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プログラミング雑記 2026年7月29日

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今日もネットの海から拾ってきた、個人的に気になった技術ニュースや記事を厳選してお届けします。ご意見や補足があればコメントで教えていただけると嬉しいです。

プログラミング

Go言語

Go 1.27の連載記事です。メモリ割り当て高速化やポスト量子暗号crypto/mldsa追加などの更新を紹介し、HTTP/3対応の進捗、そして実験的なSIMDサポートについて、ARM・WASM対応拡大や新しいsimdパッケージの使い方、ビット数による効率面の課題まで詳しく解説しています。


.NET

MCP C# SDKがv2.0に到達し、2026-07-28版のMCP仕様に対応することでステートレス通信やMulti Round-Trip Requestsなどの新機能を実現しつつ、v1との後方互換性も維持している点を紹介する記事です。


Python

Lucenは、Pythonのループを2つのコメントで囲むだけで並列化できるコンパイラです。安全かつ効果がある場合のみ並列実行し、逐次実行と完全に同一の結果を保証します。証明できない場合は自動的に逐次実行にフォールバックします。


Java

WinUI4KはKotlinやJavaから直接WinUI 3を扱えるライブラリです。WinRTのABIをJava FFI(Panama/JNA/JNR)で呼び出すため、C#やブリッジDLLが不要です。

Java 8以上で動作し、60種類以上のコントロールやWebView2、コルーky-tinesにも対応しています。SwingやJavaFXの資産をそのままWindows 11ネイティブなFluent Designに移行したい場合に適しており、Apache License 2.0で商用・非商用問わず無料で利用できます。


TypeScript

Vercel Labsは2026年7月24日、TypeScriptをネイティブ実行ファイルに変換するコンパイラ「scriptc」をApache 2.0ライセンスで公開しました。Node等のエンジン不要で実行でき、静的コードは高速にコンパイルされ、動的部分は内蔵のQuickJS-NGにフォールバックする仕組みです。


Kotlin

Kotlinのコード実行時にLLMを呼び出し、その結果を通常のKotlinソースコードとして永続化・再利用できるようにするオープンソースの研究プロトタイプ「KotlinLLM」を紹介する記事です。


Visual Studio

Visual Studioの7月アップデートでは、GitHub Copilot SDKを基盤とした新しい「Agent(プレビュー)」がCopilot Chatに追加され、より少ない対話で作業を進められるようになりました。

また、.NETやAzureの専門家が作成した組み込みスキルが利用可能になり、組織単位でCopilotの応答をカスタマイズできる機能も追加されています。

さらに、Gitのブランチをチャットの参照情報として添付できるようになり、C++ビルドでは異なるインストール先にあるピン留めされたツールセットも自動検出できるようになりました。


Azure DevOps

Azure DevOpsに、コミットメッセージの内容から組織全体のコミットを検索できる「Commit Search」機能が一般提供(GA)として追加されました。


Excel

2026年7月のExcel更新内容がまとめられています。Copilot in Excelでは、回答の根拠を確認しやすくする引用機能の強化、組織データを直接シートに取り込める同期コネクタ、ガバナンス済みのPower BIデータを分析に活用できる機能が追加されました。

さらに、ブランドキットやテーマデザインのスキルにより、ワークシートの配色やフォントを自動で整えられるようになっています。また、OpenAIのGPT-5.6とAnthropicのClaude Opus 5という新しいAIモデルもCopilot in Excelで選択できるようになりました。

加えて、Windows・Mac版ではAutoSaveがオフのワークブックでもCopilotが利用可能になり、利便性が向上しています。


Android

Jetpack Compose1.0リリースから5周年を記念し、その歴史や進化、コミュニティの貢献を振り返る記事です。


GitHub / GitHub Copilot

npmとGitHub Actionsを狙うサプライチェーン攻撃は、メンテナー侵害から始まり認証情報を盗み、それを使ってマルウェアを拡散する流れが典型的です。GitHubは各段階に対応する信頼済み公開や段階的公開、認証情報の失効機能などの対策を導入し、今後も強化を続けていくとしています。


GitHub Copilot for JetBrains向けプラグインが更新され、OpenTelemetry設定やモデル管理機能の強化、ClaudeエージェントフローでのMCPサーバー・カスタムエージェント利用などが可能になったことを紹介する記事です。


GitHub Actionsは、悪意のある可能性があるワークフローの実行を自動的に保留し、リポジトリの書き込み権限を持つ担当者が承認するまで実行しないようにすることで、パブリックリポジトリをサプライチェーン攻撃から保護します。


GitHub Advisory DatabaseがOpenSSFのmalicious-packagesデータを取り込み、npmやPyPIなど対象エコシステムを広げた形でDependabotのマルウェアアラートが強化されたことを紹介する記事です。


企業が管理するmanaged-settings.jsonによって、GitHub CopilotアプリとCopilotクラウドエージェントにもプラグインや承認プロンプトなどの統制ルールを適用できるようになったという内容です。


xAIの最新モデルGrok 4.5がGitHub Copilotで利用可能になり、高速なエージェント型コーディングや複雑な多段階ワークフローに対応しますとのことです。


AI

Moonshot.ai

Moonshot AIが公開した「Kimi K3」は、オープンウェイトのネイティブ・マルチモーダルなエージェント型AIモデルで、同社史上最も高性能なモデルとされています。Mixture-of-Expertsアーキテクチャを採用し、総パラメータ数は2.8兆、活性化パラメータは1040億に達します。独自のKimi Delta AttentionとAttention Residualsを組み合わせた新アーキテクチャにより、長時間のコーディング作業や複雑なエンジニアリングタスクを人手の介入なく遂行できる点が特徴です。

また、テキスト・画像・動画を同一モデル内で理解でき、最大100万トークンという長いコンテキスト長にも対応しています。学習段階からMXFP4量子化を組み込んだ効率的な設計も採用されています。

推論・知識、コーディング、エージェント作業、視覚理解などの多様なベンチマークにおいて、ClaudeやGoogle、GLMなどの主要モデル群と比較して優れた成績を収めており、特にコーディングやエージェントタスクで高い評価を得ています。モデル重みはKimi K3ライセンスの下で公開され、vLLMやSGLangなどのフレームワークでの利用や、専用API経由での利用が可能です。

感想:

オープンウェイトモデルが公開されました。とはいっても2TBを超えるサイズなのでデスクトップPCで動かせるようなサイズではないです。


NVIDIAやLinux Foundation、Microsoft、Hugging Faceなどが、AIエージェント全体を守るための技術を共有する新団体「Open Secure AI Alliance」を設立しました。

各社はエージェントの検査・追跡ツールなどを持ち寄り、防御側が自らモデルを運用できる環境づくりを目指しています。

背景にはHugging Face侵害事件があり、オープンウェイトモデルの意義を訴える共同書簡にも多くの企業が賛同しました。一方Anthropicは、危険な能力を持つモデルには公開前評価が必要だと主張しています。


Anthropic

Anthropicは、オープンウェイトモデルの禁止を支持したことは一度もないと明言しています。安全なオープンモデルは公共の利益になる一方、権威主義国家が軍事的優位や監視強化のためAIを利用すること、そしてサイバー・生物兵器などへの悪用リスクを懸念しています。

対策として、中国への先端半導体輸出制限と密輸取締り、産業規模の蒸留(distillation)の抑制、そしてオープン・クローズド問わず高性能モデルへの安全性テスト義務化の3点を提案しています。他社が支持する公開書簡の一部には同意しつつも、オープン性が安全対策を容易にするという主張には懐疑的な立場を示しています。

感想:

オープンウェイトモデルに対して消極的なのは予想通りかな。


MCPの最新スペック「MCP 2026-07-28」が公開されました。プロトコルはステートレスなコア構造に移行し、サーバーレスやエッジ環境への展開が容易になります。また、MCP AppsやTasksが拡張機能として標準化され、認可機能もOAuth 2.0やOIDCに対応して企業向けに強化されました。ClaudeでもこのMCP対応が順次展開される予定です。


OpenAI

How AI is expanding what people do at work

OpenAIの研究によると、ChatGPT利用者の多くが自分の職種以外の業務にAIを活用しており、非定型メッセージの43.5%が他職種の業務に該当します。特にカスタマー対応やデザイン職で顕著で、マーケティングやエンジニアリング関連の業務は職種を越えて広がりやすい傾向があります。また中小企業ほど職務の垣根を越えたAI活用が進んでいることも示されています。


Microsoft

Microsoftは、複数のAIモデルを組み合わせたエージェント型セキュリティ検出システム「MDASH」を発表しました。単一モデルではなく、100以上の専門エージェントが連携し、脆弱性の発見から検証、証明までを一貫して行う点が特徴です。

このシステムを用いて、Windowsのネットワークスタックや認証関連の機能から16件の新たな脆弱性を発見し、そのうち4件は深刻度の高いリモートコード実行の脆弱性でした。また、意図的に埋め込まれた21件のテスト用脆弱性をすべて誤検知なく検出し、過去のセキュリティ事例に対しても高い再現率を達成しています。

さらに、公開ベンチマーク「CyberGym」でも業界最高スコアを記録し、AIによる脆弱性検出が研究段階から実用段階へ進んだことを示す内容となっています。


Google

Gemini APIのManaged Agentsが機能強化されました。デフォルトモデルがGemini 3.6 Flashになり、コード変更なしで自動的に適用されます。

新たに「環境フック」機能が追加され、サンドボックス内でのツール呼び出しの前後に独自スクリプトを実行し、ブロックやリンティング、監査ができるようになりました。実際にOffDealという企業が、資料内のロゴ画像を自動検証する用途で活用しています。

さらにコスト管理や自動化のための機能も拡充されています。無料ティアでも利用可能になり、トークン消費量を制限するbudget控制機能や、cronスケジュールで定期実行できるトリガー機能、サンドボックス環境を管理するEnvironments APIも導入されました。


Perplexity

pplx(perplexity-cli)は、PerplexityのSearch APIをターミナルから使えるCLIツールです。ウェブ検索結果やページ内容をJSON形式で取得でき、人間だけでなくAIエージェントからの利用にも対応しています。インストーラーで簡単に導入でき、認証にはAPIキーを使用します。検索、コンテンツ取得、アップデート機能などを備えています。


論文・その他

RTX 3090(24GB)1枚で7Bモデルの事前学習に挑戦した記録です。8bit AdamWやCPU Offload、DeepSpeed ZeRO、NVMe Streamingなど6種のoptimizer方式が失敗し、最終的にoptimizer stateを削減する独自実装でVRAM22.6GB、約1770 tok/sの安定動作を達成しています。DataLoaderの隠れたボトルネックやtorch.compileの非互換性についても解説されています。


AIエージェントにバグ修正を依頼する際、人間向けに良いとされる報告書とは異なる特徴が有効であることが調査で示されました。修正方向の提案や実行可能な再現スクリプト、修正対象ファイルの明記が解決率を高め、逆に報告が長すぎると解決率は下がります。また見出しや箇条書きを外すだけでも成功率が下がり、書式自体が重要な情報として機能していることが分かりました。


AIがプルリクエストを大量に作る時代のレビュー実態を扱った記事です。GitHubの実測では、AI製PRのレビューなしマージ率は人間製に近づいていますが、集計方法によって独立レビューの増減の解釈が正反対になります。さらに現場の声からは、見た目の良さが警戒を緩め、設計意図の欠落や理解負債の蓄積がレビューの質と将来のレビュー力を下げる悪循環が指摘されています。


AIがコードを書けるようになったことで、提出物からは学生の理解度が分かりにくくなりました。この記事では、AI検出よりも「作業過程を見える化する」ことを重視すべきだと述べています。テキサス大学の実践として、教室で公開制作を行う、AIを対話相手・評価者として活用する、ライブコーディングで即興的に理解力を示す、という3つの取り組みが紹介されています。


クラウド

データーセンター

COMPUTEX会場での展示・セッションをもとに、次世代AIラックを支える電力供給技術を紹介する記事です。600kW級Kyberラックや800V DC給電、GPU裏面への垂直給電、10kW級チップ実現に向けたMIVR技術など、最新の電源設計動向が写真とともに解説されています。

感想:

1ラック1MWが視野に入っているのか。ちなみに日本の法規だとこのラックの電源配線をするには高圧・特別高圧の資格が必要ですね。

ちなみに1MWを英馬力に変換すると1,341HP。自動車だとケーニグセグ・アゲーラRS:と同じくらいの出力(消費電力)。ちなみにこのクルマは420km/h出ます。(実記録で)

そして、大きめのLNG火力発電所1ユニットで600から1000ラックしか動かせないという。


Azure

VS Code のSQL Database Projects拡張機能を使うと、テーブルのスキーマ移動や名称変更をrefactorlogに記録しながら実施できます。これにより、データ移動を伴わずにsp_renameやALTER SCHEMA TRANSFERを用いたデプロイスクリプトが自動生成され、複数環境やCI/CDパイプラインでも安全にデータベースを refactor できます。


OS

Windows

WindowsのASIO標準対応構想は、90年代からのヤマハとマイクロソフトの関係に加え、ARM版Windowsを推進するQualcommの参入で動き出したものです。ヤマハが開発を担い、GitHubでオープンソース公開されていますが、対応機種登録やMIDI 2.0問題などの課題が残り、実装完了はまだ発展途上とのことです。


業界動向・時事

CME Group(シカゴ・マーカンタイル取引所グループ)は、GPU市場情報のリーディング企業であるSilicon Dataと提携し、今年中に「コンピュート先物」を新たに立ち上げると発表しました。規制当局の審査を経て実現する予定です。

この新しい先物商品は、Silicon Dataが提供する世界初のGPUレンタル料金の日次ベンチマーク指数を基にしています。AI開発企業やクラウドサービス事業者、金融機関などが、急拡大するコンピュート市場における価格変動リスクを管理できるようにすることが狙いです。

CME GroupのCEOは、コンピュートを「21世紀の新しい石油」と表現し、AI時代の重要な資産クラスになりつつあると述べています。またSilicon DataやDRWの経営陣も、これまで不透明だったGPU価格の可視化と、ヘッジ手段の整備が業界の成熟に不可欠だと強調しています。


デジタル庁が、マイナンバーカードでの本人確認と行政手続きを一括で行える新アプリ「マイナアプリ」を8月25日にリリースすると発表しました。


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