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「さらば、全てのモヤモヤさ~びす名。」各種ブランドや用語の表記は正しく(Power Platform編)

Last updated at Posted at 2022-12-23

はじめに

ブログ、各種コミュニティでの質問、自主的に発行するオンライン教材等で、サービス名を使うときに正しくないケースが散見されます。

かなりよく見る例)
× PowerBI (半角スペースがない!!!!!!)
Power BI

(基本)Power Platform系のサービス名の正しい表記

すべてPowerの後に半角スペース

  • Power Platform
  • Power BI
  • Power Automate
  • Power Apps
  • Power Virtual Agents
  • Power Pages

(参考)Microsoft 365系で半角スペースが入らないもの(間違えやすい)

  • PowerPoint
  • PowerShell
  • SharePoint
  • OneDrive
  • OneDrive for Business

誤った表記例(モヤモヤ集)

 見た瞬間に「モヤっと」なってしまう用語がたくさん

間に半角スペースなしのパターン

  • PowerBI(本当によく見かけます。書籍で使われる例も。某日本M社でも!?)
  • PowerApps(2019/12頃までこの表記でした)
  • PowerPlatform
  • PowerAutomate

その他

  • Powerapps(半角スペースなし + aが小文字。なんか滑らかではありますが)
  • Powerautomate(頑張って書きましたから)
  • POWERAPPS(全部大文字)
  • POWER BI(なぜ大文字?)
  • POWERAUTOMATE(なぜ大文字? ムダにくどい )
  • powerBI(弱そう)
  • FORMS(強そう)
  • TEAMS(チームビルディング本のタイトルに出てきそう)
  • Power AutoMate(別サービスに見えます)
  • Sharepoint (Pが小文字。かなり見かけます)
  • Share Point(空白要らない)
  • PA(Power Automate or Power Apps、どちら!?)
  • Power Platfrom(どこから?のfrom タイプミスしやすい)
  • PPF(も、もしかして、Power Platformのことですか?)
  • todo(トド)
  • パワークエリ(後述します)
  • Query エディター(Powerを省略して呼ぶなんて... 違和感ないのでしょうか...)

誤った用語の使い方

  • リレーション(リレーションシップ)
  • Vルック(ペアルック、ルックルックこんにちは、じゃないんだから。Excelの関数 VLOOKUP を言いたかった模様)

略しすぎない

 略しすぎると、いよいよ何のことだかわからなくなります。そして変な用語が伝播していきます...

  • パワクエ(ドラクエじゃないんだから。Power Query)
  • パワク(短すぎる。パワポの勢いに合わせたのか。Power Query)

略語は限られた範囲でカジュアルに使う場合がありうる

「パワポ」「シェアポ」は書き言葉では変と感じますが、話し言葉ではでることがあるでしょう。

「ODfB、OD4B(One Drive for Business)」等は正式名がとにかく長いので、社内文書などわかっている人が使う文書ではOKな場合もあるかもです。

社内でこうしようと決めていたらありかもしれません。でも読む側の人がそれだけ受け取って外の文書でもさらに書くのは...

でも「ワンドラ」と言ったり、書いたりするのはすごくいや、と感じます。私は強く感じますが、個人差もあるかもしれません。

Power BI関連

  • Power Query

こちらも半角スペース入れます。

  • Power BI サービス
  • Power BI Service

こちらはどちらもOKと考えています。

image.png

また、Power BI サービスは、単に「Power BI」と略されることがあります。

Power BI Desktopでの発行の例

image.png

  • Power BI Desktop
  • Power BI デスクトップ

至るところで、前者 Power BI Desktop が使われていますので、こちらがよいと考えます。

Microsoft Storeの例
image.png

微妙なもの

誤ってるんですが、補足して使うのは何とかありでしょうか。

パワークエリ

一般書籍でも使われていますが、Learnではでできませんし、かなり微妙ですね。PowerPointをパワーポイントと書くような違和感があります。

ただ、Queryをクエリと書くことはあります(Learnでも出てきます、DAX クエリなど)。

なので、やさしい表記を目指す文章なんだ、というような文脈であれば、

 - Power Query(以下、パワークエリ)

と文章の冒頭に入れる形ならセーフでしょうか!?

正式とは何か

各サービスのスタートアップページ上のページでどのように使われているか、よく見るのがいいですかね。

例)

image.png

次には、公式ドキュメント(Microsoft Learn)ではどう使われているかを見ましょう。

こちらの中のドキュメントです。通称(Docs)でしたが、2022年10月頃Learnへの統合が図られました。こちらの一覧を見てみましょう。

image.png

赤枠のように「この日本語訳は変だ」というときは英語サイトへ
URLをja-jpをen-usです。

image.png

Learnに関する補足

尚、Learnに関する通称の変更については、私の中では以下のビフォーアフターとして整理しています。

  • Docs → ドキュメント
  • Learn → トレーニング

商標ガイドライン

 商標およびブランド ガイドライン | Microsoft Legalの中に、マイクロソフト商標(英語) (PDF) (随時更新されます)があります。随時更新されますとあり、最新なのかと思いきや、今開くと「March 2022」となっているものの、「PowerApps」半角スペースがなかったり、ロゴが古かったり。。。鵜呑みは禁物ですね

(参考)Microsoft Learnのja-jp/en-usの簡単な切り替え関連

@akihiro_suto さんより

(参考)スタートアップページとは

過去に使われた表記

 正式な表記は変わることがあります。絶えず変わることがありうる、それがクラウドサービスですから、Power Platformもクラウドサービス、時々変わることがあります。

ビフォーアフターは以下です。

  • Microsoft Flow → Power Automate
  • PowerApps → Power Apps
  • Common Data Service (CDS) → Dataxxxx (詳細は省略。非常に短期間) → Dataverse
  • Power Automate Desktop (PAD) → Power Automate for desktop (dは小文字)

Power Automateのデスクトップフロー

あらためて、RPA機能であるデスクトップフローのビフォーアフターは以下です。

  • Power Automate Desktop (PAD) → Power Automate for desktop (dは小文字)

実際の用語の使用状況を見てみましょう。

image.png

デスクトップフローをクリックすると

image.png

ここでもまだ、Power Automate for desktopの呼び名がないですね。追加オプションに進みます。

ここでもないですね。もしかしたら、赤い囲みの表示言語が英語だったら、Power Automate for desktopかもですね。
ここはあとで見ますので、[詳細な要件を取得する]に進みます。

image.png

ここにもないのですが

image.png

英語ページにしてみます。

image.png

やっとでてきました。
そしてこの重要な囲み部分が、日本語ページになると省略されているのはちょっとxxxですね。

先ほどのデスクトップフローの部分を英語表記にしてみました。

image.png

でてきましたね。詳細でも...

image.png

やはりあります。Power Automate for desktopは、「デスクトップ用Power Automate」と訳しているですね。
ちょっと訳しすぎ感ありますね。

ロゴも最新を利用しましょう

2022/12現在でも2020/9、Microsoft Ignite 2020とともに発表された新ロゴを使わないケース、まだまだ散見されます。新しいロゴを使いましょう。
@yugoes1021 さんの紹介ページから公式提供されるロゴ類がダウンロードできます。

正式名が何だったか忘れやすいケース

  • Whiteboard (Wだけ大文字)
  • To Do (半角スペース要。TとDが大文字)

なぜ正しく記述することが大事か

自分の名前を誤って呼ばれたら、「ちっ」て嫌な気持ちになりますよね。いくら寛大な人でも「あーうれしい!」となる人はいないものです。

誤って呼ぶことが多い人は「あまりその人と面識かないから=あまり知らないから」、「相手に悪い気をさせないように正しく呼ぼう、と気づかいを持たない、雑な」人であるでしょう。

サービスに対しても同じです。自主的に発行するオンライン教材で、用語を雑に記述するというような人は、無知なのか雑なのか と思われます。

有識者は見ている

有識者は、いちいち指摘はしませんが、見ています。または、「こりゃだめだ」と思ってスルーしているます。情報は至るところあるので、スルーしてよし、というところを見ているわけです。

WEBでの発信等で、誤字脱字が多い文章は読まれなかったり、苦言をコメントされて、そんなことで評価を落とします。

ブログを書く、教材を出す、わからないことを質問する、というアクションを起こした。せっかくよい行動をしたのであれば、良心や知見のある有識者に見て、読んで欲しい、フィードバックがもらえると尚よいでしょう。
そのためにもできる限り正しい用語を用いるようにしましょう。

タグでは、半角スペースが入れられないのでOK

Twitter、Qiitaなどのタグでは半角スペース入れられないので続けるしかないので、OKです。
その場合も、大文字、小文字は意識したほうがベター。

#PowerBI

Qiitaではすでに使われているタグがでてくるのでそれに合わせます。

image.png

参考リンク

マイクロソフトの商標、ブランドを正しく使っているか、NGケースになっていないかの確認に。
ただ、ガイドラインの中にも更新が古いであろう、ブランドやロゴを含む場合があるので注意が必要です。

おわりに

この内容は、誤字(タイポ)の指摘ではありません。誤っている用語をそれでいいだろう、と用いる場合のことを指しています。

書き出すと用語、ブランドにもいろいろありますね... 

よく使う単語はIME辞書に短縮読みで登録しておくとよいと書き間違えないので、オススメです。

image.png

サービス名の表記が正規なものでなくても"もやらない方"、もしいらっしゃいいましたら、それがなぜかぜひ教えてください。

情報は2022年12月24日現在のものです。今後サービス名等は更新される場合があります。適時読み替えてください。

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