はじめに
本記事では、Amazon Aurora MySQL のマイナーバージョンアップ手順をまとめます。
今回は、利用中の Aurora MySQL 3.09 が EOL(2026年5月14日)を迎えるため、
後続バージョンである 3.10(EOL:2028年4月30日) へアップデートした際の手順を例にしています。
※この記事は Aurora MySQL クラスタ が対象です。RDS MySQL(非Aurora)の手順とは異なる点があるので注意してください。
マイナーアップデートって何?
Aurora MySQL のバージョンは、大きく次のように分かれています。
- メジャーバージョンアップ:3.x → 4.x
- マイナーバージョンアップ:3.09 → 3.10
この記事で扱うのは、3.x 系の中でのアップデートです。
メジャーアップデートほど影響は大きくありませんが、
それでも一時的な接続断が発生する可能性はあります。
事前に確認しておくこと
作業前に、最低限以下は確認しておくのがおすすめです。
- 最新の DB クラスタスナップショット が取得されていること
- アプリケーションが対象の MySQL バージョンで問題なく動作すること
- 作業時間帯について関係者と合意できていること
??「すぐに適用」を選ぶと、
フェイルオーバーが発生し、一時的に接続できなくなる場合があります。
本番環境ではメンテナンスウィンドウでの実施がおすすめです。
アップデート手順
1. AWS マネジメントコンソールにログイン
RDS コンソールを開きます。
2. 対象の Aurora MySQL クラスタを選択
RDS > データベース > 対象クラスタ名
3. 現在のエンジンバージョンを確認
[設定] タブ を開き、現在のエンジンバージョンを確認します。
- エンジンバージョン:
8.0.mysql_aurora.3.09.0
4. [変更] をクリック
クラスタ詳細画面の右上にある [変更] をクリックします。
5. エンジンバージョンを選択
エンジンバージョンのプルダウンから、アップデート先のバージョンを選びます。
Aurora MySQL 3.09(compatible with MySQL 8.0.40)
↓
Aurora MySQL 3.10.0(compatible with MySQL 8.0.42)
6. 変更内容を確認
画面下部の変更サマリーで、以下を確認します。
- 現在の値:
8.0.mysql_aurora.3.09.0 - 新しい値:
8.0.mysql_aurora.3.10.0 - 変更のスケジュール:すぐに適用(※環境によっては要注意)
7. [クラスターの変更] を実行
内容に問題がなければ、[クラスターの変更] をクリックします。
このタイミングで、Writer インスタンスのフェイルオーバーが発生することがあります。
8. アップデート完了後の確認
再度クラスタの [設定] タブ を開き、
エンジンバージョンが更新されていることを確認します。
- エンジンバージョン:
8.0.mysql_aurora.3.10.0
まとめ
- マイナーアップデートでも、完全に無停止というわけではない
- 本番環境では、事前確認と作業時間の調整がとても大事
- Aurora MySQL の EOL は早めにチェックして計画的に対応するのがおすすめ
同じように EOL 対応でアップデートする方の参考になれば幸いです。
参考リンク
- Aurora MySQL マイナーバージョン リリースカレンダー(公式)
- https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/AuroraMySQLReleaseNotes/AuroraMySQL.release-calendars.html
改訂履歴
- v1.0 (2025-12-25):初版作成