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プログラミング雑記 2025年11月1日

Last updated at Posted at 2025-11-01

本日も、ネットに流れるトピックから個人的に興味を引かれたものを拾っていきます。

感想等コメントで頂けるとありがたいです。

ポッドキャスト版

プログラミング

.NET

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Visual Studio 2026や.NETの最新情報を紹介する「.NET Conf」が11月11日から3日間開催。Microsoftチームやコミュニティの専門家が新機能やAI統合、効率化、クラウド対応など開発の未来を深掘り。無料のバーチャルイベントで、どこからでも参加可能です。


概要:

WPF + MVVMアプリ開発で、Nullチェックをしても直後にNull参照例外が発生するケースについて解説。原因は、if判定後に別スレッドやイベントでプロパティ値が変更されるため。対策としては、プロパティ値をローカル変数に退避し処理中の値変化を防ぐことで、例外を回避できる。MVVMのデータバインディング環境では特に注意が必要。


GitHub Copilotのカスタムエージェント機能により、.NET向けに「C# Expert」と「WinForms Expert」が登場しました。C# Expertは最新のC#開発ベストプラクティスやテスト、効率的なコード作成をサポートし、WinForms ExpertはMVVMなどUI設計やイベント管理、Designerファイルの保護に特化しています。カスタムエージェントは、Visual StudioやVS Code上でも利用可能で、開発ワークフローの自動化・高度化を実現します。今後さらなる改善が予定されています。


GitHub

各セッションがオンデマンドで視聴できるようになりました。


エージェンティックコーディング・仕様駆動開発

概要:

この登壇資料は、AIエージェントを活用した仕様駆動開発の上流工程への応用について解説しています。従来のAIコーディングは開発工程に主眼が置かれがちですが、複雑な要件対応や出力制御、ナレッジ管理など課題も多く残っています。これらを解決するため、仕様駆動開発やテスト駆動開発、コンテキストエンジニアリングなどで工程全体に対応領域を広げる必要があります。上流工程では要求定義・要件定義が成果物に大きな影響を与える重要な工程であり、ステークホルダー間の合意形成や曖昧性の解消、要件整理、ドキュメント化などが求められます。AIエージェントがこのプロセスの中で柔軟に役割を担い、Why・Why notの観点や過去情報の利活用、マルチエージェント設計などでコミュニケーションや認識合わせを高速化し、業務の円滑化に貢献します。AI活用による仕様駆動開発によって、より品質の高い成果物の創出と開発サイクル全体の最適化が期待できます。


AI

OpenAIが非営利から営利組織へと再編したことで、AI開発は創意やアイデアよりも資本力や計算資源の競争が重要となり、業界全体が資本のゲームへと進んだ。これにより、AI研究開発は利益追求に左右される時代となった。記事後半では最新AIモデルや各社のサービス動向、AIエージェント認証、テック領域のトピックも紹介している。


Microsoft

本記事は、GitHub Universeイベントでのデモ内容を紹介しています。VS Code、GitHub Copilot、Microsoft Agent Frameworkを組み合わせ、自然言語のプロンプトからクラウドネイティブ・インテリジェントなアプリを30分以内に構築する方法を解説。GitHub Spec Kitで意図を記述しAIで自動的に仕様・タスク生成、Copilotが実装を支援。VS Code内でAIエージェントを容易に構築・評価でき、Azure SRE Agentが運用まで自動対応。こうしたAIツール活用で、開発者は意図の設計や品質管理に集中できる新時代のDevOpsが推進されます。


LangChain

LangChainとLangGraphが1.0正式版として公開され、AIエージェント開発がより安定・信頼性の高いものとなった。LangChainは抽象化インターフェース「create_agent」やミドルウェア機構を導入し、柔軟な制御や開発が可能に。LangGraphは永続状態管理を実装し、長時間運用や途中再開に対応。開発から運用まで一貫したエコシステムが構築され、後方互換性も維持される。さらに、標準コンテンツブロックやヒューマン・イン・ザ・ループ対応など、開発者にとって有用な新機能も多数追加された。


論文・その他

Gemini、ChatGPT、Felo、Genspark、Manusの生成AIリサーチモードを比較した記事です。Geminiは多様な出力形式にワンクリックで変換できる点が特徴で、Webページ、クイズアプリ、音声コンテンツなど幅広く対応します。ChatGPTは調査精度が高いですが、出力形式に限りがあります。Feloは出力後のカスタマイズ性、Gensparkは音声・スライドの分離、Manusはスライド化など、それぞれに強みがあり、用途や活用シーンによって最適なAIツールが選べるとまとめています。


要約:

LLMに渡す前に関連しない文を削除するモデル「OpenProvence」が公開されました。近年、AIエージェントやDeepResearch、コンテキストエンジニアリングといった技術で大量検索から有益な情報を抽出することが重視されていますが、検索結果情報が膨大になると、LLMの誤答やハルシネーション、処理速度・コスト増加の課題が生じます。OpenProvenceは検索結果文から不要な部分を削除、関連度スコアも付与する形で効率化します。MLDRとLLMによる評価では80〜95%の文章削減が実現し、長文も400字程度まで短縮可能です。日本語データセットやオープンライセンスのモデル・ソースコードも公開され、無料で利用できます。開発はコーディングエージェントを活用して進められており、AIと協調しながら高品質なプロダクト開発も可能になっています。巨大な文章を扱うRAGや最新AI活用プロダクトに特に有用なアプローチとなっています。

感想:

こう言うの待ってました感。


概要:

Adobeは画像生成AIプラットフォーム「Firefly」で自社開発モデル推しから転換し、複数のサードパーティAIモデルも一契約で利用可能とした。これはAIモデル開発の膨大なコストと市場競争の激化を背景に、クリエイター向けツール強化へ舵を切る方針転換。今後は自社モデル維持よりも、ユーザーと繋がるサービス強化を重視し、AIモデル選択の自由性を拡大することで競争力を高める狙いがある。

感想:

Affinity | プロフェッショナル クリエイティブ ソフトウェア、無料で万人のために

そして、Affinityが無料化。

さてAdobe一強の終わりとなりますでしょうか。


2025年10月、OpenAI社の映像生成AI「Sora2」が公開され、著作権侵害が疑われる生成物がSNS等で拡散しました。日本漫画家協会などは、AI事業者が著作物利用に際し権利者の許諾取得(オプトイン)と学習データの透明性、適正な対価還元の徹底を要望。適切な著作権保護と透明性確保を求め、AI技術の発展と創作物の利用・保護の両立をめざす声明を発表しました。


エンジニア

マネージメント

概要:

このSpeaker Deck「エンジニアリングリーダー 技術組織を育てるリーダーシップとセルフマネジメント」では、技術組織のリーダーが持つべき考え方や行動指針が体系的に整理されています。キャリアの責任者(DRI)は自分自身であり、長期的視点や自分らしい成長機会の意識が重要と説きます。キャリア開発には「何を」「なぜ」「リソース」「サポート」「機会」の5要素が重要で、それぞれ明確化し具体的に行動・計画することが推奨されています。チーム編では、採用・育成・リーダーの内部昇格やベンチ構築が組織成長の鍵となり、ミッション・戦略・戦術・実行の階層が一貫して機能することで成果が生まれるとしています。プロセスや文化は一度の施策や掛け声では変わらず、継続的改善と自己・チーム両面のセルフマネジメントが要となります。全体を通し、個人や組織で適切なトレードオフの意識、ネットワークの活用、現状・感情の客観視がリーダーシップの本質だとまとめています。


クラウド

AWS

概要:

Amazon ECSが新たにリニアおよびカナリアデプロイメントを標準対応し、従来のブルー/グリーンデプロイメントに加え、リスクやバリデーション要件に応じた柔軟なトラフィックシフトが可能になりました。リニア方式では段階的にトラフィック移行し、各段階で検証が可能です。カナリア方式では一部トラフィックのみ新バージョンに振り分けて監視後、全体移行ができます。失敗時のロールバックやCloudWatchによる監視にも対応し、ALB/ECS Service Connectを利用するサービスで設定可能です。

感想:

Azure ACAにも「従来のブルー/グリーンデプロイメントに加え、リスクやバリデーション要件に応じた柔軟なトラフィックシフトが可能になりました。」が欲しい。


Azure


Google

Google CloudがNVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell GPU搭載のG4 VMを一般提供開始。AI・ビジュアルコンピューティング向けに高性能・高メモリ・低レイテンシを実現し、Omniverseなどの産業用シミュレーションやAI推論、多様なクラウドサービスと連携可能に。

Google CloudはNVIDIAとの連携を拡大し、A4X MaxインスタンスやVertex AI Trainingなどを提供開始。これにより、次世代AIのトレーニングや推論性能が向上し、安全性や拡張性も強化されました。


セキュリティ

家庭用ルーター

アメリカ商務省がTP-Link製ルーターの販売禁止を提案し、6以上の連邦省庁が国家安全保障上の理由で支持しています。中国企業が源流にあることが懸念点で、今後正式な禁止措置判断が行われる見込みです。


OS

Linux

Fedora Linux 43が2025年10月28日にリリースされました。新リーダーJef Spaletaのもと初のバージョンで、Linux 6.17カーネルとGNOME 49(Waylandのみサポート)を搭載。RPM 6.0によるパッケージ管理の進化やAnaconda Web UIインストーラの標準化、x86 UEFIでGPTパーティションの強制などが盛り込まれています。11月21日にリリース記念オンラインイベントも予定されています。


Qualcomm製QCS6490搭載のRUBIK Pi 3が登場し、Ubuntu対応や安価なNVMe搭載が特徴。GenAI推論Snapは各シリコンに最適化され自動判別で最良イメージを配布。NVIDIA BlueField-4はUbuntuベースでCanonicalと提携し、高速AIインフラ基盤強化。主要なセキュリティアップデートも案内。



Windows

業界動向

オラクルが巨額のAI投資を進める中、同社の信用リスクへの警戒が高まり、デフォルト(債務不履行)に備えるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の購入が増加。5年物CDSスプレッドは高騰し、純債務残高は2028年度に約44兆円へ膨張する見通し。テキサス州などで計画中のAIデータセンター建設資金として過去最大規模となる380億ドルの社債発行も準備されている。


クラウドとAIは規模の経済。資本の大きさが勝負を決める。


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