前書き
MacでLaTeXを使って原稿を書くぞ〜〜
環境
- Mac mini (M1, 2020)
- macOS Big Sur
- Apple M1チップ
- メモリ 16GB
手順
- TeX Liveのインストール
- X11のダウンロード
- TeX Liveの設定
- 動作確認
TeX Liveのインストール
Homebrewを使ってTeX Liveをインストールする[1].
$ brew install --cask mactex
Homebrewが入っていないならば以下コマンドでインストールをするか[2],
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
ミラーサイトからMacTeXのtar.gzをダウンロードするとよい.
X11のダウンロード
XQuartz [3]のサイトからXquartz11をダウンロードする.
TeX LiveのパッケージによってはX11が必要なため[4].
TeX Liveの設定
TeXShop,TeX Live Utility,LaTeXiTがインストールされる.
アプリケーション毎に環境設定を行なう.
TeXShop
TeXShop > 環境設定 > 内部設定タブにて,
設定プロファイルをpTeX(ptex2pdf)に変更する.
TeX Live Utility
TeX Live Utility > 更新があるか確認
をクリックしてアップロードを行う.
作業 > パッケージ一覧を更新
を選択してパッケージを全部更新する.やや時間がかかる.
LaTeXiT
LaTeXiT > 環境設定 > プログラム
の構成:デフォルト,latex+dvipdfを選択した後にパスを記載していく[5][6].
LaTeXやdvipdfは/Library配下,gsやps2pdfは/opt/homebrew配下のシンボリックリンクを参照した.
適宜ターミナルでパスを確認しながら記述してください.
name | path |
---|---|
LaTeX | /Library/TeX/texbin/uplatex |
dvipdf | /Library/TeX/texbin/dvipdfmx |
Ghostscript(gs) | /opt/homebrew/bin/gs |
ps2pdf | /opt/homebrew/bin/ps2pdf |
動作確認
適当なtexファイルを作成あるいは入手して開き,タイプセットをクリックしてコンパイルが成功するか確認する.
サンプルファイルは[7],[8]や各々が書きたい文書のテンプレートを参照してください.[8]に関しては
¥usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
の行を追加した方がよい.dvipdfmxパッケージを指定しないとコンパイルが成功しない.