Linodeとは
Linodeについてはこちらを参照。
Code Serverとは
Code Serverは、VS Codeのバックエンドの部分をサーバー上で稼働し、WebベースのアクセスでVS Codeを操作できるようにしたものです。
Web経由でのアクセスをセキュアに行え、どこからでも開発を行うことができ、VS CodeをインストールできないChromebookやiPadなどでも快適に開発を行えます。
Linode構築する Code Server
LinodeでCode Serverを構築するメリットとしては以下が挙げられます。
- 個人専用のサーバーを用意でき、ローカルでの重い処理も快適になる
- マーケットプレイスを利用することで簡単に構築が可能
- 低コストで予測しやすい費用で構築が可能
- インスタンスの費用は月額5ドルから利用が可能
- 一定の転送量がインスタンス費用に含まれいる
Linodeの構築
今回は最小のLinodeインスタンスで構築するため、月額の費用は5ドルからとなります。
コンソールにログインし、LinodesからCreateを選択します。
Marketplaceの検索項目に「vs code」と入力し、「VS Code Server」を選択します。
VS Code Serverのセットアップを行います。
最小のLinodeインスタンスの場合、入力項目は2つです。
- Web UIにアクセスするパスワード
- SSL認証に必要なメールアドレス
今回はAdvanced Optionの設定は省略します
リージョンとインスタンスタイプを選択します。
インスタンスタイプの選択については以下を参照ください。
今回はリージョンは日本で最小のインスタンスタイプを選択します。
インスタンスの設定を行います。
Linode Label:インスタンス名
Root Password:Rootパスワード
SSH Keys:RootのSSH公開鍵
Marketplaceで対応しているOSはDebianとなります。
問題なければCreate Linodeを選択し、起動します。
Visual Studio Code Serverにアクセス
サーバーが起動したら、接続に利用するDNSをコピーします。
xxx-xxx-xxx-xxx.ip.linodeusercontent.com へブラウザでアクセスします。
ログインするためにパスワードが表示されるため、先程設定した内容を入力します。
WebブラウザからVisual Studio Codeの操作が可能となります。
Visual Studio Code ServerはPWA に対応している為、Chromeなどの対応したブラウザで開くとアプリ化することができます。
これで以下のように、アプリのように利用することが可能となります。
さいごに
今回はマーケットプレイスを利用した簡単な構築方法の紹介となりましたが、好きなOSを選択したい場合にはLinodeのサーバーを構築した後に以下を参考にインストールすることが可能です。
Linodeは今回のような低コストで維持したい個人の開発環境など、様々な用途で利用することができます。
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