はじめに
みなさん、Gemini Enterpriseをご存知でしょうか?
Gemini Enterpriseという言葉を耳にすると、「Geminiと何が違うの?」と思う方もいるかもしれません。
Gemini Enterpriseとは?
簡単に説明するとGeminiよりも強力な「武器」と「盾」を備えたビジネス向けのサービスです。
※Enterpriseという名はついていますが、1ライセンスからでも購入は可能です。
本記事ではGemini Enterpriseの「武器」について推しポイントを説明していきたいと思います。
Gemini Enterpriseの推しポイント
Gemini Enterpriseが他のサービスよりも優れている点は大きく以下の2点だと思います。
- 自然言語で作成可能なAIエージェント
- 豊富なコネクタで様々なサービスと連携が可能
自然言語で作成可能なAIエージェント
Gemini(無料版/個人版)と大きく違う点として、Gemini Enterpriseでは「AIエージェント」を作成することができます。
タスクを与えることで自律的にタスクの解決に向けて動いてくれます。

なんとAIエージェントを自然言語で作成できます。
プロンプト(指示)やRAG(知識)の設定も全て自然言語で完結するので非エンジニアの方でもAIエージェントの作成が簡単にできます。

豊富なコネクタで様々なサービスと連携が可能
この機能こそが、Gemini Enterpriseの最大の利点だと個人的に感じています。
以下のデータソースと連携することでAIが各サービスのデータを取得することが可能になります。
| サービス | 説明 |
|---|---|
| Googleのサービス | Googleドライブ、GMail、Googleカレンダー等 |
| サードパーティのサービス | Microsoft Entra ID、Microsoft OneDrive、Microsoft Outlook、Microsoft SharePoint、Jira Cloud、Confluence Cloud、ServiceNow等 |
上記は一般公開されているもののみ記載していますが、他にも公開・限定公開プレビュー版でSalesforceやSlack等とのサービスの連携もできますので、気になる方は公式をご覧ください!
なお、各サービスと連携するには専用のデータストアに保存を行う必要がありますがそれは別記事で書きたいと思います。
参考)コネクタとデータストアの概要
データストアを登録することで、GUI上でサービスとの連携のON/OFFが可能になります。

ユースケース
昨今、様々なツールやサービスが普及して社内外のコミュニケーションや資料の作成等大変便利になりました。
ただ、ツールが分散しているため、必要な情報を探し出すのが大変ではないでしょうか?
AsIs(現状)
- 今日のスケジュールはOutlookの予定やGoogleカレンダーで確認
- 社内のコミュニケーションはslackで確認
- お客様とのやりとりはOutlook
- 社内資料はSharePointOnlineやBox
- 開発はGitHub
Gemini Enterpriseをコネクタ機能とAIエージェントを利用すればこれらのシステムを横断して情報を取得できます!
ToBe(導入後)
活用例:
- Googleカレンダー × GMail × Googleドライブで今日のタスクの確認
- SharePointOnline × Outlook × OneDriveで資料作成
など
これまでは各サービスを個別に確認する作業が必要でしたが、Gemini Enterpriseを利用することで、
**「とにかくGemini Enterpriseに聞いてみる」**状態を作ることができます。
また、Gemini Enterpriseは回答の根拠となった情報のURLを表示してくれるため、詳細を確認したい場合もすぐに一次ソースへアクセス可能です。
プロンプトの入力が毎回不要!スケジュール機能
「毎回プロンプトを打つのが面倒」という方向けにはスケジュール機能がおすすめです。
指定の日時に、特定のプロンプトを自動実行することができます。
例えば、毎日10時に「今日の予定をまとめて」というプロンプトを実行するように設定しておけば、
**Gemini Enterpriseを開いたときには、チャット履歴にすでに回答が用意されている状態になります。
おわりに
今回は Gemini Enterprise の「武器」としての側面、特にAIエージェントの作成と外部サービス連携について紹介しました。
Gemini Enterpriseを活用して、日々の業務を効率化していきたいですね。