Google/Google Assistant)

Last updated at Posted at 2018-12-01

#Implicit Invocation とは
Implicit Invocation とは、「ユーザーの暗示的な呼び出しに、アクションを反応させる」ことです。

例(スクリーンショット):
Screenshot_20181201-111643_Google.jpg

Google Assistant のアクションのユーザー数を増やす際の問題

Google Assistant 用にアクションを作成した際の問題の 1 つが、「どうやってアプリを知ってもらうか(Discoverability)」です。
アプリの名前を知ってもらっていないと使われないため、「アプリ名を知ってもらう工夫」が必要、という問題があります。

Implicit Invocation (暗示的な呼び出し) は、その問題の 1 つの解決策です。
一言で言うと、「ユーザーの暗示的な呼び出しに、アクションを反応させる」ことです。

本記事では Implicit Invocation を、「満月博士」というアクションの例で説明します。
「満月博士」は、次の満月の日や、今日が満月かどうかを答えられる Google Home/Google Assistant 用のアクションです。

#コンテンツ:

  • Implicit Invocation とは
  • 設定方法
  • 実際の成果
  • 感想

#Implicit Invocation とは
再掲ですが、Implicit Invocation とは、「ユーザーの暗示的な呼び出しに、アクションを反応させる」ことです。

例(スクリーンショット):
Screenshot_20181201-111643_Google.jpg

例 (満月博士の場合):
ユーザーが Google Home/Google Assistant に「次の満月はいつ?」や「今日は満月?」というようなクエリを投げかけたとき、 Google 自体に答えさせるのではなく、「満月博士」に回答を促すように設定できます。

詳細:https://developers.google.com/actions/discovery/implicit

これを行う事により、ユーザーが「満月博士」を知らなくてもアクションが呼び出されるようになります。

#設定方法
詳細は [Implicit/Explicit Invocation ~ Actions on Gogoleの呼び出し方を考える AoGを一発で呼び出すために ~] (https://qiita.com/soundTricker/items/1d9d6bbe52caba5302af) が詳しいです。

対象のインテントを、 Implicit Invocation として使う設定をします。
Dialogflow 側及び Actions on Google 側両方で設定が必要なのでどちらも対応ください。

#成果
11 月の呼び出し数です。11/23 は満月だったため、呼び出しが増えたことがわかります。
スクリーンショット 2018-12-01 11.33.09.png

特に、「次の満月はいつ」というキーワードによく反応していることがわかります。
スクリーンショット 2018-12-01 11.38.05.png

#感想
こちらを利用することで、ユーザーがニーズを欲した瞬間「マイクロモーメント」を確実にアクションで満たすことができます。
Google Assistant の良さの 1 つである「すぐに、簡単に」情報を得られる、という部分を有効活用できるかと思います。

ぜひ使ってみてください!

#追記
(20181203 追記)Entity を利用する場合は、 Entity と日本語の間に半角スペースを入れる必要があります。
https://developers-jp.googleblog.com/2018/03/exp-imp-invocations.html
(ご指摘ありがとうございます!)

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