はじめに
記事を開いていただきありがとうございます!
最近、「業務で困っていることありますか?」というアンケートを社内で行ったところ、
人事の方からこんな意見がありました!
「他の人に依頼をかけることが多いんだけど、Slackだとタスク内容や期限が埋もれちゃうんだよね…」
「リマインドもしにくくて、遡って期限確認しに行くのが手間…」
────これは本当に共感です。Slackの便利さの裏で、こうした問題に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで、依頼を登録できるWebアプリをGitHub Copilot を活用して作ってみました!
本記事では、開発の概要を紹介させていただきます!
ぜひ最後までご覧ください!
目次
背景:Slackの中で依頼が迷子になる問題
Slackは便利ですが、チャット中心のコミュニケーションだと
「依頼した内容」が流れていくスピードも早いです。
特にDMでやり取りしている場合、
- スレッドをまたいでタスクが分散する
- 通知が多くて優先度が埋もれる
- 期限や対応状況を追いづらい
といった構造的な問題が起きやすくなります。
「気づいたらタスクが流れてた」「確認のDMを遡るのが大変」
そんな課題をシンプルに解決したいと思ったのが、今回の開発のきっかけです。
依頼者はWebアプリから登録、
受け手はSlack上のボタンで返答できるようにすることで、
Slack中心のワークスタイルを変えずにタスクを可視化できるようにしました!
解決策:Slack内ボタンで進捗を返せるアプリ
技術構成
バックエンド Node.js(Express + Slack Bolt)
フロント HTML / CSS / Vanilla JS
データベース SQLite
外部API Slack API(chat.postMessage / chat.update / users.info)
アプリの流れ
- Web画面からタスクを登録(依頼先・期限・内容)
- SlackのDMで依頼が届く
- 受け手がボタンを押して進捗を返す
- ステータスが自動で 未完了 → 確認済み → 完了 に更新
- Webアプリ側で一覧・検索・削除も可能
Slack上では押すだけ、依頼側は一覧で見える!
これで両者のストレスを減らせます!
機能概要
要望にあった機能
- Slack連携によるタスクの自動通知・進捗更新機能
- リマインド日時を指定して通知可能(日付+時間)
- 一覧画面で「ステータス・依頼者・依頼先」での絞り込み・検索機能
Slack内での通知画面
依頼確認ボタンを押下すると...
依頼者はWebアプリの一覧でステータス(状態列)の変更を確認できます!
追加してみた機能
テンプレート機能(一覧全件 or 選択内容の切り替え)
絞り込み後、選択タスクだけを抽出して送信機能
今後の展望
このアプリを実際に人事の方にお見せしたところ以下のフィードバックをもらいました!
「完了したタスクに対して、ちょっとしたフィードバックを送れると助かる!」
「明日までです!みたいな文章をリマインド機能に組み込んで送りたい!」
「グループ(チャンネル)で依頼をまとめたい!」
「Slack内でタスクの一覧が見えると、チーム全体で進捗を把握しやすい!」
「内勤チームでチャンネルを分けて管理できたら理想!」
こうした声をもとに、次のアップデートでは以下の機能を検討しています。
-
完了タスクへのフィードバック機能(依頼への簡易コメント・評価)
-
柔軟なリマインド機能(「明日まで」など文言を変えて送信できる設定)
-
チャンネル連携対応(グループ単位での依頼・進捗管理)
-
Slack内タスク一覧表示機能(DMから一覧化へアップデート)
-
部署・役割別の管理チャンネル(内勤・営業などで管理を分離)
最後に
今回は、人事の方から挙がった「Slackでの依頼が埋もれてしまう」という課題をきっかけに、Web × Slack連携アプリを作成してみました。
今後も「Slackで埋もれない」「チーム全体で見える」仕組みを目指して、
少しずつ改善を重ねていく予定です。
最後までご覧いただきありがとうございました!




