はじめに
今回の記事は以下の記事からの続きです。
クラウド開発環境PaizaCloudクラウドIDEでHello World(C++編 その2)
今回はPython編です。今現在での事実上の人気No.1ということで、私自身も含めて勉強している、使っているという方も多いと思います。そのPythonでHello World を試してみて、特徴を整理したいと思います。
※今回のプログラムをもし実際に実行してみる場合でPaizaCloudを利用する場合のやり方が必要な場合は上記の投稿(クラウド開発環境PaizaCloudクラウドIDEでHello World(C++編 その2))等を参照してください。
PythonでのHello World その1
Pythonでは以下のように書けます。見事に1行です。C言語やC++で必要だった#includeやmain関数の宣言は不要です。
print("Hello World")
PaizaCloudの実行例です。
バージョンを確認した後に対話モードで実行します。対話モードに入ったところで、上記プログラムを入力します。出力を確認してquit()で終了します。
ファイルに保存して実行する例です。nanoエディタでhelloworld.pyというファイルを作成して、pythonで実行しています。
PythonでのHello World その2
C++のクラス形式と同様に、明示的にクラスを使うことも可能です。
以下のように書くことが出来ます。
class HelloWorld:
def hello(self):
print("Hello World")
helloWorld = HelloWorld()
helloWorld.hello()
今回のようなシンプルな処理では冗長に見えます。
一方で、規模が大きくなると「スクリプト的に始めて、必要に応じてクラス化」できる柔軟さは利点です。
実行結果は1行でのプログラムと同じです。
Pythonの特徴まとめ
-
インタプリタ型
CやC++のようにコンパイルを経ず、そのまま実行できる。試しながら書けるのが強み -
マルチパラダイム言語
手続き型(関数を使った処理)
オブジェクト指向型(クラスを使った設計)
関数型(ラムダ式やmap/filterなど)
など複数の書き方を柔軟に選べる。 -
シンプルな文法
1行からすぐ始められる手軽さ(今回のHelloWorld その1 のように) -
豊富な標準ライブラリと外部ライブラリ
数値計算、データ分析、機械学習、Web開発など世界中のエンジニアが作ったライブラリが膨大にあり、すぐに利用できる。 -
可読性の高さ
インデント(字下げ)によってブロックを表すため、読みやすさが保たれる。
Pythonは「とりあえず1行から始められる手軽さ」と「大規模開発や最先端分野にも対応できる拡張性」の両方を持っている言語です。学びやすさと応用範囲の広さが、世界的に人気を集めている理由といえます。
さいごに
Pythonは私自身も最近ではメインのプログラム言語の一つとして利用しています。私が言うまでもなくライブラリの豊富さは大変強力でありがたいことだと思います。
今回はここまでです。
ありがとうございます。