はじめに
2025/5/12(月)に開催された「みのるんさんとMCPの"今"をキャッチアップ! 試した事例と学びを語り合うLTラッシュ」に参加しましたので、イベントレポートを執筆しました。
Xハッシュタグ:#mcp_lt_rush
本記事は個人的なメモを共有する形でまとめておりますので、一部表現が簡略化されている場合があります。ご了承ください。
今回は6セッション+スポンサーLTx2が実施されました。
各セッション資料は更新され次第、リンクをアップデートします。
セッション資料は最後にまとめてあります。
MCP入門解説
- MCP → Model Context Protocol
- MCP の何がうれしいのか?
- これまでバラバラだったAIエージェント用ツールの「提供のしかた」「呼び出し方」が共通化され、エコシステムを形成しやすくなる
- SDKもあるので自分でも作れる
- MCPのアーキテクチャ
- MCPホスト(使う側)
- Claude Desktop
- Cline
- Amazon Bedrock エージェント
- MCPサーバー(提供する側)
- サーバーといいつつクライアントアプリ内で動作するケースが多い
- プラグイン拡張機能と理解するとわかりやすい
- 2種類ある
- ローカルMCPサーバー:現在の主流
- MCPクライアントと1つのホスト内で動作しているもの
- リモートMCPサーバー:HTTP、Streamable HTTP
- MCPクライアントとは異なるホストで稼働しているもの
- ローカルMCPサーバー:現在の主流
- Playwright MCP
- AWS MCP Servers
- MCPホスト(使う側)
- 公式GitHubで言語ごとのSDKやサーバー実装例がある
- GitHub、Googleドライブ、Slack、PostgreSQL...
- 自分で作ってみると、理解が10倍深まる
- MCPとRAGは何が違うの?
- 自分のアプリ内だけであればRAGでOK
- 下記のような場合MCP
- 自分のRAGデータを他人のAIアプリにも公開したい
- みんなが使っているデータを自分のAIアプリからも参照したい
書籍「やさしいMCP入門」がAmazonで予約開始
関連資料:
Figma x MCPでデザインシステム開発を加速させたい
- デザインシステム開発やること多すぎ問題
- 技術広報も兼務しているのでデザインシステムだけやるわけにはいかない
- チームでの分業もそう簡単にはできない
- Figma用のMCPサーバーがGitHubで公開されていたので利用
- 前評判は、自動でコンポーネントが生成できる、自動でCSSが生成できる
- ホントか? 🤔
- Figma → code:構造がしっかりしていれば、かなり正確なものが生成させられる
- 見た目だけのファイルだとうまくいかない
- code → Figma:エンタープライズプランじゃないと無理
開発・保守ビリティは上がりそう
ハルシネーションの発生は意識しないと危険
APIに対する知識とtoolsを読めないなら使うべきではない
MCPでモノが動くとおもしろい ― 生成AI×スマートデバイスのアプリ開発
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bitlock MINIをMCPで動かしてみる
- BLE (Bluetooth Low Energy) 通信で制御する
- 周囲のBLEデバイスをスキャン&コマンド送信
- 周囲のBLEデバイスをスキャン
- 「電波強度でもっとも近い3台のデバイスを見つけて」
- 「近い」しか言っていないが、一般知識から「高いか低い」を判断していた
- コマンド送信
- マニュアルの数十個のコマンド使用からHEXを組み立てた
- 他の自社製品と組み合わせると
- AIが自動ドアを開ける、エレベータを呼ぶ、ということができる
- 応用例
- スマートフォンアプリの開発テスト
- ファームウェアの開発テスト
- MCPサーバー開発のアイデア
- マニュアルの解読を任せる
- GatewayやProxyとしてのMCP
現実世界に干渉する生成AI。
デザインシステムとMCP
- Zenn の記事が人生初のプチバズり!
- デザインシステムからUIを実装できるか?
- Figma x AI における課題
- Figma MCPから取得した情報だけでは正確なUI実装がむずかしい
- コンポーネントの対応関係がわからないと、名前から推測したりして間違う
- デザインシステム固有の仕様をAIが知らない
- よって、AIはそれっぽいコードを生成する
- デザインシステムのMCPサーバー化
- AIがデザインシステムを理解
MCPサーバーで、AIに正しい情報を届けることができる!
GitHub Copilot Agent でする MCP STREAMABLE HTTPまで
- SSE(Server-Send Events:サーバーからクライアントへの一方向の通信を実現するストリーミングデータの伝送方式)の課題
- Streamable HTTPの登場
- ステートレスなサーバーを実装できる
- SSEの代替または補完として注目されている
- session_idがなくなっていることがわかる
MCPで研究! Claude+Jupyter+Notionで、文献調査から実験+結果報告までオート実行!
発表資料:未
- MCPの強みとは?
- 従来のシステム(RAG)の場合
- メリット:生成AIの自由度が低く再現性が高い
- デメリット:できることがきまっている
- MCPの場合
- メリット:生成AIの自由度が高く、さまざまなタスクが実行できる
- デメリット:不確実性が高い
- 従来のシステム(RAG)の場合
- MCPに研究をさせたら?
今後のMCPには、技術検証を勝手にやってくれることを期待する
【スポンサーLT】GLOBIS
【スポンサーLT】ROSCA
発表資料:未
- TechGardenの紹介
- ROSCAが運営するエンジニア向けコミュニティ
- 超参加型がモットー
- 来月から本格始動予定
参加は下記から!
資料まとめ