はじめに
iOS Data Storage Guidelinesを翻訳してみます。
このガイドラインに沿っていないシステムだと、アプリ審査の時に リジェクト される恐れがあります。
翻訳
項番号 | 説明 | iTunes, iCloud バックアップ対象 |
---|---|---|
1 | /Documents ディレクトリに、ユーザが作成したファイルやその他のデータ、またはアプリによって再作成できないデータのみを保存する | YES |
2 | /Library/Caches ディレクトリに再ダウンロードや再作成可能なデータを保存する。例としては、データベースのキャッシュファイルや、雑誌、新聞、地図アプリケーションで使用されるようなダウンロード可能なコンテンツ | NO |
3 | /tmp ディレクトに一時的にしか利用しないデータを保存する。利用後はアプリがファイルを削除する必要がある。 | NO |
4 | どのディレクトリにあるかに関係なく、 「バックアップしないでください(do not back up)」 属性を指定することで、ストレージが少ない状況でもデバイス上に残すべきファイルを指定します。 再作成可能でオフラインでの使用中に利用できることを目的としている。デバイス上のストレージ スペースを使用するため、アプリは定期的にこれらのファイルを監視し、削除する責務があります。 | NO |
まとめ
上記4項目に則ったアプリ設計をしていないアプリはリジェクト対象になる恐れがあります。