はじめに
緊急事態宣言が解除されましたが、全く同じ生活に戻ることはまずないでしょう。そんな中僕たちが救いたいと思ったのは日本全国にある観光地です。各地の特産品やお土産品は、色々なインターネットサービスを使って格安で在庫処分が行われています。このままではなかなか利益が見込めず、一刻も早く観光客が安心して旅行をできる環境を作らなければいけません。今回作った作品は後ほど紹介するハッカソンで奨励賞をいただいた作品の記録用記事です。開発構成/使用技術などについても少し書いています。
また、未来を見据えた物なので自粛警察はやめてください。
メンバー
今回は広島県等が主催するレッドハッカソン2020にしんぶんぶん(@shinbunbun_)とゆうせい(@ItyuJ)と僕(@inoue2002)の高校3年生3人でチームを組んで参加しました。
アイデア出しは一応始まる前から初めてはいたのですが、なかなかいいアイデアが出ず、実質、他の参加者の方のグループより出発は遅くなってしまいました。それぞれ普段からよく開発している分野がLINEBot/フロントエンド/バックエンドと綺麗に別れていたので、自分の担当する部分をメインにゴリゴリ開発しました。(LINEbotはぶんぶん君に力を貸してもらった部分もあります)
作ったもの(登壇動画)(5分)
実際の同級生の声をヒントに
自粛に疲れた高校生は今、何を従っているのか。聞いてみました。そこで、カラオケなど以外に、「県外に遊びに行きたい」「旅行に行きたい」との声も多くあったので、観光業に何かアプローチしようと思ったのがきっかけです。
観光業の今の現状
観光していて外せないものといえば、その土地の名産品やお土産品ですよね。
しかし誰も観光客が来なくなった今、それらの行き場を失った物達はネット通販等で格安に在庫処分されるようになりました。
いくら在庫処分が全てできたとしても利益が出たり、観光客が増えたりする訳でも無く、解決の方向には進んでいません。
そんなこれらの状況から生まれたのがこの「トラべる!」です。
「トラべる!」は何がどうなってどうしたいの?
完結に言うと 「LINEグループにBotを招待して、みんなで旅のしおりを作るサービスです」
これを使うことで、みんなが行きたい場所を取り入れながらそれらをすぐに可視化できます。
こうして、旅行計画を立てるきっかけを提供することが観光客の増加に繋がるのではないかと考えました。
このサービスの特徴
・観光情報は広島県/広島市のオープンデータを活用した。
→広島県
→広島市
・DBを操作するAPIを作ったりして、水平展開しやすい構成を作った
・実際に観光に行った人から感染症対策などが取られていて、安心できたかなどを聞くことができる。
開発体制
連絡
基本的にはハッカソンでオールだったので常にZoomを繋いでいました。
だから、分からない事や聞きたいことはいつでも聞ける体制を取っていました。
アイデア出し
Miroを使って、"社会の変化"が何で"必要とされるもの"は何なのかみたいなブレストから入りました。
仕様策定
基本的に、HackMDに書くようにしました。APIだと以下のような感じです。
以下は一部の切り抜きですが、全機能のPOST/GETについて策定してくれました。
やりとり
基本的にはSlackに専用のチャンネルを作成し、そちらで行いました。
開発構成/仕様技術
AWSにBotのコードやらマップのページやらぽんぽん置いて完成させました。
作ったものについて
※基本的に現在の開発段階ではグループでのイベントにしか対応していません。
※グループに招待→やりたいことを選択して記録する→みんなのやりたいことを確認する。というのが現在ユーザーに使っていただける機能になります。
実際に試して見る(現在止めてます)
ぜひ一度試してみてください。APIの利用回数が異常だったので現在は利用を停止しています。
開発を終えて
今回作ってみたものはプロトタイプに過ぎません。実装したい機能がまだまだ沢山あるので、もし時間があるならばもう少し開発に時間を割いて、よりユーザー体験の良いサービスにしたいなと思いました。
開発の裏話ですが、徹夜ハッカソンだったものの、色々と個人がこだわっていたりして時間が足りなかったです。発表の1時間前までハッピーパスが通っていないと言うなかなかギリギリの戦いでした。なんとか作った即席のスライドで最終の審査に挑みました。
結果発表では奨励賞と言う形をいただき、2日間それぞれの力を合わせて開発したものがこのように目に見える形で評価を頂き嬉しい限りです。これからもすごくなりたいがくせいぐるーぷのメンバーでハッカソンなどに参加し、色々な技術に挑戦したいです。一緒に開発してくれた@shinbunbun_と@ItyuJに感謝です。
後日得た教訓
無料枠に感謝wwwww pic.twitter.com/03RtFFQmxj
— ようかん (Yosuke Inoue) / (@inoue2002) May 27, 2020
後日、APIの利用利用料金がどうなってるんだろうとコンソールを見ると上のツイートのようにPlaceAPIに7000リクエストも入って請求が¥16,000を超えていました。幸い初心者クレジットで$300あったので負担してもらえたのですが、おそらく実際に開発で使ったのは2000ほど。どこかでシークレットキーがバレたのかな。。。
クラウド破産には気をつけてこれからも開発を続けて行きます。。
今後の展望
面白そう!私も観光業助けたいのでこのプロジェクトやりたいです!みたいな声が多くなると実際に動くかもしれないです。
APIやフロントエンドの技術的記事はメンバーの2人がこの後書いてくれるかもしれないです!