4
2

More than 1 year has passed since last update.

GrafanaでDocker Desktopのコンテナを監視する

Posted at

現在、業務の方でGrafanaというソフトウェアを使っています。
Grafanaの公式ブログで、「Grafanaなら簡単にDocker Desktopの監視ができるぜ」という趣旨の記事を見かけました。
家ではたまにDockerを動かす機会があり、折角なので試してみることにしました。
概ね上記の記事の通りにやっていきます。興味がある方はそちらもご覧ください(英語)。

軽く用語説明

GrafanaとDockerについて、簡単に説明します。
Grafanaは運用監視の統合ソフトウェアです。メトリクス – 例えばCPU使用率やネットワークのトラフィックといった時系列データを可視化したり、閾値を設定してアラートを発報したりできます。
Dockerはコンテナ技術による仮想化ソフトウェアです。所謂VMってやつですが、Dockerで動かすVMは専らコンテナと呼ばれてます。

実践

Grafanaにサインアップ

家のPCではGrafanaを導入してないので、まずはGrafanaの導入から。
今回はGrafana CloudというSaaSを使ってみます。なんと無料です。
GrafanaアカウントかSSOでサインアップして、インスタンス名を入れるだけ。
スクリーンショット 2023-06-13 203837_mod.png

これで、Grafanaが使えるようになりました。すごい!

Docker Desktop監視の追加

ではここからDocker Desktopの監視を導入していきます。

GrafanaのConnectionsの追加で、”Docker Desktop”を選択します。”Docker”で検索すると2つヒットするので注意。
スクリーンショット 2023-06-13 204752.png

選択後、指示の通り、Docker DesktopにGrafana拡張機能をインストールします。
説明文のリンクから飛べます。インストールしたらGrafana側の”Install”を押します。

スクリーンショット 2023-06-13 204827.png

スクリーンショット 2023-06-13 204240.png

Docker DesktopとGrafanaの連携をするため、APIトークンの生成をします。

適当に名前をつけて”Create API token”をクリック。下にAPIトークンが表示されます。
その下にはDocker Extention側に入力する設定値が表示されます。

スクリーンショット 2023-06-13 205057_ed.png

下側の設定値をDocker Desktop側の所定の場所(Connection Variables)にコピペします。
貼り付けたら、”Connect to Grafana Cloud”をクリック。
スクリーンショット 2023-06-13 205129_ed.png

“Sending data to Grafana Cloud” と出たら成功です。これでGrafana側にメトリクスが送信されるようになり、連携は完了です。
スクリーンショット 2023-06-13 205259.png

ダッシュボードについて

Dashboardの方に進むと、3つのダッシュボードが作成されています。

  • Docker Desktop - Docker Overview
    • Dockerコンテナのメトリクス。CPU使用率、メモリ使用率などなど。
  • Docker Desktop - Docker Logs
    • Dockerコンテナのログの情報…のはずなんですが筆者の環境ではコンテナのログが取れず。内容としてはログ件数やワーニング・エラー数など。
  • Docker Desktop - Node Exporter
    • Dockerホストのメトリクス。コンテナ側と概ね同じ。

Minecraftのコンテナを動かしている時のOverviewはこんな感じです。

2023-06-13 21.30.48 hogehoge.grafana.net b54b41d40986.png

上部にDockerインスタンスやコンテナの絞り込み機能があるように、複数のDocker環境を一元管理できるのでしょう。大規模な環境でも俯瞰で見れるので業務での活躍もできますね。

4
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
2