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プログラミング雑記 2026年2月28日

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Last updated at Posted at 2026-02-27

本日も、ネットに流れるトピックから個人的に興味を引かれたものを拾っていきます。

AIの進化スピードに振り落とされそうになりながらも、なんとか面白そうな情報をかき集めてみました。少しでも皆様のインプットの助けになれば幸いです。

この記事への感想等コメントで頂けるとありがたいです。

プログラミング雑記2026年2月28日.jpg

プログラミング

Go言語

Goチームは、2026年3月3日(火)の米国営業時間中に Go 1.26.1 および Go 1.25.8 をリリースする予定と発表しました。これらのマイナーリリースには、標準ライブラリに対するセキュリティ修正が含まれており、対象のCVEは CVE-2026-27137、CVE-2026-27138、CVE-2026-25679、CVE-2026-27142 の4件です。本メールはセキュリティポリシーに基づく事前告知です。


このブログ記事は、Go言語がメモリ割り当てのパフォーマンス改善に取り組む方法について述べています。

主な内容:

従来、スライスの動的拡張時にヒープ割り当てが繰り返され、ガベージコレクションの負荷が増していました。Go 1.25以降では、コンパイラがスタック上にメモリを割り当てる最適化を自動実行します。

重要な改善:

  1. 固定サイズスライス(Go 1.24):サイズが既知の場合、スタック割り当てで0割り当てを実現

  2. 可変サイズスライス(Go 1.25):コンパイラが32バイトの小さなバッファをスタックに確保し、必要に応じてヒープにフォールバック

  3. append最適化(Go 1.26):初回append時からスタックバッファを使用。途中でスタック容量を超えた場合のみヒープ割り当てに移行

  4. escaping slice最適化(Go 1.26):関数から返すスライスでも、最終的なコピー時のみヒープ割り当て。複数回の割り当てと削除を避けられます

開発者は手動最適化より、コンパイラの自動変換に頼り、本当に重要な部分に集中できるようになりました。


Golang Codes は、ブラウザ上でGo言語をインタラクティブに学べる無料・オープンソースの学習プラットフォームです。VS Codeと同じMonacoエディタを内蔵しており、コード例をクリックして編集・実行でき、ローカル環境の構築は不要です。変数、構造体、ゴルーチン、チャネル、デザインパターンなど24以上の体系的なレッスンが用意されています。レッスンの受講やコード実行でXP(経験値)を獲得できるゲーミフィケーション要素もあり、学習の進捗を追跡できます。GitHubでのコミュニティ貢献も歓迎されており、エンジニアによるエンジニアのための実践的な学習環境を提供しています。

Python

PydanticチームによるPython向けAIエージェントフレームワーク「Pydantic AI」の紹介記事です。

LLMの出力は単なる文字列であり、OpenAI APIを直接使って構造化出力を得ようとすると、スキーマ変換やバリデーション失敗時のリトライ処理など多くのコードが必要になります。Pydantic AIでは、Agentoutput_typeにPydanticモデルを指定するだけで、スキーマ生成・LLM呼び出し・バリデーション・自動リトライが一括して行われます。field_validatorなどPydanticの型制約もそのまま活用でき、プロバイダーの差異も吸収されます。さらに、外部処理を「ツール」として組み込む仕組みや、依存性注入によりテスト・本番環境の切り替えも容易です。LLMをPythonらしく型安全に扱いたい場合の有力な選択肢として紹介されています。


JavaScript

このページはJavaScriptの最新情報を紹介する週刊ブログです。今回の記事は3つの主要なトピックを扱っています:

  1. Electrobun v1リリース - TypeScriptでクロスプラットフォームのデスクトップアプリを構築できるフレームワーク。Bunをランタイムに使用し、ネイティブ機能やウィンドウ管理をサポート

  2. Deno v2.7リリース - Temporal API、Windows ARM対応、npmオーバーライドなどの新機能を追加

  3. Oxfmt Beta - Rustフォーマッター関連のツール

JavaScript開発者向けの重要な更新情報をまとめた記事です。


.NET

2026年2月27日のWeekRef.NETの記事では、Microsoft開発関連の主要なアップデートが紹介されています。Visual Studio2月アップデートがリリースされ、Polyglot Notebooksが非推奨化されることが発表されました。また、Visual Studioにカスタムエージェント機能が追加され、ビルト済みおよびユーザー作成のエージェントが利用可能になります。さらに、Avalonia 12.0プレビュー1がリリースされました。加えて、AWS SDK for .NET、Azure Cosmos DB v3、Azure SDK for .NETなど複数のライブラリがアップデートされています。


Visual Studio Code

GitHub Copilotの次編集提案(NES)をカーソル付近だけでなく、ファイル内の任意の場所に拡張する機能を開発した。関数のリネームや引数の型変更など、離れた箇所への連鎖的な編集を予測するため、編集箇所を予測する専用の「位置モデル」と、編集内容を生成する既存モデルを組み合わせたマルチモデル構成を採用。過剰なジャンプ提案を防ぐため、強化学習(RLVR)で「ジャンプすべきでないタイミング」も学習させた。A/BテストではNES経由のコード記述量が23%増加。今後はファイルをまたぐ提案や、位置と内容を同時予測する統合モデルの開発を予定している。


SQL Server

VS Code向けMSSQLExtension v1.40がリリースされ、6つの主要機能が追加されました。

ADS移行ツールキット:Azure Data Studioの接続設定やキーバインドをVS Codeへ移行。

データベースオブジェクト検索:テーブルやストアドプロシージャ等を即座に検索。

基本データベース管理(プレビュー):DB作成・名前変更・削除をUIから実施。

フラットファイルインポート(プレビュー):CSVやTXTファイルをウィザードでSQLテーブルへ取り込み。

バックアップ&リストア(プレビュー):ディスクまたはAzure Blob Storageへのバックアップ・復元をUI操作で実行。

クエリプロファイラー(プレビュー):Extended Eventsによるリアルタイムのクエリ監視をVS Code内で実現。

これらにより、外部ツールへの切り替え不要でSQL開発が完結できるようになります。


GitHub

GitHub Mobileに「ライブ通知」機能が追加され、CopilotなどのAIコーディングエージェントの進捗をスマートフォンでリアルタイムに確認できるようになりました。GitHub.comやCLIで開始したセッションの状態(進行中・完了・失敗・キャンセル)が通知され、タップすることでプルリクエストに素早くアクセスできます。iOS 17.2以上およびAndroid 16以上に対応しており、不要な場合は設定から無効化も可能です。


GitHub Actions では従来、アーティファクトのアップロード時に自動でZIP圧縮されており、ダウンロード後に解凍する手間が生じていました。今回のアップデートで、ZIP化しないままアップロード・ダウンロードできるようになりました。これにより、ブラウザから単一ファイルをそのまま閲覧・ダウンロードでき、圧縮ファイルが二重にZIPされる問題も解消されます。利用するには actions/upload-artifact v7 でパラメータ archive: false を設定し、ダウンロード側は v8 へのアップデートが必要です。なお後方互換性のため、デフォルト値は true(ZIP化あり)のままです。


GitHub ActionsのmacOS 26ランナーイメージが正式リリース(GA)されました。パブリックプレビューを経て、最新のmacOSとXcodeツールを使ったアプリのビルド・テスト環境として利用可能です。Apple Silicon(arm64)とIntel(x64)の両方をサポートしており、ワークフローファイルで使用できるラベルは macos-26(arm64標準)、macos-26-intel(x64標準)、macos-26-large(x64大)、macos-26-xlarge(arm64特大)の4種類です。


GitHubのIssuesダッシュボードにセマンティック検索機能がパブリックプレビューとして順次公開されます。自然言語で複数リポジトリにまたがるIssueを検索できるようになります(1月にIssue一覧ページで好評だった機能の拡張)。なお、リポジトリ未指定の検索は上位100リポジトリに限定され、フィルターのみや完全一致検索(引用符使用)は従来の字句検索が使われます。また、ラベル・マイルストーンピッカーの改善、サブIssue作成時のローディング表示追加、Projects でのエージェント割り当て時の不具合修正なども含まれます。


Tool

Rustで開発されたCLIツール「md2docx」は、MarkdownファイルをWord形式(.docx)に変換するツールです。既存ツールの課題である図表番号の自動付与に対応し、日本語ビジネス文書作成に特化。游明朝・游ゴシックを標準搭載し、見出しの自動採番やインデント制御をTOML設定で管理できます。手動調整の負担を軽減します。


論文・その他

プラットフォームエンジニアリングとは、開発者向けの内部プラットフォーム(IDP)を整備し、ソフトウェア開発の効率化・生産性向上を図るアプローチです。

注目される背景には主に3つの課題があります。①クラウドやAI・マイクロサービスなど技術の多様化による開発環境の複雑化で、開発者の認知負荷が増大していること。②激化するビジネス競争に対応するため、スケーラブルかつスピーディな開発が求められていること。③2030年に最大約79万人のIT人材不足が予測されるなど、人材不足が深刻化していること。

これらの課題に対し、開発者がセルフサービスで利用できるIDPを提供することで、本質的な業務への集中と生産性向上を実現しようとするのがプラットフォームエンジニアリングの目的です。


自動テスト戦略の3つの主な方式を比較した記事です。2009年の「テストピラミッド」はユニットテストを重視し、2018年の「テストトロフィー」はフロントエンド向けで統合テストに注力、「BDD」は自然言語でE2Eテストを定義します。重要なのは"どの戦略が正しいか"ではなく、「何を守りたいのか」「どこで失敗を検知したいのか」をチーム内で共有することです。AI生成コード時代には、ユニットテストより製品全体の振る舞いを保証するテストの重要性が高まる可能性も示唆しています。


本書『UX for Business』は、理想と現実の狭間で奮闘するデザイナーのための実践書です。著者のジョエル・マーシュ氏は300以上のプロジェクトを手がけたUXアーキテクトで、UXをビジネスの価値創造に結びつける考え方と手法を解説しています。第1部ではeコマース・B2B・AIプロダクトなど状況別のUX設計を、第2部では組織内の人間関係や立場ごとの向き合い方を扱います。「価値・診断・確率」からなるVDPフレームワークを軸に、現場で実際に成果を生むUXの実践を学べる一冊です。


エージェンティックコーディング・仕様駆動開発

AI によるコード生成の高速化に対し、コードレビューが追いつかないという課題に対処するため、DeNA のエンジニアが AI エディター「Cursor」を活用した取り組みを紹介した記事です。

主なアプローチは2つです。①Graphviz を用いた関数呼び出しグラフの自動生成により、1次元のコードテキストでは把握しにくい構造的な依存関係を視覚化して認知負荷を軽減。②プロンプトを Cursor コマンドとして定義することで、グラフ作成や PR 説明文の生成などの定型作業を自動化・標準化し、チーム全体で品質を均一化。

これらにより月間約8時間の工数削減を実現し、レビュアーが本質的なレビューや設計議論に集中できる環境が整ったとまとめています。


AI

Google

GoogleのDeepMindは2026年2月26日、最新の画像生成モデル「Nano Banana 2(Gemini 3.1 Flash Image)」を発表しました。

本モデルは、高品質な画像生成で好評を博した「Nano Banana Pro」の高度な機能と、Gemini Flashの高速処理を統合したものです。主な特徴として、Geminiのリアルタイム検索情報を活用した高度な世界知識、マーケティング素材などに使える精確なテキスト生成・多言語翻訳、最大5キャラクター・14オブジェクトの外見を維持できる被写体の一貫性、ユーザーの複雑な指示を忠実に再現する精度の高い指示追従、512pxから4Kまでの多様な解像度・アスペクト比対応などが挙げられます。

Nano Banana 2は本日より、GeminiアプリやGoogle検索(AIモード)、AI Studio、Google Cloud(Vertex AI)、動画制作ツール「Flow」、Google広告など、Googleの幅広いプロダクトに順次展開されます。

さらに、AI生成コンテンツの識別技術も強化されており、SynthIDとC2PAコンテンツ認証情報の組み合わせにより、AI利用の有無だけでなく「どのように使われたか」まで確認可能になります。SynthID検証機能はリリース以来、既に2,000万回以上使用されています。


GoogleはNano Banana 2(Gemini 3.1 Flash Image)を発表しました。高品質な画像生成・編集を低コストで提供するAIモデルで、主な新機能は以下の通りです。

  • 強化された世界知識:ウェブ検索を活用したリアルな画像生成が可能
  • テキストレンダリングと多言語対応:画像内のテキストを複数言語で生成・翻訳できる
  • クリエイティブコントロールの向上:新アスペクト比(4:1、8:1など)、512px解像度、思考レベルの調整機能を追加

Gemini APIおよびGoogle AI Studioから有料APIキーで利用可能で、Vertex AIやFirebaseにも対応しています。


GoogleはVertex AI上で、最新の画像生成・編集モデル「Nano Banana 2」のエンタープライズ向け提供を開始しました。本モデルはFlashのスピードを維持しながらProレベルの品質を実現し、ウェブ検索を活用したリアルタイム情報による高精度なビジュアル生成、4Kアップスケーリング、テキストレンダリング・多言語対応、最大5キャラクター・14オブジェクトの一貫性維持などの機能を提供します。また、SynthIDとC2PAによるAI利用の透明性確保も特徴です。Adobe、Figma、Notion、WPPなど多数の企業がすでに活用しており、マーケティングやクリエイティブ制作の効率化に貢献しています。


Googleは2026年2月26日、AIを活用したGoogle Translateの新機能を発表しました。Geminiの多言語処理能力により、イディオムや口語表現など翻訳が難しい表現に対して複数の候補を提示し、それぞれの使い方やニュアンスも解説します。また「understand(理解する)」や「ask(質問する)」機能を通じて、特定の国や方言ごとの言い回しなど詳細な情報を確認することも可能です。この機能はまずアメリカとインドのTranslateアプリ(AndroidおよびiOS)で提供開始され、近日中にウェブ版にも対応予定です。


Anthropic

Anthropic CEOのダリオ・アモデイが2026年2月26日に発表した声明です。AnthropicはAIの国防活用に積極的に取り組んできたが、「大規模な国内監視」と「完全自律型兵器」 の2用途については、民主主義的価値の観点または技術的信頼性の問題から、契約に含めることを拒否している。これに対し米国防総省は、その制限を撤廃しなければAnthropicをシステムから排除し、「サプライチェーンリスク」に指定すると脅迫している。Anthropicはこの要求には応じられないとしつつ、引き続き国防省との協力を望んでいると表明した。


Microsoft

Microsoft Foundry Model Router は、AIコストを最適化するためのインテリジェントなモデルルーティングサービスです。プロンプトの複雑さをリアルタイムで分析し、シンプルなリクエストは安価なモデルへ、複雑なリクエストはプレミアムモデルへ自動的に振り分けます。アプリ側のコード変更は不要で、1つのエンドポイントで動作します。Balanced・Cost・Qualityの3つのモードがあり、実測では4.5〜14.2%のコスト削減が確認されています。


Microsoft Foundryは、AIの開発から運用までを一元化するエンタープライズ向けプラットフォームです。実験から本番環境への移行を支援し、セキュリティと統制を備えています。主な機能は、複数モデルへのアクセス、プロンプト調整やファインチューニング、評価・安全性管理、Azureへの統合です。Foundryは組織が責任あるAI開発を効率的に実行できるよう、一貫した環境を提供します。


GitHub Copilot

GitHub Copilot コーディングエージェントの主な新機能を紹介する記事です。

モデルピッカーの追加:タスクに応じて使用するAIモデルを選択可能になりました。シンプルな作業には軽量モデル、複雑なタスクには高性能モデルを使い分けられます。

セルフレビュー機能:エージェントがプルリクエストを作成する前に自動でコードレビューを行い、品質向上した状態でPRを提出するようになりました。

セキュリティスキャン:コードスキャン・シークレットスキャン・依存関係の脆弱性チェックがエージェント作業中に自動実行されます。

カスタムエージェント.github/agents/ にファイルを作成することで、チームのプロセスや規約に沿ったカスタムエージェントを定義・共有できます。

クラウドとローカルの連携:クラウドで開始したセッションをCLIでローカルに引き継ぎ、ブランチ・ログ・コンテキストを保持したまま作業を続けられます。


GitHub Copilot の使用状況メトリクスAPIが返すレポートのダウンロードURLが、新しいエンドポイントに変更されました。レポートデータやAPIの仕様・レスポンスのスキーマに変更はありません。

対応が必要な場合: ファイアウォールで特定のCDNドメインを許可リストに設定している場合は、既存の copilot-reports-*.b01.azurefd.net に加え、新たに copilot-reports-production-*.b01.azurefd.net を追加する必要があります。ダッシュボードUIからレポートをダウンロードしている場合は対応不要です。


AnthropicのClaudeとOpenAI CodexがGitHub Copilot BusinessおよびPro向けのコーディングエージェントとして利用可能になりました。github.com、GitHub Mobile、VS Code上で既存のGitHubワークフロー内から使用でき、追加サブスクリプション不要で既存のCopilotプランに含まれます。統一されたプラットフォームでリポジトリやIssue、PRなどへのアクセスを共有し、エンタープライズ管理・監査機能にも対応しています。


GitHubは、Copilotのコンテンツ除外ルールをプログラムで管理できるContent Exclusion REST APIをパブリックプレビューとして公開しました。このJSON APIは、組織・エンタープライズの管理者向けに提供され、GETおよびSETオペレーションをサポート。組織レベル・エンタープライズレベルの両方で利用可能で、大規模な自動化とガバナンスの効率化が図れます。


GitHub Copilotを使って、github.com上でプルリクエスト(PR)のタイトルを自動生成できるようになりました。PRのタイトル欄に表示されるCopilotボタンを押すと、コミットメッセージをもとに簡潔で説明的なタイトルが提案されます。より良い提案を得るには、具体的なコミットメッセージを書くことが重要です。本機能は1件以上のコミットを含むPRで一般提供されています。


GitHubは、github.com上のCopilot Chatにモデルネイティブのウェブ検索機能を導入しました。これにより、時事問題や時間に敏感な質問に対して、より迅速かつ正確に回答できるようになります。

対応モデルはGPT-5.1、GPT-5.1-Codex、GPT-5.1-Codex-Mini(パブリックプレビュー)、GPT-5.1-Codex-Max、GPT-5.2-Codexで、それ以外のモデルは引き続きBing検索を使用します。

利用可能なのはパブリックプレビューを有効にした有料Copilotサブスクライバーで、組織・企業は設定からオプトインできます。不要な場合は設定からオフにすることも可能です。今後、さらに多くのモデルや場面への展開が予定されています。


GPT-5.3-Codex が Copilot Enterprise・Business・Pro・Pro+ ユーザー向けに正式提供開始。GitHub.com、GitHub Mobile、Visual Studio Code、Visual Studio の Copilot Chat でモデルピッカーから選択できる。Business・Enterprise の管理者は Copilot 設定で GPT-5.3-Codex ポリシーを有効化する必要があり、有効化後に組織内ユーザーがモデルを利用可能になる。フィードバックは GitHub Community で受け付けている。


Perplexity

Perplexity は2026年2月25日、新サービス「Perplexity Computer」を発表しました。

現在のAIモデルは急速に高度化しており、その能力を最大限に引き出すシステムの構築が課題となっていました。Perplexity Computer はその解決策として、あらゆるAI機能を単一のシステムに統合した「汎用デジタルワーカー」です。

ユーザーが達成したい目標を伝えると、システムが自動的にタスクをサブタスクへ分解し、複数のサブエージェントを生成して並行処理を行います。各エージェントはウェブ調査・文書生成・データ処理・API連携などを担い、作業は非同期かつ自動で調整されます。実行環境は隔離されたクラウド上で、ローカル設定不要で利用できます。

特徴的なのは「マルチモデル・オーケストレーション」機能で、用途に応じて最適なAIモデルを自動選択します。推論にはOpus、リサーチにはGemini、画像生成にはNano Banana、動画にはVeo、軽量タスクにはGrok、長文処理にはChatGPTといった形で使い分けます。

現在は Perplexity Max サブスクリプション向けに提供開始されており、近日中に Enterprise Max ユーザーにも展開予定です。


OpenAI

Pacific Northwest National Laboratory and OpenAI partner to accelerate federal permitting

OpenAIとアメリカ合衆国エネルギー省傘下の太平洋岸北西部国立研究所(PNNL)が連携し、連邦政府のインフラ許可プロセスを加速させるプロジェクトを開始しました。現在、環境・技術審査に数年を要し、イノベーションが遅滞し、コスト増加につながっています。両者は「DraftNEPABench」というベンチマークを開発し、AIコーディングエージェントが国家環境政策法(NEPA)の審査業務を効果的に支援できるかを評価します。このプロジェクトにより、許可取得期間の短縮が期待されています。


OpenAI Codex and Figma launch seamless code-to-design experience

OpenAIとFigmaが新しく統合機能を発表しました。CodexとFigmaを連携させることで、開発者はコードからデザインを自動生成したり、デザインをコードに実装したりできます。MCPというオープンソース標準を使用し、エンジニアとデザイナーの垣根を越えた協働を実現します。Codexは月間利用者100万人以上で、今年の使用量は400%以上増加。CiscoやNVIDIAなどの企業が既に導入しています。


LangChain

AIエージェントは従来のソフトウェアと異なり、自然言語という無限の入力空間を持ち、LLMの非決定的な挙動により開発時の動作が本番環境と一致しないことがある。そのため、従来のAPMツールではなく、会話全体のログ取得や多段ステップの追跡が必要な専用の観測基盤が求められる。評価のスケールには「アノテーションキュー(人手レビュー)」と「LLMを評価者として活用する自動評価」の組み合わせが有効で、本番トレースを継続的に分析・改善サイクルに組み込むことが重要です。LangChainはこれらを実現するLangSmithを提供しています。


本書は、生成AIを日常的に使いながらも「仕事が変わった実感がない」と感じるビジネスパーソンに向けた一冊です。生成AIを「魔法の杖」として頼るのではなく、自分の思考をどう重ねるかが重要だと説きます。「理解する・選択する・対話する・やってみる・仕組みをつくる・進化する」という6つのアクションを通じて、生成AIに振り回されず、自分自身を仕事の中心に置く考え方と実践法を解説。ツール操作の習得にとどまらず、「素の実力」を高めることの大切さも強調しています。


論文・その他

ETH ZurichとLogicStar.aiの研究によると、コーディングエージェントに渡すAGENTS.mdなどのコンテキストファイルは、LLMが自動生成した場合、成功率を平均2ポイント低下させ、コストを20〜23%増加させることが判明した。エージェントは指示を忠実に守るが、それが余分な作業を増やし、核心的なタスクへの集中を妨げる。一方、開発者が手書きしたファイルは平均4ポイントの改善をもたらすものの、コストも上昇する。LLM生成ファイルが既存ドキュメントの焼き直しになりやすい点が主な問題。実務的には、自動生成は避け、手書きする場合はリポジトリ固有の必要最小限の情報に絞ることが推奨される。


RAGシステムの精度向上には、チャンキング工程が重要です。本記事は、異なるチャンキング戦略(固定長チャンク、セマンティック分割など)がどのタスクに最適かを検証。モデル選定やプロンプト設計も重要ですが、「文書をどう切るか」がより検索精度に大きな影響を与えることを実証しており、タスク別の最適戦略選択の重要性を強調しています。


このO'Reillyの記事は、セマンティック層の実装例を紹介しています。セマンティック層は、企業全体で統一されたデータの真実の源を提供し、BIツール、Excel、APIやAIエージェントから同じガバナンスされた指標にアクセスできます。

4つの主要なテーマが紹介されています:

  1. セマンティック層は予想外の場所に現れている(チャットボットなど小規模な用途にも利用される)
  2. AIが推進力となっており、組織がセマンティック層を優先する理由はAI対応
  3. 開発者の作業を削減し、信頼できるデータアクセスを実現
  4. 最大の課題は技術ではなくデータ品質の一貫性と正確性

実装企業は、指標の分散化、複雑なアクセス制御、信頼性の低いAI分析といった問題を解決できたと報告しており、セマンティック層はAI駆動型アナリティクスにおける基礎インフラとなりつつあります。


Microsoftの研究チームが、マルチモーダル大規模エージェント学習での本番環境での失敗を報告しています。標準的なポリシーグラディエント法は、スケール・異質性・長い予測地平線では勾配信号が劣化することを発見しました。対策として5つの手法を開発しました:

(1) 段階的目的カリキュラム - 初期段階で検証可能な信号のみで訓練し、後から嗜好信号を導入

(2) 有効サンプルサイズ監視 - ESS低下時に近傍失敗軌跡を注入

(3) 分散補正正規化 - 軌跡長や信号源の分散を考慮

(4) 制約形成 - 軟らかいペナルティで政策が能力向上できるように

(5) 混合地平線訓練 - 異なる長さの軌跡を同時に訓練。

これらにより、複雑なマルチモーダル環境での信頼性あるエージェント学習を実現しました。


クラウド

Azure

2026年2月のAzure SDKリリースの主な内容は以下の通りです。

Azure.Core 1.51.0 (.NET) では、ASP.NET Coreとの統合向けにMicrosoft.Extensions.ConfigurationおよびMicrosoft.Extensions.DependencyInjectionのサポートが追加されました。また、クライアント証明書のローテーション機能や、GetHashCode()呼び出し時のNullReferenceException修正も含まれます。

corehttp 1.0.0b7 (Python) では、OpenTelemetryを用いたネイティブトレーシングのサポートが導入され、タイムアウト処理の改善やリトライポリシーのバグ修正も行われました。

Azure Content Understanding in Foundry Tools 1.0.0b1 (Python) は初のベータリリースで、Azure AI Foundryを使ったドキュメント・音声・動画コンテンツの分析機能を提供します。

また、Dell-StorageやResource-Deployment Stacksなどの管理ライブラリの安定版リリースや、GoおよびPython向けの複数のベータ版リリースも含まれています。


Azure DocumentDBは、MicrosoftがAzure上で提供するフルマネージドのMongoDB互換データベースです。オープンソースエンジン(MITライセンス)をベースに、既存のMongoDBドライバーやツールをそのまま利用でき(99.03%の互換性)、コード変更不要で移行が可能です。

料金はコンピューティングとストレージの独立したスケーリングに基づくシンプルな従量課金制で、スループット単位の計算やライセンス費用は不要。35日分のバックアップも無料で含まれます。

オンプレミス・ハイブリッド・マルチクラウド環境にも対応し、Microsoft Entra IDやAzure Monitorとのネイティブ統合も備えます。さらに、RAGパイプライン向けにベクター検索機能も内包しており、AIアプリ開発にも対応しています。


GitHub Copilotの導入効果を正確に測るには、利用率データだけでなく、ソフトウェアデリバリー指標(デプロイ頻度・PR速度・障害率など)との相関分析が必要です。オープンソースのApache DevLakeは、GitHub・Jira・Jenkins等20以上のツールのデータを一元管理するデータウェアハウスです。MicrosoftチームはDevLakeにGitHub Copilotプラグインを追加し、Copilotの採用率とDORAメトリクスを紐付けた「インパクトダッシュボード」を構築。「Copilot採用率75%以上の週はPRサイクルタイムが33%短縮、デプロイ頻度が2倍」といった具体的な成果を可視化できます。全パネルはSQLクエリで自在にカスタマイズ可能です。


Microsoftが「Sovereign Cloud」の機能を拡張しました。Azure Local、Microsoft 365 Local、Foundry Localにより、企業は政府や規制産業の要求に対応しながら、完全にインターネット切断された環境でも、クラウドガバナンス、生産性ツール、大規模AIモデルを安全に運用できるようになります。データと制御をお客様の主権境界内に保つことで、規制要件の厳しい組織をサポートしています。


OS

macOS

Microsoftは、OneDrive for MacのActivity CenterをSwiftUIで再設計し、macOS 26 Tahoe以降でLiquid Glassデザインに対応したアップデートのロールアウトを開始した。新しいActivity Centerは、同期状態の表示やサムネイルプレビュー付きのコンパクトなUIを備え、ファイルやエラーへのワンクリックアクセスが可能。ダイアログもmacOSネイティブ仕様に刷新された。長年QtベースだったアプリがSwiftUIへ移行したことで、よりmacOSに統合されたデザインが実現。対応バージョンはBuild 26.017.0126.0002以降で、なおMac App Store版は現時点では未更新。


Linux

Ubuntu 26.04のFeature Freezeが完了し、3月12日のUI Freezeに向けた調整期間に入った。今回はglibc 2.43の投入が注目点で、軽微な問題はあるものの致命的な障害はなく導入予定。OpenJDKのデフォルトが25系になるほか、壁紙コンテストの上位5作品が採用される。Xubuntu 20周年を記念した独自の壁紙コンテストも開催中。また、Ubuntu Wikiの廃止に備えたアーカイブがGitHubに公開された。さらに2027年のDebConf27が北海道旭川市で開催されることも決定した。


Android

Googleは2026年2月、「Android 17 Beta 1」をリリース。例年のDeveloper Previewをスキップし、年2回のSDK更新体制へ移行した。これはAIの進化速度にOSを追従させるためで、AIエージェントのモバイル実装を加速させる狙いがある。新機能「Handoff」でスマホの作業を別デバイスへシームレスに引き継げるようになり、オンデバイスAI基盤「AICore」の活用も深化。また、Android 17をターゲットとするアプリは大画面での画面回転・サイズ制限が禁止され、レスポンシブデザインが必須となった。OSはAIと人間が協調して操作するプラットフォームへと再定義されつつある。


UX・システム: アプリをフローティングウィンドウで表示できる「Bubbles」機能、画面上の任意ピクセルから色を取得できる「EyeDropper API」、プライバシーを保護した連絡先ピッカーなどが追加されました。

接続・クロスデバイス: 近くのAndroidデバイスへアプリの状態を引き継ぐ「Handoff API」や、UWBを活用した屋内ナビゲーション対応の「高度測距API」が導入されました。

プライバシー・セキュリティ: ローカルネットワークアクセスに新たな実行時権限が必要になり、SMSのOTP保護が強化(ほとんどのアプリで3時間の遅延アクセス)されました。

Platform Stabilityは3月を目標としており、一般公開はその後数か月後の予定です。


Windows

Microsoftは開発チャネル向けにWindows 11の新しいプレビュービルドをリリース。主な追加機能は、バッチファイルのセキュリティ強化、Bluetooth LEオーディオの共有機能拡張(個別の音量スライダー対応)、Narrrator用の新コマンド、タスクバーアニメーションの改善、ストレージ管理とADLaM キーボード入力の信頼性向上。これらの機能は段階的に展開され、フィードバックに基づいて最終化される予定。


Windows 11 Insider Preview Build 28020.1673(Canaryチャネル)がリリースされました。主な更新は、Emoji 16.0の新絵文字追加、Backup & Restoreでの自動設定復元、Quick Machine Recoveryの自動有効化、タスクバーの組み込みネットワーク速度テスト機能などです。その他、カメラのパン・チルト操作対応、Windowsアームデバイス向けRSAT対応、File Explorerダークモード改善など多数の機能改善が含まれています。


アプリケーションソフトウェア

Excel

Excelの「Agent mode」がローカルファイルに対応しました。従来はクラウド上のExcelファイルのみが対象でしたが、今回の更新でWindows/Mac上のローカル保存ファイル(.xlsx、.xlsb、.xlsm形式)をMicrosoft 365 Copilot Chatで分析・クエリできるようになります。これにより、オフライン環境での生産性向上が実現されます。Windows版2512以上、Mac版16.105以上で利用可能です。


Microsoft 365 CopilotがOutlookに新機能を追加しました。「予定の自動リスケジュール機能」です。ユーザーが会議設定時に「競合が生じた場合、Copilotにリスケジュールを許可」をオンにすると、Copilotが自動的に予定を変更します。利用者が指定した利用可能な日時の範囲内で、最適な時間帯に予定を移動させ、二重予約を防ぎます。手動調整の手間を削減でき、ユーザーは常に確認・変更が可能です。Teams、Outlook for the web、新Outlook for Windowsで提供予定です。


Microsoft 365 Copilotの2月更新では、ユーザーとIT管理者向けの主要機能が追加されました。

ユーザー向け機能: Copilot Chatでテキスト選択と拡張された情報源設定が可能になり、SharePointリストとの連携が強化されました。プロジェクトマネージャーエージェント、Copilotモバイルウィジェット、ブランドキット作成機能などが追加されました。Wordではデフォルトでドキュメント編集が可能になり、PowerPointではエージェント型の機能が実装されました。Outlookでは会議スケジューリング支援と準備機能が強化されました。

IT管理者向け機能: Copilot Dashboardに「パワーユーザーレポート」と「インテリジェントサマリー」が追加され、採用状況の把握が容易になりました。管理センターに「Copilot対応状況ページ」が新設され、デプロイメントの計画と追跡が改善されました。フェデレーション型Copilotコネクタが利用可能になり、外部サービスとの連携が拡大しました。Microsoft Defenderにはエージェント向けのセキュリティ機能が追加されました。


ハードウェア

PC

バッファローは2026年2月26日、同年7月をもってBlu-rayドライブの販売を終了すると発表しました。後継機種の予定はなく、対象製品はポータブルBDドライブ「BRXLPT6U3E」「BRXLPTV63B」「BRXLPTWOU3」の3シリーズです。受注状況により販売終了時期が前後する可能性があるとのことです。同社は長年の愛顧への感謝を述べています。

感想:
今使っているドライブを大事にしないと。既に自作向けのBDドライブは入手が難しい。


MicrosoftはASUSおよびDellと提携し、Windows 365専用のCloud PCデバイス2製品を発表しました。ASUS NUC 16 for Windows 365は超小型(約0.7L)のミニPCで、最大3画面に対応。Dell Pro Desktop for Windows 365はファンレスのコンパクトデスクトップで、58カ国での提供を予定。両製品とも2026年第3四半期の一般提供を目指しています。これらのデバイスはWindows 365に直接起動し、ローカルデータやローカルアプリを持たない安全な設計で、Microsoft Intuneで簡単に管理できます。


プラネックスコミュニケーションズは2026年2月27日、PCI Express 3.0(x2)接続対応の10GBASE-T LANカード「GPE-XGT」を発表しました。最大の特徴はRealtek「RTL8127AT」チップ採用による消費電力約2.5Wという省電力設計で、発熱を抑えつつ安定した10Gbps通信を実現します。10GBASE-Tのほか5G/2.5G/1G/100BASE-TXにも対応し、最大16KBのジャンボフレームもサポート。標準・ロープロファイル両対応のブラケットが付属し、対応OSはWindows 10/11およびLinuxなど。価格は税込14,800円で、3月上旬発売予定です。


業界動向・時事

2025年12月の特許出願件数が8万2188件となり、前年同月比約169%増(約2.7倍)に達しました。過去10年間でも同水準の出願は確認されておらず、異例の数字です。2025年の年間出願件数は35万8313件で、年間35万件超は2008年以来。急増の理由は特許庁も詳しく答えていませんが、企業によるAIの進展が影響していると業界関係者は見ています。


デジタル庁が発表した2025年12月末時点の調査によると、全国の自治体が進める標準準拠システムへの移行で、遅延するシステムが全体の25.9%に達しました。遅延のある自治体は935団体と半数以上。SEの確保が想定以上に必要になり、ITベンダーがスケジュールを大幅に見直したことが主因とされています。


みずほ銀行の再々委託先が、システム開発で使用していた専用端末の記録媒体を紛失した。紛失媒体には個人5483人、法人顧客4万3054社、従業員9601人の情報が含まれている可能性がある。含まれる顧客情報は氏名、住所、口座番号、残高などだが、データは暗号化されており「第三者が読み取ることは極めて困難」という。現在、紛失物捜索とパスワード無効化などの対応を実施中。不正利用は確認されていない。


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