CognosAnalytics 11.1.4とFiddler4を使い、Cognosサーバーとの通信を確認するというのを試してみたログを記録しておきます。
#Fiddlerを準備する
Fiddlerはここから導入します
https://www.telerik.com/fiddler
ダウンロードしたモジュールをダブルクリックするとInstallerが起動します
インストール先を指定してInstall
インストール完了。これだけ。
#Fiddlerを起動する
「スタート」メニューから「Fiddler 4」を起動します。
デフォルトで起動してすぐにキャプチャが開始されるようになっているので、一旦、停止します。
停止方法は、「File」→「Capture traffic」のチェックを外すか、以下のようにFiddlerの左下のCapturingと書かれているところ(下図赤枠の部分)をクリックすれば停止できます。
また今回は[Tools]→[Options]を開き、
HTTPSタブにて、"Decrypt HTTPS traffic"にチェックしました。
(画面キャプチャはありませんが、チェックを入れるとFiddlerのRoot証明書の導入するか?と聞かれたため導入しました)
#Cognosとの通信を見てみる
一度停止したキャプチャを再開してから、ブラウザにCognosのURLを入力して、ログインの情報を見てみます。
セッション一覧から.../bi/v1/loginと書かれているセッションを選択すると、右側に選択したセッションに関する詳細情報がいろいろと表示されます。
Inspectorsタブを選択します。Inspectorsタブには更に複数のタブが存在しているので、試しに、JSONタブを見ると以下のようにログイン情報がパラメーターにセットされていることを確認できました。
モニターした結果をクリアするには、「×印」→「Remove All」で全てクリアできます。
次に、サンプルのレポートを実行してみます。
キャプチャを開始して、従業員満足度という名前の以下のようなサンプルレポートを実施してみます。
レポート実行が終わったら、Fiddlerに戻ってキャプチャを停止します。
左側のセッションリストを探してみると、/bi/v1/reportsというのがあるので、それをクリックします。
右側の上側でInspectorタブを選択して、下側では、TextViewをクリックします。
TextViewは右下の「View in Notepad」からメモ帳で開けたり、隣の「...」からその他のエディターを使ってみることができます。
今回はサクラエディタを使ってみました。
中身を確認するとレポートのデータらしきものが確認できました。
Fiddlerでキャプチャーした内容は、「Save」ボタンで保存することもできるようです。
保存すると、.sazファイルとして保存されました。
.sazファイルをダブルクリックすると、Fiddlerが起動されファイルの中身が表示されます。
ダブルクリック後↓
こんな感じになりました。
以上
参考情報)
https://www.ibm.com/support/pages/node/295279
https://qiita.com/shinyama/items/c177929b03563d465b31