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Markdownでかけなかったアレ、Asciidocならこうかけますよ。

Last updated at Posted at 2018-02-21

AsciidocというMarkdownに似た軽量マークアップ言語があります。
Asciidocの基本的な使い方等は参考文献に譲るとして、ここでは「Markdownでかけなかったアレ、Asciidocならこうかけますよ」っていうのを書きたいと思います。

画像はVSCodeでPreviewした結果です。

順序有りリストの途中でコードを書く

Markdownで順序有りリストの途中にコードを書くと残念なことになってしまいます。

qiita.md
1. まずこうします。
2. 次にこうします。その時叩くコマンドはこれです。
\``` (適当にエスケープしています)
$ echo "hoge"
\``` (適当にエスケープしています)
3. 最後にこうして完了。

これを表示させるとこうなります。

01.md.png

「最後にこうして完了。」の部分が「1.」になってしまっています。
途中でコードを入れたことで順序リストが一旦終わってしまったんですね。

これはAsciidocだと回避することができます。

qiita.adoc
== 順序付きリスト

. まずこうします。
. 次にこうします。その時叩くコマンドはこれです。
+
----
$ echo "hoge"
----
+
. 最後にこうして完了。

01.adoc.png

+を書くことで「まだリストが続きますよ」ということを表すことができるのです!

テーブル

Markdownではテーブルは標準では(HTMLを使わないと)かけないので、各自同時実装しているのが現状です。
各自、微妙に書き方が違っていて困りものなのですが、それ以上に困るのがセルの結合です。
特に縦の結合については、それがかけるMarkdownの処理系というのは(少なくとも自分は)知りません。

Asciidocではテーブルは標準表示でセルの結合も使放題です。

qiita.adoc
== テーブル

|===
|1     |2  |3 |4
|5 2.2+|6 1.3+|7
|8
|9   2+|10
|===

02.adoc.png

書き方も複数用意されていて、csvで書くこともできます。

qiita.adoc
[format="csv", options="header"]
|===
アーティスト,トラック,ジャンル
Baauer,Harlem Shake,Hip Hop
The Lumineers,Ho Hey,Folk Rock
|===

ファイルのインクルード

Asciidocでは他のファイルをインクルードすることができます。これがめちゃくちゃ便利!

qiita.adoc
include::other.adoc[]
other.adoc
=== Other

他のこと

03.adoc.png

応用

ファイルのインクルードと先程のテーブルのcsv記法やコードの表示を使えばcsvファイルやプログラムファイルも読み込めちゃいます。

qiita.adoc
=== csvをテーブルとして表示

[format="csv", options="header"]
|===
include::other.csv[]
|===

=== プログラムの埋め込み

[source,ruby]
----
include::other.rb[]
----
other.csv
国,首都,人口(2006) CRLF
日本国,東京,127767944 CRLF
アメリカ合衆国,ワシントン,300007997 CRLF
other.rb
require 'sinatra'

get '/hi' do
  "Hello World!"
end

03-2.adoc.png

注釈

Asciidocではこんな注釈が用意されています。
地味に嬉しい。

04.adoc.png

最後に

どうでしょうか?
Asciidoc使ってみたくなってきたでしょうか?
GithubやGistはもう対応しているようなので、自分は今後は積極的にAsciidocを使っていきたいと思っています。
皆さんも是非。

QiitaもはやくAsciidocに対応するべき!

参考文献

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