自宅に余っていた M1 Mac miniを再利用して好きにいじれるサーバー（今回はDocker runさせたサービスを公開する目的）を立てました。

手順

ブラウザでの作業

ドメインを購入
初年度100円くらいの格安ドメインを取得（以下 oreore.me で説明）
※更新が高いので1年後にはドメインを買い直す予定です。
Cloudflareに登録
Cloudflare の無料プランに登録します。
Cloudflareを日本語化
ダッシュボード画面右上の Profile → Language でUIを日本語に変更します。
Cloudflareにドメイン登録
- 青いボタン「＋ドメインのオンボード」を押す
- 既存のドメインを入力欄に oreore.me と入力して「続行」
- DNSレコードを確認して「アクティベーション」
ドメインにSSL適用
- ダッシュボードでoreore.meドメインをクリックし、ドメイン設定画面へ
- 左メニューから SSL/TLS → 概要を選択
- 現在の暗号化モード:フレキシブルに設定（ローカル側がhttpなので）

Mac miniでの作業

macにcloudflaredをインストール

  $ brew install cloudflare/cloudflare/cloudflared

cloudflaredにログインしてドメインを選択

  $ cloudflared tunnel login

ブラウザでcloudflareにログイン画面が開くのでログインし、
トンネルで使うoreore.meドメインを選択

トンネル作成 & トンネルIDをどこかにメモ

  $ cloudflared tunnel create <トンネル名>

すると以下が表示がされるので、トンネルIDをメモ
c11---****-72a***e```の部分がトンネルID（実際は伏せ字なし）

  Tunnel credentials written to /Users/<ユーザー名>/.cloudflared/c1*****1-****-****-****-72a********e.json. cloudflared chose this file based on where your origin certificate was found. Keep this file secret. To revoke these credentials, delete the tunnel.

  Created tunnel <トンネル名> with id c1*****1-****-****-****-72a********e

~/.cloudflared/ にconfig.yml（トンネル設定ファイル）作成

tunnel: <トンネルID>
credentials-file: /Users/<ユーザー名>/.cloudflared/<トンネルID>.json

ingress:

  - hostname: <サブドメイン１>.oreore.me
    service: http://localhost:8080

  - hostname: <サブドメイン２>.oreore.me
    service: http://localhost:3456

  - service: http_status:404

複数のdockerを公開したい場合は、上例のように複数 -hostname & service の行を書く

Cloudflared を使って、各サブドメインをDNS設定する
Aレコードが〜とか気にしなくていいので楽ちん

cloudflared tunnel route dns itxtunnel <サブドメイン１>.oreore.me
cloudflared tunnel route dns itxtunnel <サブドメイン２>.oreore.me

公開したいdockerイメージをlocalhostで動かす

  $ cd /my-docker-img/lamp（例）
  $ docker-compose up -d

トンネルを起動！（５秒くらいで開通）

$ cloudflared tunnel run <トンネルの名前>

ブラウザからアクセスしてみる
https://<サブドメイン>.oreore.me/

感想

以前はMyDNSサービスを使って変動する自宅IPアドレスを定期報告する必要がありました。
ちょっとしたことでその更新が途切れたりしてたもんですが、この方法だとそれもなく便利です。