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Vercel Hobbyで個人開発する前に知っておきたい、上限と利用上の注意点

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Last updated at Posted at 2026-09-18

はじめに

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個人開発でWebアプリを公開する機会があり、今回はVercelの無料プラン(Hobby)を使ってみました。

Vercelは無料で手軽にデプロイできて便利なのですが、公式ドキュメントを確認してみると、利用できるリソースにはそれぞれ上限があり、Hobbyプランならではの制限もいくつかあることを知りました。

特に自分が気になったのが、以下の点です。

  • 上限に達した場合はどうなるのか
  • どのくらいのアクセスまで利用できそうなのか
  • 商用利用はできるのか
  • HobbyとProでは何が違うのか

そこで今回は、Vercelを使い始めた自分自身の備忘録も兼ねて、Hobbyプランの上限や利用条件について公式ドキュメントをもとに整理してみます。

※本記事は 2026年9月18日時点 の公式ドキュメントをもとに整理しています。
プラン内容や上限は変更される可能性があるため、実際に利用する際は最新の公式ドキュメントをご確認ください。


目次

  1. Hobbyプランの上限一覧
  2. 個人的に気になった5つの上限
  3. 上限を超えるとどうなる?
  4. Hobbyは非商用・個人利用向け
  5. その他、気になった制限
  6. まとめ

Hobbyプランの上限一覧

まずは、公式ドキュメントに記載されている主な月間上限を整理してみました。

リソース Hobbyの上限
Fast Data Transfer(帯域) 100 GB
Fast Origin Transfer 10 GB
Edge Requests 1,000,000
Function Invocations 1,000,000
Active CPU 4 CPU時間
Provisioned Memory 360 GB時間
Image Transformations 5,000
Image Cache Reads 300,000
Image Cache Writes 100,000
Web Analytics Events 50,000
Speed Insights Events 10,000(直近30日)

個人的に特に気になったものをいくつか見ていきます。


個人的に気になった5つの上限

1. Fast Data Transfer(帯域)— 100 GB

サイトから配信されるデータ量に関する上限です。
Hobbyでは100GBまで利用できますが、追加購入はできないようです。
単純化して、仮に1ページの表示で2MBのデータを配信するとすると、

100 GB ÷ 2 MB ≒ 50,000ページビュー

程度になります。
実際の消費量はサイトの構成やキャッシュなどによって変わるため、50,000PVまで使えるという意味ではありません。
ただ、画像や動画などサイズの大きいコンテンツを多く扱う場合は、意識しておいた方がよさそうです。


2. Edge Requests — 100万

Edge Networkへのリクエスト数にも上限があります。
ページを表示すると、HTMLだけでなくCSS、JavaScript、画像など複数のリソースが取得される場合があります。
仮に1ページの表示で20リクエスト発生すると、単純計算では、

1,000,000 ÷ 20 = 約50,000ページビュー

となります。

こちらも実際のリクエスト数はサイト構成によって大きく変わるので、あくまでイメージを掴むための計算です。
また、ボットやクローラーからのアクセスなどもあるため、単純にユーザー数だけを見ればよいわけではなさそうです。


3. Function Invocations — 100万

Serverless Functionsの呼び出し回数にも上限があります。
API RoutesやServer Actionsなどを使用する構成では、このあたりも確認しておく必要がありそうです。
静的なWebサイトと、サーバー側で処理を行うWebアプリでは、同じアクセス数でもリソースの使われ方が異なるということを今回調べて初めて意識しました。


4. Active CPU — 4 CPU時間

個人的に「こんな上限もあるんだ」と思ったのがActive CPUです。
Active CPUは、関数が実際にCPUを使用して処理している時間を指します。
Hobbyでは月4 CPU時間なので、

4 CPU時間 = 14,400秒

となります。
単純計算すると、

1リクエストあたり50ms
→ 約288,000回

1リクエストあたり200ms
→ 約72,000回

となります。

画像処理やデータ集計などCPUを多く使用する処理を実装する場合は、Function InvocationsだけでなくActive CPUも確認する必要があることが分かりました。


5. Image Transformations — 5,000

Next.jsの next/image などで画像最適化を利用する場合に関係する項目です。
HobbyではImage Transformationsが5,000までとなっています。
Image Cache Readsなどは別の上限として用意されているため、画像を多く扱うサービスを作る場合は、このあたりの仕組みも理解しておいた方がよさそうです。


上限を超えるとどうなる?

今回調べていて、特に知っておいてよかったと思った部分です。

Hobbyは無料プランのため、Proのように超過分をそのまま追加料金として支払って利用し続ける仕組みではありません。
公式ドキュメントでは、Hobbyプランの利用上限に達した場合、対象リソースについて一定期間待つ必要があるケースが説明されています。

イメージとしては、

上限に到達
   ↓
対象リソースが利用できなくなる
   ↓
利用可能になるまで待つ
   または
Proへのアップグレードを検討

というケースが考えられます。

私は最初、
「無料枠を超えたら自動的に課金されるのかな?」
と思っていたので、ここは調べておいてよかったポイントでした。

一方で、公開したサービスへのアクセスが増えた場合などには影響が出る可能性があるため、継続的に公開するサービスでは使用量を確認しておいた方がよさそうです。


Hobbyは非商用・個人利用向け

もう一つ重要だと思ったのが利用目的です。
公式ドキュメントでは、Hobbyプランは非商用・個人利用向けとされています。

そのため、
「無料枠の上限以内なら、どんなWebサイトでもHobbyで公開してよい」
というわけではありません。

自分も最初は無料枠の「容量やアクセス数」ばかり気にしていましたが、リソース上限だけでなく、そもそもの利用条件を確認する必要があるというのは今回の学びでした。

業務や収益化を目的とした利用を考えている場合は、最新のFair Use Guidelinesや各プランの条件を確認したうえで、Proなど適切なプランを検討する必要があります。


その他、気になった制限

公式ドキュメントを見ていると、リソース上限以外にもHobbyとProで違いがあります。
自分が気になったものをいくつか抜き出してみました。

項目 Hobby Pro
プロジェクト数 200 無制限
1日のデプロイ数 100 6,000
プロジェクトあたりのドメイン数 50 無制限
関数の最大実行時間 300秒 より長い実行時間を設定可能
ランタイムログの保持 1時間 1日
WAFカスタムルール 3まで 40まで
WAF IPブロック 3まで 100まで
メールサポート なし あり

ランタイムログが1時間

個人的に気になったのがログの保持期間です。
Hobbyではランタイムログの保持期間が短いため、
「しばらく経ってから不具合に気づいて、過去のログを確認したい」
といったケースでは困る可能性がありそうです。

長期間ログを残したい場合は、外部のエラー監視サービスなどを利用する方法も検討する必要がありそうです。


まとめ

今回、個人開発でVercelを使い始めるにあたって、Hobbyプランについて調べてみました。
調べてみると、

  • リソースごとに上限が設定されている
  • 上限到達時の扱いも確認しておく必要がある
  • Hobbyは非商用・個人利用向け
  • HobbyとProではログなどの機能面にも違いがある

ということが分かりました。

個人の学習や小規模な個人開発で試してみるには、とても始めやすいサービスだと感じています。
今回調べたことで、「無料だからとりあえず使う」のではなく、自分が作るものに合ったプランなのかを確認してから使うことが大切だと勉強になりました。


参考

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