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Visual Studio Code での Extension開発03(拡張機能)

Last updated at Posted at 2019-05-06

Visual Studio Code での Extension開発03(拡張機能)

概要

ここでは拡張機能について理解を深めたいと思います

公式ドキュメントと前回分は以下の通りです

前回までに作成したファイル

extension.ts
import * as vscode from 'vscode';

export function activate(context: vscode.ExtensionContext) {
    console.log('Congratulations, your extension "helloworld" is now active!');
  let disposable = vscode.commands.registerCommand('extension.helloWorld', () => {
    vscode.window.showWarningMessage("WarningMessag");
  });
  context.subscriptions.push(disposable);
}
export function deactivate() {}
package.json
{
  "name": "helloworld",
  "displayName": "HelloWorld",
  "description": "LEAVE BLANK",
  "version": "0.0.1",
  "engines": {
    "vscode": "^1.33.0"
  },
  "categories": [
    "Other"
  ],
  "activationEvents": [
    "onCommand:extension.helloWorld"
  ],
  "main": "./out/extension.js",
  "contributes": {
    "commands": [
      {
        "command": "extension.helloWorld",
        "title": "myApp"
      }
    ]
  },
  "scripts": {
    "vscode:prepublish": "npm run compile",
    "compile": "tsc -p ./",
    "watch": "tsc -watch -p ./",
    "postinstall": "node ./node_modules/vscode/bin/install",
    "test": "npm run compile && node ./node_modules/vscode/bin/test"
  },
  "devDependencies": {
    "typescript": "^3.3.1",
    "vscode": "^1.1.28",
    "tslint": "^5.12.1",
    "@types/node": "^10.12.21",
    "@types/mocha": "^2.2.42"
  }
}

共通機能

Common Capabilities are important building blocks for your extensions. Almost all extensions use some of these functionalities.
日本語google翻訳
共通機能はあなたの拡張のための重要な構成要素です
ほとんどすべての拡張機能はこれらの機能のいくつかを使用します

共通機能の概説

no 機能 概要
1 Command コマンドメニューを開いてコマンドを実行する
カスタムキーバインディングをコマンドにバインドする
右クリックしてコンテキストメニューのコマンドを呼び出す
2 Configuration Contribution Pointを使用した拡張機能固有の設定
3 Keybinding 拡張機能のカスタムキーバインドの設定
4 Context Menu 右クリック時のコンテキストメニューの挙動を制御
5 Data Storage データを保存
6 Display Notifications 通知の表示
7 Quick Pick ユーザの入力補助
8 File Picker ユーザのファイル選択補助
9 Output Channel 出力パネル
10 Progress API 進行状況の更新

共通機能を詳しく

1 Command

コマンドは一意の識別子を持つ関数(コマンドハンドラとも呼ばれる)
コマンドの登録方法については以下の通りです

  • registerCommand または registerTextEditorCommand 関数を使用して、コマンドハンドラをエディタに登録
     (※メソッドについて➡ vscode-api)

  • コマンド識別子を package.json のcontributes.commands.title に結びつける

2 Configuration

設定項目 Contribution Pointspackage.jsoncontributes以下に設定します

An extension can contribute extension-specific settings with the contributes.configuration
日本語google翻訳
エクステンションはcontrib.configurationでエクステンション特有の設定を提供することができます

Contribution Pointsについて

設定項目がたくさんあります
いまは以下の3つにとどめます

  1. commands
  2. menus
  3. keybindings
1 commands | コマンドの登録とカテゴライズ

設定箇所:contributes.commands.category
起動するタイトルとコマンドからなるエントリをコマンドパレットに設定できます
オプションで、コマンドタイトルの前に付けるカテゴリ文字列を定義し、グループ化もできます

項目名   概要
contributes.commands. command コマンドの名前
^ title コマンドパレットに表示させる名前
^ category カテゴリ名

✓helloworld\ package.json のコマンドにカテゴリを追加してみます
contributes.commands.category"group1" を追加

実行結果

コマンドパレットに group1:myApp と表示されるようになりました
(さらにwhen節によってコマンドパレットに表示されるタイミングも設定できるようです)

2 menus | メニューの設定

設定箇所: contributes.menus
コマンドのメニュー項目をエディタまたはエクスプローラに設定できます

✓とりあえずサンプルをhelloworld\ package.json 反映させてみます

    "menus": {
        "editor/title": [{
            "when": "resourceLangId == markdown",
            "command": "markdown.showPreview",
            "alt": "markdown.showPreviewToSide",
            "group": "navigation"
        }]
    }


実行結果

メニューバーにマークダウンのプレビューを開くアイコンが設定されました

✓ editor/ title を editor/ context に変更してみます

実行結果

右クリック時のコンテキストメニューの中に項目が追加されました

✓extension.tsで作成した「helloWorld」をコンテキストメニューに加えてみます
commandをextension.helloWorldにします

    "menus": {
      "editor/context": [{
          "command": "extension.helloWorld",
          "group": "navigation"
      }]
    }


実行結果

右クリック時のコンテキストメニューの中に myApp が追加されました

editor/contexteditor/title に変更してみます

実行結果

メニューバーに myApp が追加されました

項目名   概要
contributes.menus. commandPalette グローバルなコマンドパレットを設定対象にする
^ editor/context エディタのコンテキストメニューを設定対象にする
^ editor/title エディタのタイトルメニューバーを設定対象にする
contributes.menus.[設定対象]. when 条件節を設定する
^ command コマンドを割り当てる 必須項目
^ group メニュー項目のソートとグループ化を定義
navigationグループは常にメニューの先頭に表示される
when についてはまた別の機会で詳細の理解を深める必要がありそうです
3 keybindings | キーボードショートカットの設定

設定箇所: contributes.keybindings

✓helloworld\ package.json に以下を追記します

    "keybindings": [{
        "command": "extension.helloWorld",
        "key": "ctrl+f1",
        "mac": "cmd+f1"
    }]


実行結果
ctrl+f1extension.helloWorldが呼び出されました

3 Keybinding

キーボードショートカットの競合に注意が必要
結構キーボードショートカットの割り当ては大変かもしれないです
さらに詳しく Visual Studioコードの主なバインディング

4 Context Menu

上述しました

5 Data Storage

割愛します

6 Display Notifications

以下の通知表示があります

  • window.showInformationMessage
  • window.showWarningMessage
  • window.showErrorMessage

7 Quick Pick

ユーザの入力補助を実現します

上記を参考にしながらサンプルを動かしたいと思います
githubからファイル群をダウンロード
ローカルでquickinput-sampleフォルダを開きF5を押下したところ
以下のエラーが発生しました

npm installをコマンドラインで実行し動作するようになりました

コード内に記載されているキーワードと参考サイトを列挙します
※いったん保留

8 File Picker

showOpenDialog(options: OpenDialogOptions): Thenable<Uri[] | undefined>
上記のメソッドでファイルオープンダイアログをユーザに表示することができます

9 Output Channel

割愛します

10 Progress API

vscode.Progressで進捗バーを表示できます

進捗バーが表示されました

まとめ

package.jsonは設定
extension.tsはソース
ということが理解できました
そしてextension.tstypeScript,javaScriptが土台にあって
vscode-apiを絡めていくイメージが持てました
今更ですが、typeScript,javaScriptの基礎がないとextension.tsが読めません
なので、少し迂回します
typeScript,javaScriptの基礎学習に

参考

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