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世界各国の実質GDP成長率をPowerBIで自動取得する

Last updated at Posted at 2024-07-06

売上を検証したり予測したりする場合、指標としてGDP成長率を使う場合があります。

取得に手間をかけたくないので、以前はOECDのWEBサイトから取得していたのですが仕様が変わったらしくエラーを返すようになり、良い機会でもあったので別の取得方法を検討しました。

絶対条件として「世界各国のGDP成長率が取得できること」「売上を予測して予算計上にも使用するため、実績値だけではダメで予測値も取得したいこと」「ダウンロードしてインポートなどの手間はかけたくない。自動取得できる事」「データの出所を聞かれた際相手(上司・他部署・顧客etc...)に納得してもらえる公的機関のデータであること」の4点となります。

いろいろ探していたら下記を発見。
https://www.imf.org/external/datamapper/NGDP_RPCH@WEO/OEMDC/ADVEC/WEOWORLD
IMF(国際通貨基金)のデータですので、権威としては十分ではないかと笑
というわけでこのデータをPowerBIで取得してみましょう。

https://www.imf.org/external/datamapper/api/help
APIについて記載されているページはこちら。

PowerBIを起動させ「データの変換」⇒「新しいソース」⇒「WEB」で上記2019年・2020年限定のWEBAPIアドレスからデータ取得を試みます。
image.png

そうするとデータを取れることは取れるのですが、なぜか全てカラム(列)で取得してきます。
image.png

この謎解釈は嫌なので下図のようにクリックします。
image.png

次に出てくる「Record」もクリック。
image.png

順番が正しければ各国のコード(3文字)と取得した年のGDP成長率が格納されたレコードが取得できます。
image.png

この段階で「テーブルへの変換」をクリックします。
image.png

見た目はあまり変わりませんが…
image.png

「Value」をクリックして展開すると…
image.png

こういう形式になるので…
image.png

下記の様にクリックして処理します。
image.png

これで国コード・年・GDP成長率のリストとして使用できる状態になりました。
image.png

予測に使うには未来込みですべての念を取得したいので今回の場合「?periods=2019,2020」を消去して再度データを取得します。
image.png

展開する年に下記の様にチェックを入れます。
image.png

これで未来の年も含んだ実質GDP成長率をデータセットとして使用できます。
image.png
(2024年時点では2029年までしか選択できないため、数年後にデータ取得をやりなおすメンテナンスが発生します。毎回ダウンロードするよりははるかによいと思うのですがノーメンテでやれる方法はないかなと考え中)

個人的なおすすめとして、PowerBIサービス上で「データフロー」として構築してしまったほうが使いまわしは利くと思います。

他のオープンデータについても記事で紹介していく予定。
エンジニアではありませんが何かのお役に立てばうれしいです。

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