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プログラミング雑記 2026年8月7日

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プログラミング雑記2026年8月7日.jpg

今日もネットの海から拾ってきた、個人的に気になった技術ニュースや記事を厳選してお届けします。ご意見や補足があればコメントで教えていただけると嬉しいです。

プログラミング

Go言語

Go 1.27でポスト量子暗号のデジタル署名ML-DSAを実装したcrypto/mldsaが追加されました。これにより、Go 1.24で導入された鍵交換ML-KEMと合わせ、鍵交換と署名の両方が標準ライブラリでそろいました。

現在のRSAや楕円曲線暗号は、素因数分解や離散対数が古典コンピュータでは現実的な時間で解けないことに安全性を置いています。しかし量子コンピュータでShorのアルゴリズムを使うと、鍵長を伸ばす従来の防御では対応できず、これらの暗号は危殆化します。一方、AESやハッシュ関数は影響が小さく、鍵長を伸ばせば使い続けられます。NISTは代替として、格子問題に基づくML-KEMやML-DSAなどのポスト量子暗号を標準化しました。

移行を急ぐ理由が、暗号文を保存し将来解読するHarvest Now, Decrypt Later攻撃です。鍵交換は今すぐ、署名は偽造が現実になる前の移行が求められます。

ML-DSAは署名がEd25519の数十倍と大きくなりますが、秘密鍵は32バイトで済みます。x509やTLSも対応し、generate_cert.goの--mldsaフラグで手元から試せます。


.NET

Microsoft.Testing.Platformのレポート機能は、テスト失敗の原因究明を効率化します。GitHub ActionsやAzure DevOpsでは失敗をコード上に直接表示し、Azure DevOptsでは実行中の結果公開やビルド履歴による回帰と既知の不安定テストの判別が可能です。クラッシュ時も結果を保存し、TRXやHTML、JUnitなど複数形式で出力できます。設定はtestconfig.jsonに保存でき、リポジトリ全体へ展開できます。まず一つのプロジェクトで有効化して試すことが推奨されています。


AI優先エディタであるCursorやGoogle Antigravity、Devin Desktop、Kiroが普及する中、これまでC#や.NET開発者は本格的なデバッガーやC#拡張機能がなく、別IDEを併用する不便を強いられていました。ReSharper拡張機能の2026.2リリースでは、実績あるデバッガーが追加され、これらのエディタで最も完全な.NET環境を実現します。単一の拡張機能を導入するだけで、AI生成コードの静的解析やリファクタリング、ナビゲーション、単体テスト、デバッグを一つのウィンドウで行えるようになります。


TypeScript

XLSXやCSVなど多様な形式の読み書きに対応し、ブラウザーやエッジ環境でも動作する、実行時依存パッケージ不要のTypeScript製スプレッドシートエンジン「hucre」のv1.0.0が公開されました。


Rust

Rustプロジェクトの主要5チームが、rust-lang/rustへの貢献においてLLMを分析や確認などの補助には認めつつ、コードや文章の作成・投稿は原則禁止とする利用ポリシーを採用しました。


COBOL

メインフレームからの脱却が進む中、COBOLの構造を残したままJavaへ書き換える「JaBOL」の評価軸が変化しているという記事です。

アクセンチュアの中野氏によると、従来は「Javaらしいコード」が重視されてきましたが、AI駆動開発が前提となる今は、AIが理解しやすいかどうかが重要になってきているとのことです。

テストのしやすさなど、あえてCOBOLらしさを残すメリットについても解説されています。


PostgreSQL

Visual Studio Code拡張機能を使い、AIの支援でOracleのスキーマをPostgreSQL向けに発見・変換・検証・レビューまで一貫して行えるワークフローを紹介する記事です。


Azure DevOps

PATやセッショントークンの代わりにMicrosoft EntraのワークロードIDを使ってパイプラインからAzure DevOpsに安全にアクセスできる新しいサービス接続を紹介する記事です。


Azure Boardsのカンバンボード上のワークアイテムカードに、プルリクエストの状況が直接表示されるようになり、ボードを離れずに開発の進捗を一目で確認できるようになりました。


GitHub / GitHub Copilot

GitHubがマルウェアのアドバイザリをnpm以外のエコシステムにも拡大し、より幅広いパッケージの脅威を検知・警告できるようになった取り組みを紹介する記事です。


GitHub Copilotアプリのチャットで使えるスラッシュコマンド(/plan、/spar、/autopilot、/rubber-duck、/create-canvas、/orchestrate など)を使って、計画立案からコード実装、レビューまでの開発ワークフローを効率化する方法を紹介する記事です。


オープンウェイトモデル「Kimi K3」が、高いエージェント型コーディング能力とコスト効率のよい料金で、GitHub Copilotで一般提供を開始します。


AI

Google

Google・AlphabetのCEOサンダー・ピチャイ氏が、Google DeepMindの体制変更を発表しました。

デミス・ハサビス氏はGDM会長兼Alphabet最高科学責任者となり、AGIの未来を見据えた役割に専念します。一方、コーレイ・カヴクオール氏がGoogle DeepMindのSVPに昇格し、Geminiモデル開発などを統括します。

また、ジェフ・ディーン氏が27年間の在籍を経て退任し、新たな独立企業を設立することも明らかにされました。


Cloudflare

CloudflareがKimiやGLMなどの大規模モデルを効率的に運用する工夫を紹介しています。KVキャッシュのFP8量子化やモデル重みのINT4圧縮でメモリを節約しつつ、精度を保ったまま処理数を増やし、共有キャッシュの安全性も検証している内容です。


Microsoft

Microsoft 365 Copilotのプラグイン開発を、作成から検証・公開・監視まで一つのフローで完結できる新ツール「Work IQ Developer Tools」のプレビュー版が公開されたことを紹介する記事です。


Microsoft Agent Frameworkが提供する5種類のマルチエージェントワークフロー(並行・逐次・グループチャット・ハンドオフ・Magentic)について、それぞれの特徴やユースケース、実装コードを交えて解説する記事です。


オンプレミスからAzureへの移行において、計画から実行までの意図や文脈を維持しながら対話形式で次の一手を提示する新しいAIレイヤー「Azure Migrate エージェント」を紹介する記事です。


Cloudflare

Cloudflareが、組織の業務知識やシステムに接続してAIエージェントがアプリ作成や調査などの業務を進められるAIワークスペース「Cloudflare OS」を、Apache 2.0ライセンスのオープンソースとしてリリースしました。


Anthropic

MillenniumとAnthropicが、リスク管理者を支援するAI「デジタルリスクアナリスト」をClaudeを使って共同開発しています。


Google

Google Cloudは、Gemini Enterprise Agent Platformの新機能を全顧客に提供開始したことを発表しました。長時間実行を支えるAgent RuntimeやコンテキストをためるAgent Memory Bankにより、最大7日間の自動処理が可能になります。セキュリティ面ではAgent Identity、Agent Gateway、Agent Registryを提供し、権限管理や一元的な監視を実現します。さらにエージェントの評価やオブザーバビリティ機能で意思決定を最適化し、AT&TやBest Buyなど多くの企業が成果を挙げていると紹介しています。


Google DeepMindのAIモデル「WeatherNext」がサイクロン予測で最先端の精度を達成し、警報のリードタイムを1日以上延ばすとともに、モデルをオープンソースとして公開したという記事です。


Geminiは旅行計画を手助けするAIです。ウェブを検索するだけでなく、Googleマップやフライト、ホテルの情報と直接連携し、リアルタイムの価格やレビューをもとに個人向けの旅程を作成します。パーソナルインテリジェンスを使えば、GmailやGoogleフォトなどから好みや既存の予約を読み取り、提案に反映します。地域ごとに観光地をまとめた行程表も作成できます。さらにGemini Sparkがメールを整理し、レンタカー比較や航空券予約の準備まで代行してくれます。


Agent Plugins 1.0.0は、Agent SkillsやMCPサーバーを持ち運び可能なプラグインとして一つのディレクトリにまとめる、ベンダー中立の仕様です。各クライアントごとに異なるマニフェストやディレクトリ構造を作り直す手間をなくし、共通部分は固定の場所に置きます。GoogleはCore Maintainerとして参加し、Agents CLIやData Agent Kitで対応を始めました。この仕様はパッケージ形式に特化しており、インストールや配布、権限管理などは含みません。


OpenAI

Improving GPT‑5.6 Sol in ChatGPT—and expanding access to GPT-5.6 Luna for free users | OpenAI

OpenAIがChatGPTのGPT‑5.6 Solをより正確で簡潔な回答に改良するとともに、無料ユーザー向けにGPT‑5.6 Lunaのテキストチャット無制限利用を提供する、というアップデートを発表しました。


論文・その他

IPAは2026年8月1日、既存3組織を統合し「デジタル&AIシステムズ・デザインセンター(DADC)」を新設しました。AI前提社会に向け、アーキテクチャ設計から共通基盤整備、社会実装までを一体的に推進し、信頼できるデジタル社会の実現を目指す中核組織です。


SaaSの次の潮流として、機能単位ではなく目標を渡せば自律的に動くAIエージェントそのものをサービスとして貸し出す「AaaS」という構想と、その論点を整理した記事です。


同じプロンプト・モデル・データでもLLMの出力は毎回同じにはならず、原因はサンプリング・サイレント更新・計算順序・エキスパートルーティングの4つで、設定で止められるのは1つだけのため、結果を分布として扱い記録を残すことが重要だと解説する記事です。


デプロイ後もAIエージェントは新入社員のように振る舞いを変え続けるため、静的な認可ではなく成長の軌道を継続的に見守るガバナンスが必要だと論じる記事です。


OS

macOS

Appleが、ネットワーク上の攻撃者が有効な認証情報なしにMacの画面共有を認証できる脆弱性を修正した「macOS Tahoe 26.6.1」や「macOS Sequoia 15.7.9/Sonoma 14.8.9」をリリースしました。


Windows更新プログラムKB5101650適用後にMicrosoftアカウントへのサインインやWindows Hello、Intune登録ができなくなる不具合を修正した「Parallels Desktop for Mac v26.4.1」がリリースされました。


Linux

Linuxカーネル開発者のGreg Kroah-Hartmanが、drivers/staging/を新人開発者が学び成長するための“ジム”と位置づけ、AI/LLM生成パッチの受け入れを原則却下する方針を表明しました。


業界動向・時事

秋田市に日本最大級のAIデータセンターが建設される計画です。UAE政府系ファンドなどが投資し、整備費は2兆円規模、2030年代早期の稼働を目指します。豊富な風力発電による再生可能エネルギーが評価され、日本への投資誘致につながっているようです。


1986年に村井純氏へ委任された「.jp」が、2026年8月5日で誕生40周年を迎えたことを紹介する記事です。JNIC・JPNICを経てJPRSが運営を引き継いだ経緯や、登録数が261件から約188万件に増えた歴史が紹介されています。


米セキュリティー企業が、中国メーカー製の無線ルーター21種類すべてに外部から遠隔操作できる「バックドア」が組み込まれ、世界で少なくとも10万台が設置されていると公表し、製造元は販売を停止しました。


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