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プログラミング雑記 2026年7月17日

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今日もネットの海から拾ってきた、個人的に気になった技術ニュースや記事を厳選してお届けします。ご意見や補足があればコメントで教えていただけると嬉しいです。

プログラミング

Go言語

GoLand 2026.2がリリースされ、Goアプリケーションの理解と改善をより少ない手間で行えるようになりました。

最大の目玉は、新しい「Go Optimization」ツールウィンドウです。プロファイリング、エスケープ解析、構造体最適化を一つのワークフローに統合し、追加設定なしで通常のGoアプリケーションをプロファイル可能になりました。CPUやメモリ使用量をリアルタイムで監視でき、パフォーマンスデータをコード上に直接可視化できます。また、Go 1.27で追加されたゴルーチンリークプロファイルにも対応し、プロファイルビューアはフレームグラフやコールツリーなど複数の表示形式に刷新されました。さらに、構造体のフィールド順序を自動最適化してメモリ使用量を削減する機能や、コンパイラのエスケープ解析結果をエディタ上で確認できる機能も追加されています。

コードの現代化についても強化されており、公式のgo fixツールと統合し、Goの新しい言語機能や標準ライブラリへの移行提案をエディタ内で確認・適用できるようになりました。プレコミットチェックへの自動組み込みも可能です。

Docker ComposeやTerraformとの連携も改善され、docker-compose.yml内でのサービス操作やテンプレート生成、Terraformテストフレームワークのサポートが追加されています。

AI関連では、再利用可能なワークフロー知識を管理する「エージェントスキルマネージャー」、AIコード補完モデルの選択機能、GitHub Copilotの統合が新たに導入されました。

そのほか、実行・デバッグ設定の自動作成、ファイル保存の非同期化、大規模プロジェクトでのコード解析の高速化、Gitワークツリー機能の改善など、全体的な応答性とワークフローの向上が図られています。


JavaScript

この記事は、JavaScript関連の最新リリース情報をまとめたものです。

まず、TypeScript 7.0がリリースされ、Go言語に移植されたネイティブ版のtscがnpmパッケージとして公開されました。ただし、プログラム向けAPIは未公開のため、既存ツールが対応できない場合があるとのことです。

次にnpm 12では、セキュリティ強化の一環としてライフサイクルスクリプトの制御機能がデフォルトで無効化され、2FAを回避できるトークンの利用も段階的に制限されていく方針が示されています。

さらにNext.jsは、月1回程度の事前告知付きセキュリティリリースを行う新方針を発表し、緊急時には従来通り随時パッチを提供するとしています。

このほか、pnpm、Chrome、Electron、Node.jsの新バージョン情報や、Cloudflare Workersのキャッシュ機能、認証ライブラリBetter AuthのVercel参加、各種開発ツール・ライブラリの紹介も掲載されています。


Java

IntelliJ IDEA 2026.2がリリースされました。今回のアップデートでは、Java 27やKotlin 2.4といった最新のJVM技術に対応し、開発者が新しい機能をすぐに活用できるようになっています。

Springの開発面では、データベースマイグレーションのワークフローが改善され、Spring Securityに関する情報もより詳しく確認できるようになりました。また、デバッグ機能も強化され、新たにログポイントが追加されたほか、実行時の出力からソースコードへのナビゲーションもスムーズになっています。

AI関連では、GitHub Copilotとのネイティブ連携やエージェントスキル、サードパーティ製プロバイダーによるAI補完のサポートが追加されました。さらに、依存関係の補完機能、Gradle 10への早期対応と移行支援、Gitのコンフリクト解消フローの簡素化、Docker Composeまわりの改善など、生産性を高める機能も充実しています。

このほか、TerraformのテストフレームワークやTypeScript 7.0にも対応し、安定性・パフォーマンス・使いやすさの面でも多数の改善が加えられています。


.NET

GitHub Copilotのモダナイゼーション機能を活用し、レガシーなASP.NETアプリを.NET 10へ移行する手順を学べる無料のハンズオンコース「.NET Modernization for Beginners」が公開されました。評価・計画・実行・Azureへの公開という4章構成で、各段階を実践しながら学べます。


Visual Studio

Visual Studioで拡張機能を組織単位に管理できる「プライベートマーケットプレイス」のプレビュー参加を呼びかける記事です。


SQL Server

この記事は、T-SQLのストアドプロシージャで「SET NOCOUNT ON;」を使うと不要な行数メッセージが抑制され、パフォーマンスや動作の予測可能性が向上することを解説しています。


認証・認可

この記事では、1Passwordが新たに発表した「Credential Broker」機能を紹介しています。

CI/CDパイプラインやAIエージェントが常時保持してしまう長期的な認証情報のリスクに着目し、必要な作業のタイミングだけ最小権限の短命な認証情報を発行する仕組みを提供します。

まずはGitHub Actionsを対象にプライベートベータを開始し、今年後半にはAIエージェント向けにも拡張予定とのことです。


1Passwordは、AIエージェントのClaudeがパスワードやワンタイムコードを直接見ることなくログイン操作を代行できる連携機能を発表しました。認証情報はClaudeのモデルには渡らず、ユーザー承認後に1Passwordがページへ直接入力します。またAgentic Modeにより、AIがブラウザを操作する際に拡張機能が自動でロックされ、許可された範囲のみアクセス可能になります。


JetBrains


ツール

SSH2の脆弱性修正やXMODEM・ZMODEMの通信不具合を修正した、Tera Term 5.6.2のリリースです。


GitHub / GitHub Copilot

GitHub Actionsのホスト型macOSランナーでXcode 27がパブリックプレビューとして利用可能になり、対応ラベルを指定するだけで最新ツールチェーンでのビルド・テストができるようになりました。


GitHub Enterprise Cloudの管理者向けに、Visual Studio Subscriptionの割り当てをプログラムで取得・紐付け・解除できる新しいREST APIエンドポイントが追加されました。


リポジトリ管理者がプルリクエストを完全削除せずに一般公開から除外できる「アーカイブ」機能が追加されたことを紹介する記事です。


GitHub Projectsのフィルターバーで、ANDやORを使った高度な検索が可能になり、複雑な条件のビューを1つで作成できるようになりました。


AI

OpenAI

Supply Co. x Work Louder | OpenAI

OpenAIとWork Louderが共同開発した「Codex Micro」は、Codexのエージェント状態をRGBで確認でき、ジョイスティックやダイヤルで操作・推論レベル調整ができる専用キーボードです。価格は230ドルで、7月24日出荷予定です。

感想:

ネタかと思ったらベタだった。


GPT-Red: Unlocking Self-Improvement for Robustness | OpenAI

OpenAIが発表した「GPT-Red」という自動レッドチーミングモデルについての記事です。従来、AIモデルの脆弱性を見つける人手によるレッドチーミングには限界があり、モデルの能力向上に安全対策が追いつかないという課題がありました。

そこでOpenAIは、自己対戦の強化学習を用いてGPT-Redを訓練しました。GPT-Redは攻撃側として、防御側の複数のLLMに対してプロンプトインジェクションなどの攻撃を仕掛け、成功すれば報酬を得る仕組みです。防御側も攻撃を防ぎながら本来の作業を完了することで報酬を得るため、互いに強くなっていきます。

このGPT-Redを実際のモデル訓練に組み込んだ結果、最新モデルのGPT-5.6はプロンプトインジェクション攻撃への耐性が大幅に向上し、通常の性能を落とすことなく安全性を高められたと報告されています。今後もこの手法を拡張していく方針とのことです。


Google

GoogleはNotebookLMを「Gemini Notebook」に名称変更したと発表しました。2023年にProject Tailwindとして登場して以来、3000万人以上のユーザーと60万以上の組織に利用されてきた研究支援ツールです。

今回のリニューアルでは、各ノートブックに安全なクラウド環境が追加され、コードの記述・実行によるデータ分析が可能になります。まずGoogle AI Ultraユーザーなどから提供が始まり、順次Proユーザーにも展開される予定です。

また、Geminiアプリとの同期にも対応し、今後は検索のAI Modeにもノートブック機能が組み込まれる予定とのことです。


Google が発表した「LiteRT.js」は、AIモデルをブラウザ上で直接高速実行できるJavaScript向けライブラリです。

CPU向けのXNNPACKやGPU向けのML Drift、今後対応予定のNPU向けWebNNなど、ネイティブの高速化技術をWeb上でも活用できる点が特徴です。

これにより、サーバーコストを抑えつつプライバシーを守りながら、低遅延なAI処理をブラウザ内で実現できるようになります。


この記事は、Google DeepMindとIsomorphic Labsが発表したバイオレジリエンス(生物学的分野における危機対応力)への取り組みについて説明しています。両社はAIモデルの悪用防止と、政府・研究機関による感染症対策への活用支援を目的としており、過去1年で15以上の政府・バイオセキュリティ機関とのパートナーシップを構築しました。取り組みは「防止」「検知」「対応」の3本柱で構成され、AlphaFoldやAlphaGenomeなどの技術を活用しています。


Google CloudのGemini Enterprise Agent PlatformにParallel Web Systemsが新たなグラウンディングプロバイダーとして統合され、AIエージェントがリアルタイムのウェブ情報をもとに正確な回答を生成できるようになったことを紹介する記事です。


Google Vidsに「Gemini Omni」と「パーソナルアバター」という2つの新機能が追加され、自然言語での動画生成・編集や、自分に似せたアバターでの出演が可能になったことを紹介する記事です。


GoogleがAI Mode検索内でInstacartやCanva、YouTube Musicなど手持ちのアプリを直接連携できる機能の米国展開を開始したことを紹介する記事です。


Anthropic

Claude Cowork向けの新モデルClaude Fable 5は、長時間かつ複雑な多段階作業を自律的にこなせます。文脈や制約を伝えて目標を委任すれば、計画を立てて自ら検証しながら進めてくれます。効果的な活用には、ツール連携や文脈提供、作業内容の確認など、プロンプトの工夫が重要になります。


本書は、AI時代におけるプロダクトデザイナーの役割を問い直す技術書です。GoogleのTensorFlowプロジェクト経験を持つ著者が、非決定論的なAIとの向き合い方を解説しています。入力・計算・出力という構造に沿ってAIインターフェースのデザイン原則を体系的に整理しており、AI専門知識のないデザイナーでも読み進めやすい内容となっています。


論文・その他

このリポジトリ「colibrì」は、744億ではなく744Bパラメータの巨大MoEモデル「GLM-5.2」を、約25GBのRAMしかない一般的なPCでも動かせるようにするC言語製のランタイムです。

依存ライブラリなしで、専門家(エキスパート)重みをディスクからストリーミング読み込みする仕組みにより、少ないメモリでも精度を落とさず推論できる点が特徴です。速度は環境次第ですが、実測データも豊富に公開されています。

感想:

かめぶちさんに教えてもらった。

Azure Thursday Japan 499 - YouTube


LLMのコード修復ループに関する検証記事です。コード生成・翻訳などのタスクで最大10回まで修復を繰り返した結果、改善の大半は最初の3〜4回に集中し、それ以降はほぼ頭打ちになることが分かりました。効果を左右するのはモデル性能よりもフィードバックや検証方法などのワークフロー設計だと結論づけています。


AIコーディング支援は開発速度を体感的には上げても、実データでは効果が曖昧であることが複数の研究で示されています。真のボトルネックはコーディングではなくレビューやCI、意思決定にあり、AIは自信と実力の差を広げがちです。厳格なレビューやテスト、監視体制の強化が持続的な活用に必要だとされています。


この記事は、MozillaのMLOpsエンジニアであるChelsea Troy氏へのインタビューです。AI活用の評価基準はコード生成量ではなく、これまで時間不足で諦めていた実験や検証を行えるようになった点にあると論じています。また、新卒採用や技術面接、Python教育のあり方についても議論しています。


クラウド

Azure

Azure FunctionsのDurable Functionsを使い、MCPの長時間実行ツールをポーリング方式で実装し、将来のTasks拡張への移行も見据える方法を紹介する記事です。


業界動向・時事

AI需要の急増を見据え、大手電力8社が全国30カ所で変電所を新増設し、データセンター向けの送電網を先行整備するという内容です。


富士通は、ソブリンAI需要に対応する国産ハイエンドAIサーバを国内工場で一貫生産していることを紹介しています。2026年秋にはNVIDIAの最新GPU「Rubin」対応の新モデルの製造を開始する予定で、セキュリティと透明性を重視した国内生産体制が特徴です。


ソフトバンクなど44社が新会社「Noetra」を設立し、機械やロボットを自律制御する国産フィジカルAI基盤を開発します。国も最大1兆円を投じ、堺市に専用計算拠点を整備するなど支援します。

感想:

赤澤大臣まで革ジャン。日本が死なないためには国産LLMはやるしかないのよね。


AWSの「Amazon CloudFront」で世界規模の障害が発生し、PayPayやnote、ニコニコ生放送などのサービスに影響が出ています。

感想:

AWSが死ぬと世間が死ぬ。


ノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進さんが86歳で亡くなりました。


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