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プログラミング雑記 2026年6月30日

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2026年プログラミング技術動向の要点.jpg

今日もネットの海から拾ってきた、個人的に気になった技術ニュースや記事を厳選してお届けします。ご意見や補足があればコメントで教えていただけると嬉しいです。

プログラミング

.NET

WinApp CLIを使って、これまで煩雑だった.NETアプリへのパッケージIDの付与やMSIXパッケージの作成を、簡単なコマンドだけで実現できるようになった方法を紹介しています。


.NETにおけるクロスプラットフォーム2Dグラフィックスライブラリ「SkiaSharp」の初の安定版v4(4.148.0)がリリースされ、エンジンの最新化やOpenTypeバリアブルフォント対応、GPU描画の最大24%高速化、クリーンなAPIなど多くの改善が含まれていることを紹介しています。


.NET 8 と .NET 9 は2026年11月10日にサポート終了を迎えます。以降はセキュリティ更新やテクニカルサポートが提供されなくなるため、2028年11月までサポートされるLTSリリースの .NET 10 へのアップグレードが推奨されています。


Python

2026年10月リリース予定のPython 3.15で導入される「lazy imports(遅延インポート)」を紹介した記事です。import文にlazyというソフトキーワードを付けることで、モジュールが実際に使用されるまで読み込みを遅らせることができます。これにより、コマンドラインツールや複雑な依存関係を持つアプリケーションの起動速度やメモリ使用量の削減が期待できます。また、__lazy_modules__変数を使えばPython 3.14以前との互換性も維持できます。サンプルコードを交えながら、仕組みや使用上の注意点(関数・クラス内では使用不可など)もわかりやすく解説されています。


Kotlin

JetBrainsは、IntelliJ IDEA 2026.2よりKotlin Notebookの開発を終了し、プラグインをオープンソースとしてコミュニティに引き継ぐことを発表しました。


Excel

MicrosoftはExcelのCopilotに「スキル」機能を追加しました。これは財務・会計業務などの反復作業を自動化するワークフローで、財務スキルライブラリのサンプルをもとに、ユーザーが独自のカスタムスキルを作成することもできます。

作成したスキルはSKILL.mdファイルとしてOneDriveに保存するだけで、Copilotがそれを自動的に読み込んで活用できます。また、近日中にMicrosoft Marketplaceなどを通じてパートナー企業が提供するスキルの入手・構築も可能になる予定で、LSEG・Rampなど財務・ERPソリューションとの連携もすでに始まっています。


Git

Git for Windows v2.55.0がリリースされました。Git v2.55.0本体やOpenSSL v3.5.7、Bash v5.3.15など主要コンポーネントが更新されています。FSCacheの改善によるgit addの高速化や、旧Windows 10でのgit fetch無限ループなど複数のバグ修正も含まれています。なお、v2.55以降はWindows 8.1のサポートが終了する予定です。


Git 2.55がリリースされました。本バージョンでは100名以上のコントリビューターによる機能追加やバグ修正が行われています。

主なハイライトとして、インクリメンタルなマルチパックインデックスへの対応強化があります。git repack コマンドに新しいオプションが追加され、リポジトリのメンテナンスをより効率的に行えるようになりました。

また、git history fixup コマンドが追加され、過去のコミットに対する修正をより直感的な操作で行えるようになりました。これまで --fixup--autosquash を組み合わせる必要があった作業が一つのコマンドで完結します。

そのほかにも、fsmonitorデーモンのLinux対応、リーチャビリティビットマップの生成速度向上、git log --graph のレーン数制限オプション追加など、多岐にわたる改善が含まれています。


Claude Code

Claude Codeはコード作業のツールというイメージが強いですが、Anthropic公式の document-skills を導入することで、PDF・Excel・Word・PowerPointの処理も扱えるようになります。

ファイル形式ごとに専用Skillが用意されており、レビュー報告書やテスト項目書の作成、PDFからの表抽出なども自然文で依頼できます。

ただし、文書系Skillはsource-availableであり、中身の再配布や改変公開は避ける必要があります。


Zed

Rust製のOSSコードエディタ「Zed」を、導入から主要機能・設定・ショートカットまで網羅的に解説しています。Electronを使わないネイティブ実装による軽快な動作に加え、AI・Git・リアルタイム協業・リモート開発が標準搭載されており、乗り換えを検討している方のリファレンスとして活用できます。


Visual Studio

Visual Studio拡張機能のビルド・バージョン管理・公開をGitHub Actionsで自動化する方法を紹介しています。バージョン同期、VSIXギャラリーへのCI配布、Visual Studio Marketplaceへの公開の3つの再利用可能なアクションを組み合わせることで、繰り返しの多い作業を効率化できます。


GitHub / GitHub Copilot

「GitHub Desktop 3.6」が発表されました。複数ブランチを並行作業できる「git worktree」のサポートや、AI機能の基盤を「Copilot SDK」へ刷新し、モデル選択やBYOKに対応しています。AIによるマージ競合の解決支援機能も追加されました。利用には「GitHub Copilot」の有償プランが必要です。


GitHub Advisory Databaseへの脆弱性報告数が記録的な水準に達する中、GitHubがそのキュレーションチームの現状・課題・対応策を詳しく解説しています。


GitHubのリポジトリ管理者が、Issueの作成を書き込み権限を持つコラボレーターのみに制限できる新機能が追加されました。


GitHub Copilotにおいて、インタラクティブなコーディングやエージェント的なワークフローでの応答性向上を目的とした、高速出力トークンスピードを実現する「Claude Opus 4.8(fast mode)」がプレビュー提供開始されました。


GitHub Actionsにおいて、書き込み権限のない外部ユーザーがトリガーできるイベント(pull_request_targetなど)に対し、デフォルトブランチのキャッシュトークンを読み取り専用に制限するようになりました。これにより、キャッシュポイズニングを通じた権限昇格や秘密情報の漏洩リスクを防ぐことができます。


エージェンティックコーディング・仕様駆動開発

「ハーネスエンジニアリング」とは、AIが開発に参加しやすい環境を整える取り組みです。AIを制御するというより、役割分担やドキュメント整備を通じてAIと人間がチームとして機能できる土台を作ることを指します。

論文では、タスクの定義・コンテキスト管理・権限境界など11の責務と、H0〜H3という成熟度レベルが整理されており、成熟度が上がるほど「人間が判断できる証拠」が増えていきます。

筆者はこの考え方をもとに、AIの禁止操作の明文化、仕様ドキュメントの配置ルール、セッション開始・終了チェックリスト、機械検査スクリプトなどを実際のプロジェクトに組み込んでいます。ハーネスは一度で完成するものではなく、実運用を通じて育てていくものであり、まさに人間同士のチームビルディングに近い営みだと述べています。


AI

Ornith

DeepReinforceが発表したOrnith-1.0は、エージェント型コーディングに特化したオープンソースモデルファミリーです。9BのコンパクトなDenseモデルから397BのMoEモデルまで幅広いラインナップを揃えており、Gemma 4やQwen 3.5をベースに構築されています。

最大の特徴は「自己改善型トレーニングフレームワーク」です。人間が設計したスキャフォールド(実行環境の足場)に頼るのではなく、モデル自身がタスクに応じたスキャフォールドを生成・最適化しながら学習します。これにより、より高品質な解法を自律的に探索できるようになっています。

性能面では、旗艦モデルのOrnith-1.0-397BがSWE-Bench Verifiedで82.4点を達成し、Claude Opus 4.7の80.8点を上回るなど、同規模のオープンソースモデルの中で最高水準を記録しています。また、9BモデルでもGemma 4-31Bに匹敵する性能を発揮しており、エッジデバイスへの展開も視野に入れた実用的な選択肢となっています。


Google

GoogleがGeminiアプリに学習用の「study notebooks」機能を追加し、ユーザーはテーマを設定するだけでAIが診断クイズやレッスン・練習問題を生成し、理解度に応じた個別最適化された学習を無料で進められるようになります。


GoogleのRichard Seroter氏が「フルスタックAI」を解説しています。インフラからモデル、インターフェースまでを一貫して提供するGoogleのアプローチにより、高い信頼性とコスト効率を実現できます。開発者のスキルレベルを問わず活用できるツールが揃っています。


Google AI ProおよびUltraのサブスクライバーを対象に、Google MeetでGeminiが自動的に会議の文字起こし・要約・アクションアイテムをGoogleドキュメントに保存してくれる「Take notes for me」機能が利用可能になりました。


GeminiアプリがPersonal Intelligenceと連携し、GmailやGoogle Photosなどのデータをもとに、米国の全対象ユーザーが無料でパーソナライズされた画像生成を楽しめるようになりましたことをお伝えしています。


Anthropic

ClaudeモデルがMicrosoft Foundry(Azure上)で正式に一般提供が開始されました。既存のAzure認証・請求・ガバナンス機能と統合されており、データ所在地要件に対応したUSデータゾーンも選択できます。Claude Opus 4.8とClaude Haiku 4.5がMessages APIで利用可能です。


JetBrains

JetBrainsのAIエージェント対応開発環境「JetBrains Air」がWindowsに対応し、並列エージェント実行やマルチエージェントによるコードレビューなど、エージェントファーストな開発ワークフローをWindows開発者も利用できるようになりました。


AIアプリケーション開発

Microsoft Agent Frameworkを使ったAIエージェント開発シリーズの第2回です。CSVファイルの読み書き、リスクのある操作(取引など)を人間の承認でゲートするApproval機能、セッションをまたいだ永続的なメモリの3つの機能を、C#とPythonのサンプルコードを交えながら解説しています。


論文・その他

最新のAIエージェントが実際の専門業務(3Dモデリング・財務・医療画像診断など)をこなせるか厳しく検証した結果、完答率は最高でも24%にとどまり、操作ミスよりも「何をすべきか」という理解・方針の段階でつまずくケースが多く、丸ごと任せ切るにはまだ実力が追いついていないことが明らかになっています。


LLMを複数の工程につないだAIシステムでは、どこで失敗しているかが見えにくいため、プロンプトを修正しても精度が上がらないことがあります。

この記事では、各工程の出力をすべて記録して「失敗箇所を名指しする」ことが改善の出発点と解説しています。原因が特定できれば、まずプロンプトの修正を試み、それでも限界が来たときに初めて工程の構造変更に踏み込むという順序が有効です。

実験では従来手法と比較した結果、平均で+14.1ポイントの改善が確認され、特に構造変更が必要なタスクでは+25〜49ポイントもの大きな差が生まれました。また、モデルが変わると最適なプロンプトも変わること、「考えるモデル」特有のトークン配分の落とし穴など、現場で役立つ知見も豊富に紹介されています。


AIエージェントが会話・意味・手続きなど複数の種類のメモリを持つことでいかに継続的な協働者となれるかを解説し、OracleのOAMPを用いた実装例を交えながら、優れたメモリ設計がエージェントアーキテクチャの鍵であることを説いています。


AIをどう活用するかの結果は、ユーザー自身がどれだけの知識・文脈・思考を持ち込めるかによって決まるという考えを軸に、ファインチューニングとプロンプティングの違い、コーディング学習の今後の意義、そしてAIへの「恐怖」ではなく「活用」を出発点とすべき理由を、AIエデュケーターのHarper Carrollとの対談を通じて論じています。


クラウド

Azure

Spring AI 2.0の正式リリースに合わせ、Azure Cosmos DBがベクター検索・チャットメモリ・マルチエージェント対応の専用Springインテグレーションモジュールを提供し、Javaで本番グレードのAIアプリをより手軽に構築できるようになりました。


AWS

2026年6月22日週のAWSアップデートをまとめた記事です。AWS Summit Japan 2026の開催報告とともに、その週の主要なサービスアップデートが紹介されています。

注目のアップデートとしては、AIが生成したコードを安全に実行できる「AWS Lambda MicroVMs」の発表や、AI で脅威調査を自動化する「Amazon GuardDuty AI-powered investigations」のプレビュー提供などが挙げられます。

また、Amazon CloudWatch Logsでのsyslog取り込み対応、AMIの系譜管理を強化する「AMI Watermarks」機能、Swift向けIoT SDKの一般提供開始など、幅広い分野にわたるアップデートが盛りだくさんの一週間となりました。


エンジニア

技術キャッチアップ

急速に変化する技術トレンドに追いつけず"詰む"前に、気合や努力ではなく日常的に続けられる「仕組み」を作ることが重要だと解説しています。キャッチアップの失敗例を踏まえ、頑張らなくても回り続ける状態をいかに構築するかを提案している登壇資料です。


AIとお仕事

AIに頼りすぎてコードを読まずに実装した結果、バグや理解不足を招いた失敗談をもとに、AIのアウトプットを正しく評価するにはコードベースへの理解が不可欠だと説いています。AI時代だからこそ、コードをしっかり読んでコンテキストを掴むことの大切さを伝えています。


AIエージェントがタスク実装を担うようになった現代において、「割り振られた実装をこなすだけ」の働き方や組織は立場が危うくなりつつあり、今後エンジニアに求められるのはコードを書くことではなくエージェントが安全に走るパイプラインを設計し成果物をレビューする能力だと論じています。


SIビジネスの現場でAI(特にMicrosoft CopilotやCopilot Studio)の目覚ましい進化を日々体感しながら、それをどのように顧客へのメリットとして価格以外の形で提供できるか、まだ答えが見えない中でも模索し続けるエンジニアの率直な思いを綴った記事です。


OS

Windows

MicrosoftがWSL(Windows Subsystem for Linux)にLinuxコンテナ機能を統合した「WSL container」のパブリックプレビューを公開しました。新CLIツール「wslc.exe」やWindows向けAPIを提供し、サードパーティ製ツール不要でコンテナ開発が行えます。エンタープライズ向けにはIntuneやMicrosoft Defenderとの連携も予定されています。


macOS

AppleがmacOS 14 SonomaおよびmacOS 15 Sequoia向けに、クリップボード搾取やサンドボックス回避などWebKit関連の脆弱性31件を修正した「Safari v26.5.2」をリリースしました。


業界動向・時事

2026年6月30日、東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=162円台に下落し、1986年12月以来約39年半ぶりの円安水準を記録しました。米国でのインフレ再燃によるFRBの利上げ観測やドル買い需要の高まりが主因で、日米の金利差や日本の財政・エネルギー事情も円売り圧力を強めています。政府・日銀による為替介入への警戒感も高まっています。


ウクライナと中東の戦争を背景に、軍拡競争をやめ核軍縮・AI軍事利用規制・復興計画へと転換する「正気への道」を訴えるコラムです。冷戦期の外交官ミュルダールの警告を引き、日本にも核廃絶や復興支援での積極的な役割を求めています。


グーグルがAIモデル「ジェミニ」の提供能力の限界を超える需要をメタに求められたとして利用を制限し、メタの社内AIプロジェクトに遅れが生じていると英FTが報じています。


Gartnerの予測によると、生成AIの能力過大評価により2026年開始のメインフレーム離脱プロジェクトの7割超が失敗に終わる見込みで、2030年までに関連ベンダーの75%が事業転換または撤退を迫られるとされています。


GoogleはAIエージェント分野で「垂直統合」戦略を推進しており、独自半導体からAIエージェントまで各レイヤーを自社サービスでカバーしています。中核となるのは「Vertex AI」を機能拡張・改称した「Gemini Enterprise Agent Platform」で、AIモデルの構築から運用・セキュリティまでを一元管理しています。


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