プログラミング
.NET
.NET 10 Release Candidate 2が公開され、品質向上と安定性に注力されています。MAUIやEntity Framework Core、SDKで多数の修正や改善があり、Visual Studio 2026 InsidersやVS CodeのC# Dev Kitで利用可能です。本リリースは本番環境でもサポートされ、今後の正式リリースへ向けた最終段階となっています。
2025年10月の.NETおよび.NET Frameworkのサービス更新が公開され、複数のセキュリティ脆弱性(情報漏洩、サービス拒否、リモートコード実行等)が修正されました。.NET 8.0、9.0、.NET Framework各バージョンに対応し、累積的なセキュリティ・非セキュリティ修正が含まれています。
2025年10月14日号では、Uno Platform 6.3のリリース(.NET 10 Preview・VS2026対応、WASM画像デコード高速化、TabView改善など)、.NET 10に向けたGCのDATAS解説、ReSharper/Rider 2025.2.3の更新情報が紹介されています。Visual StudioのAIロードマップや主要ライブラリのリリース情報、コード品質可視化や.NET×Docker×AWS開発ガイド、C#やEntity Framework、非同期I/O、AvaloniaのWayland対応など最新記事・ツールが幅広くまとめられています
ReSharperがOpen VSX Registryで公開され、VS Code互換エディタで簡単にインストール可能になりました。拡張のアーキテクチャも軽量化され、初回起動時に必要コンポーネントをダウンロードする方式へ変更。これにより、より便利に最新バージョン利用やC#開発が可能となりました。
エージェンティックコーディング・仕様駆動開発
Anthropicが公開するClaude Codeのベストプラクティスを初心者向けに解説した記事です。ポイントは「CLAUDE.md」で開発ルールやコマンドをチームで共有し、サブエージェントを使って複雑な問題を効率的に解決すること、長時間の作業ではコンテキスト管理(/clearや/compactコマンド)を活用すること、権限設定やセキュリティ対策を重視し、GitHubなど外部ツール連携を推奨しています。段階的な開発フローやテスト駆動開発、並行作業のコツも具体的に紹介され、安全かつ効率的なAI駆動開発を目指す内容です。
Go言語
MSのビルドもアップデート。
Python
RDB
テーブルに気軽にカラムを追加することは、設計が不十分な兆候であり後々深刻な問題を招きます。代表例は正規化が不十分なマルチカラムアトリビュートや、複数エンティティの混在です。これにより、検索・一意性保証・更新ロジックが複雑化し、インデックス設計やパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。また、DBの変更はアプリより高コストで、移行時の負荷やダウンタイム、影響範囲調査も困難となります。安易なカラム追加は避け、正しいデータモデリングと慎重な設計が重要です。
オラクルは最新データベース「Oracle Database 26ai」を発表。AIベクトルサーチをコア機能に統合し、リレーショナル・テキスト・JSON・ナレッジグラフ・空間検索などと組み合わせて多様なデータ検索を実現。MCPサーバ対応で生成AIからのアクセスが可能になり、行・列・セル単位のプライバシー保護も強化。23aiからの簡単アップグレードが特徴で、Oracle Autonomous AI Lakehouseや無料開発利用版「Oracle AI Database Free」も提供開始。
SQL Server
SQL Server Management Studio 22 Preview 3が公開され、ARM64初期対応、GitHub Copilot統合(プレビュー)、クエリヒント推奨ツール、SSIS機能の復帰など多彩な新機能・改善が含まれています。また多くのバグ修正も行われています。
GitHub CopilotがSQL Server Management Studio(SSMS)22 Preview 3で利用可能に。T-SQL作成やデータベース操作をAIで支援、Copilotサブスクリプションで利用可。現時点では自動補完は未対応だが、今後機能追加予定。無料プランも利用可能。
SSMS拡張機能の作成方法や参考情報をまとめた記事。Copilot CLIを活用しSSMS 21向け拡張の検証を実施。Visual Studio拡張の知識が応用でき、公式・非公式サポート状況やGitHub事例も紹介。
MySQL
MySQL Group ReplicationのFlow Controlは、ノード間の遅延を検知し、書き込み速度を制御してデータ同期を保つ仕組みです。遅延ノードが追いつくまで、グループ全体の書き込み速度を低速化し、トランザクションの一貫性とパフォーマンスを両立します。設定値のチューニングが重要です。
PostgreSQL
PostgreSQL 18では、複合B-treeインデックスの「スキップスキャン」が追加され、WHERE句で先頭列が指定されなくても効率的にインデックス利用が可能になりました。これによりクエリ性能向上と不要なインデックスの削減が期待できます。
本
エラーやコンフリクトをあえて発生させることで、GitとGitHubの操作やトラブル対処法をハンズオン形式で学べる入門書。豊富な図やマンガ解説で、初心者や過去に挫折した人も安心して基礎からチーム開発まで習得できます。
AI
Microsoft
「Copilot on Windows」がMicrosoftやGoogleの個人サービス(OneDrive、Outlook、Google ドライブ、Gmailなど)と連携可能になり、メール・カレンダー・連絡先を自然言語で検索・応答、さらに内容をOffice文書やPDFに出力できる新機能が追加されました。
Azure AI Foundryは、既存のLLMを業務課題に合わせて効率的にファインチューニングできるプラットフォームです。高品質なデータや評価指標を用いることで、専門分野特化や精度向上、コスト削減を実現し、強力かつ安全なカスタムAIモデルの迅速な構築と運用を支援します。
Microsoftは、AI需要の増加に対応するため、ポルトガル・シネスのStart CampusデータセンターパークでNscaleから最新Nvidia GPU(Blackwell Ultra GB300)を1万2600基利用したAIデータセンターを2026年初頭に稼働予定。施設は再生可能エネルギーと冷却には海水を活用し、環境負荷軽減に配慮されている。
GitHub Copilot
GitHub CopilotとAIエージェントは、COBOLなどレガシーシステムの理解・近代化を支援し、現代の開発者にも対応可能にします。AIによるコード解析・ドキュメント化・依存関係可視化を行い、専門家と協力しながら効率的なモダナイゼーションを実現しています。ただし人間の検証が不可欠で、完全自動化には課題も残ります。
GitHub MCP ServerがGitHub Projectsへの対応を追加し、プロジェクト管理の自動化が可能になりました。また、デフォルトのツールセットやプルリクツールの統合など、サーバーの軽量化と機能集約も行われています。プロジェクト機能は設定で有効化が必要です。
AWS
10月6日週のAWS生成AI関連ニュースでは、Quick SuiteやBedrock活用事例、エージェント基盤導入、ヘルスケア向け新ビジョン発表、自治体デモなど多様な話題が紹介。Quick SuiteやQ Developerなどの新機能追加、サービスアップデートも実施されています。
Anthropic
AnthropicとSalesforceは提携を拡大し、Claudeを金融、医療、サイバーセキュリティなど規制産業向けAgentforceで利用可能にします。両社は業界特化AI開発やSlackとの連携を強化し、開発生産性や業務効率化を推進しています。
AIの経済的影響に対する政策対応を検討したAnthropicの研究概要。AIの進化に伴う労働市場や社会構造への不確実な変化に備え、政策のアイデアを3つのシナリオ(全体、加速、中速)ごとに9つ提案。労働者支援、税制改革、AIインフラ整備、富の分配など多様な方法で未来への備えを促している。
AIと産業
世の中にはこの検査を高速で行うひよこ検定士がいるのですが、常に人材不足だった。
ハードウェア
MSIのAI開発者向けミニPC「EdgeXpert」が発売。NVIDIA GB10搭載、最大2,000億パラメータのAIモデルに対応。4TB/1TBモデル、128GBメモリ、1PFLOPS性能で研究や開発分野に最適。
論文・その他
AIは啓蒙主義の価値観から離れてきている、という歴史家David Bellの論考をもとに、教育とAIの関係について論じています。AIが「思考の補助」なのか「思考の代替」なのかが問われ、事実やパターンの理解は人間自身が内面化しなければならないと述べています。教育の本質は「考えること」であり、AIは事実を集める助けにはなるが、思考停止や知識の所有を放棄してはならない、と強調しています。AI時代だからこそ人間が能動的に思考し、知識を自分のものとする姿勢が重要だ、と結論付けています。
クラウド
Azure
Azure Developer CLI(azd)2025年10月版では、レイヤー型プロビジョニングとサービス依存関係、自動デプロイ順序、新たなazd publishコマンド、拡張機能の自動インストール、認証強化など多くの機能追加が行われました。Go 1.25.0対応やサンプル・テンプレートも充実し、コミュニティ貢献も活発です。
2025年10月14日にAzure CLI v2.78.0がリリースされ、AKSやApp Service、ARM、Backupなど多くのサービスで新機能追加や不具合修正が行われました。詳細はGitHubリリースノートを参照してください。
2025年10月14日時点のAzure関連最新情報まとめです。AI変革を主導する開発者の役割や、オープンソースAI基盤の拡充、Entra IDトークン更新コードの一般提供、PostgreSQL 18など多数の新機能、AI時代に対応するインフラやAPI管理のサステナビリティ強化、Azure DevOps MCPサーバーGAなど多岐にわたるアップデート・技術情報が紹介されています。
エンジニア
ビジネス規模に見合ったお仕事の進め方
エンジニアが個人の合理的な判断によって最新技術や過剰な安定性設計を導入しがちな理由は、転職市場で評価される「ポータブルなスキル」や成功企業の事例を真似するインセンティブが働くからです。その結果、事業規模に不釣り合いなシステム構成や高コストとなり、経営を圧迫する場合が多いです。対策としては「シンプルさの評価」「技術選定プロセスの明文化」「外部レビューの導入」など組織的な仕組み作りが重要とされています。経営者は個人の合理性と組織の合理性を一致させることが求められます。
好きこそものの上手なれ
ITスクールSAMURAIの調査によると、プログラミング学習で97%が挫折を経験している 。主な原因は「不明点を質問できる環境がなかった」(27%)、「学習のモチベーションが続かなかった」(22%)、「エラーやバグ対処で心が折れた」(17%)。解決策として「気軽に不明点を聞ける環境」(37%)が最も求められている 。
まぁ、いろいろ理由はあると思うのだけど、結局続かないのはプログラミングが好きじゃないから。この仕事ぐらい「好きこそものの上手なれ」が当てはまる仕事も無い。
「生成AIに淘汰されるのは、目先の損得にばかりとらわれる人ではないかと考えている。この先、職業の形が変わったとしても、生き残るのは「基礎知識の重要性を理解し、学ぶことをやめない人」であることは間違いない。」
好きこそものの上手なれ
文書力
文章力とは「読む力」と「書く力」の循環で高まるものであり、両者は別々のスキルではなく、同じ根本にある。記事では、文章力を三段階(正確に書く・誤読されないように書く・心を動かすように書く)に分解し、一文一義や主語の明示、冗長さの回避といった技術的なコツ、そして読み手の知識枠組み(スキーマ)を意識する重要性を解説。さらに、共感を呼ぶエピソードや具体的体験の提示が「心を動かす」に繋がると語る。文章力向上には、読む・書く訓練を意識的に続けていくことが本質的であると締めくくっている。
OS
Windows
Windows 10は2025年10月14日でサポート終了し、今後セキュリティ更新が行われません。MicrosoftはWindows 11への移行やESU登録、PC買い替えなどを推奨しています。
最後のWindowsのはずだったのにね。
ハードウェア
PC
VAIO本社1階に開設された「VAIO Museum」では、歴代VAIOやソニー時代のPCなど技術の系譜を展示。来訪者はエントランスでVAIOのものづくりの歴史を間近で楽しめるが、一般公開はされていない特別な空間です。
計算素子
東京理科大学などの研究チームは、イオンゲルとグラフェンを用いた新しいAIデバイスを開発し、機械学習の計算負荷を約100分の1に低減することに成功しました。これにより、高性能かつ超省電力なエッジAIデバイスの実現が期待されます。グラフェンとイオンゲルの組み合わせで幅広い時間スケールの入力信号処理が可能となり、深層学習と同等の予測精度を達成しつつ、消費電力削減にも大きく貢献する技術です。