Android SDK P Previewがリリースされたので、Pでアプリをビルドして実行するまでの手順を書いておきます。
Android Studio 3.2をインストールする
Android P Previewを使うには、こちらもPreview版であるAndroid Studio 3.2が必要です。以下より3.2 Canary6(2018/3現在)をダウンロード、インストールします。
https://developer.android.com/studio/preview/index.html
SDKをダウンロードする
Android Studio Preview(※アイコンが黄色い)を起動し、SDK ManagerでAndroid P Preview
をダウンロードします。
build.gradleの設定
トップレベルのbuild.gradleでgradle pluginを3.2+にします。通常、Android Studio起動時にメッセージが出て自動で以下に書き換えてくれます。
- /build.gradle
classpath 'com.android.tools.build:gradle:3.2.0-alpha06'
モジュールレベルのbuild.gradleではcompileSdkVersion 'android-P'
、targetSdkVersion 'P'
を指定します。また、サポートライブラリのバージョンは執筆時点で28.0.0-alpha1
なので、サポートライブラリを利用している場合はこちらも指定します。
- app/build.gradle
android {
compileSdkVersion 'android-P'
defaultConfig {
targetSdkVersion 'P'
}
}
...
dependencies {
implementation 'com.android.support:support-v4:28.0.0-alpha1'
...
}
エミュレータの作成、実行
リリース時点で国内にはAndroid Pサポート対象端末がないので、動作確認はエミュレータでのみ行うことができます。Android Pエミュレータの作成時にP
を選択します(PはAndroid 9.0ではなく8.xになるんですね?)
設定からAndroidバージョンがPになっていることを確認できます。
あとは通常通りにAndroid Studioからアプリを実行すれば、Android P上でのアプリの動作確認ができます。