こんにちは。
最近、FigmaやCanva、Midjourneyなど、いろんなツールで「トーンを選んでください」って出てくるようになりましたよね。
たとえば、「プロフェッショナル」「フレンドリー」「ミニマル」って言われても、
デザイナー以外からしたら「なんかそれっぽい」くらいで、ピンと来ないことも多いのではないでしょうか?
正直、少なからずデザインに関わってる自分でも「雰囲気でそうしてた」っていう場面がありました。
でも生成AIに的確なプロンプトを渡すには、そのトーンの“中身”をちゃんと把握しておくことがすごく大事なんですよね。
というわけで今回は、よくある5つの「デザイントーン」について、
それぞれの特徴や、適した配色(プライマリー/セカンダリー)までをまとめました。
よく使われる5つのデザイントーン
トーン | 主な印象 | 用途例 |
---|---|---|
プロフェッショナル | 品格、格式、整った印象 | 法人・金融・法律・B2B資料など |
信頼性 | 安心、誠実、クリーン | 医療・保険・公共機関・サポートサイトなど |
モダン | 先進的、クール、流行感 | スタートアップ・アート・SaaSなど |
フレンドリー | 親しみ、楽しさ、軽やかさ | 教育・ファミリー・カスタマーサービスなど |
ミニマル | 静けさ、洗練、無駄のない美しさ | ブランドサイト・ポートフォリオ・建築系など |
トーン別の特徴とカラーガイド
1. プロフェッショナル(Professional)
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配色例:
Primary: #1F3A93(ネイビーブルー) Secondary: #BDC3C7(シルバーグレー) #FFFFFF(ホワイト)
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特徴:
- 落ち着いた色調
- グリッド整列、余白多め
- 実写中心、セリフ体もOK
2. 信頼性(Trustworthy)
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配色例:
Primary: #3498DB(スカイブルー) #2ECC71(フォレストグリーン) Secondary: #ECF0F1(ライトグレー) #34495E(ネイビー)
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特徴:
- 清潔感、安心感
- 読みやすいレイアウト
- 顔写真や人物イメージが効果的
3. モダン(Modern)
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配色例:
Primary: #000000(ブラック) #FFFFFF(ホワイト) Secondary: #FF4DFF(蛍光ピンク) #00C6FF → #0072FF(グラデ)
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特徴:
- 非対称や大きめタイポグラフィ
- グラデーションや抽象的なビジュアル
- クールで都会的
4. フレンドリー(Friendly)
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配色例:
Primary: #F39C12(オレンジ) #5DADE2(明るいブルー) Secondary: #ABEBC6(パステルグリーン) #FADBD8(ベビーピンク)
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特徴:
- 丸みのあるフォントやアイコン
- キャラクターやイラスト多用
- 会話的なトーンがマッチ
5. ミニマル(Minimal)
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配色例:
Primary: #FFFFFF(ホワイト) #333333(チャコール) Secondary: #F5F5DC(ベージュ) #D6EAF8(淡いブルー)
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特徴:
- 極限までシンプル
- 余白で魅せる
- 非装飾的なアイコン・タイポ
プロンプトに活かすときの例
たとえばChatGPTやDALL·EなどでUIプロンプトを書く場合、こう指定できます。
「信頼性があり、誠実な印象のウェブサイト。配色はスカイブルーとライトグレー。読みやすいフォント、人物の写真を使って安心感を出す」
おわりに:トーンを知ってると、デザインもAI活用もスムーズになる
「信頼感のある配色で」
「ミニマルに仕上げて」
「モダンな感じでお願いします」
…って、なんとなく使ってきた言葉も、背景や配色が整理されてると断然伝わりやすくなるんですよね。
デザイナーにとっては再確認、非デザイナーにとっては「なるほど!」の整理として、
少しでも参考になればうれしいです。
AIに「いい感じで!」って頼む前に、こうした“言葉の芯”を掴んでおくと、アウトプットがぐっと整いますよ!