目次
- はじめに
- 背景
- 経緯
- ゴール
- 環境
- Docker導入
- Mattermost導入
- 導入後
- 移行
- おわりに
はじめに
職場にチャットツールを導入したかったのですが、職場の文化が保守的であること等の理由で大々的にはやりにくい状況でした。
いろんな制約をかいくぐり、オンプレかつ無料版、しかもチーム内限定で使用できるようになりました。
似たような境遇の方々のご参考になればと思います。
背景
- レガシーにどっぷりな感じの環境(※)で、少しでも時代に追いついていく方法はないかと個人的に模索していた。
- 自分のスキルアップのため未経験のことをやりたかった。
- 時代の変化に対応しようという雰囲気をチーム内に作りたかった。
※テストコードなし、.Net Framework VB.Net/C#、SVN、Oracle
経緯
手始めとして、成果物に直接影響しないチャットツールを提案することにしました。
しかし、保守的な職場なので、有料版やクラウド版は調整が大変そうです。
そこで、Slackライクと言われているMattermostの無料かつオンプレ版を選択。
チーム内だけでひっそりと使用するだけ、という条件で了承を得ました。
良い機会なので勝手にDockerとGitも一緒に導入することにしました。
ゴール
メンバーに「便利だね」って思ってもらえたら大成功です。
環境
サーバ:Windows10 Pro(サーバマシンではなく個人端末)
Docker導入
手順を別の記事にしました。
Windows10にDocker Desktopをインストールしたので手順を残す
Mattermost導入
後日別の記事にします。
導入後
まずはお試しということで、自端末にインストールしてチームに使ってもらいました。
基本的に出社の職場なのですが、導入とほぼ同時期にある事件が起きました。
なんと、リーダーがコロナの濃厚接触者として自宅待機になってしまったのです。
そこで出社組とのコミュニケーションにMattermostが大活躍。
リーダーから「とても便利で助かった」と評価してもらえました。
導入成功と評価して良いと思います。
移行
恒久的に使用されそうなので、自端末から別の場所に移行することになりました。
しかし、サーバマシンをいじるとなるとこれまた大事(おおごと)になります。
結局、あまり使われていないメンバー保有の端末を使用することに。
移行元端末(Windows10) ⇒ 移行先端末(Windows10)
ということは、移行したところで状況はほとんど変わりません。
が、私以上にモチベ爆上がりしたリーダーの「移行できることを確認しておきたい」という圧倒的熱意に押され、タジタジになりつつ実施しました。
その後、隣の席なのに雑談もMattermostを使ったりして、チャット依存が心配になる日々が続きました。
おわりに
レガシーで保守的な職場にいるとスキルアップの妨げになると思っていました。
確かに限界はあるものの、自分次第の部分も相当大きいことが分かりました。
チームの意識に働きかけるつもりが、自分の意識が一番変わったかもしれません。
提案を前向きに検討してもらえる職場環境にも感謝しています。
ちなみに、最近リーダーは「忙しいとき煩わしいから」とMattermost通知を切り、「気づかないから直接話しかけて」と言っています。
全員出社してるからそれでもいいけど、あの熱意はどこへ?(笑)
この記事が誰かのお役に立てば幸いです。