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AWSアップデートから考える継続的な運用改善

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Gov-JAWS #7で登壇した内容です。JAWS-UGということでAWSアップデートを題材としていますが、ガバメントクラウドの運用をする中でどのような意気込みで行っていくかという内容となっています。

まだ特定移行支援システムの対応などは残っていますが、2026年3月31日を一つの区切りとして、運用フェーズに入っていきます。現在の大きな課題としては、ガバメントクラウド利用料・運用経費の高騰問題があります。

昨年、この問題に対応するためにデジタル庁から「自治体情報システムの標準化・ガバメントクラウド移行後の運用経費に係る総合的な対策について」が提示され、運用経費の削減に向けて取り組んでいく方針となりました。構造的な対策の中で、FinOpsによるコスト効率化や運用管理の省力化・自動化による運用費用削減が提示されています。

また、「地方公共団体情報システム運用最適化支援事業費補助金」として、運用経費の一時的な増加分に対して補助金が交付されますが、その要件として地方公共団体情報システム運用最適化計画を策定し、継続的な改善・コスト削減に取り組んでいく流れとなりました。

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そのような中で、事業者側も運用費用の削減に取り組んでいく必要性が挙げられています。しかし、「運用効率化」=「運用経費削減」と単純にとらえてしまうと、SIerのビジネスでは「運用効率化」に関するインセンティブが構造的に存在しません。どのように運用改善に取り組んでいくか悩むこともありました。

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しかし、下記のように考えを変えることにより、運用改善に前向きに取り組むことができるようになりました。

自社は変わらなくても外部環境は常に変化します。自社が変わらないこと、それ自体がリスクに繋がります。

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  • 市場の変化 ― 競争力のある製品・業者が増え、顧客の選択肢は増加します。結果、現状維持はコストが高いわりに価値が低い製品になっていきます。

  • 技術の変化 ― 古い技術を使い続けることが運用非効率となり、運用ルールが積み重なることで運用品質も落ちていきます。

  • 人材の変化 ― レガシー技術が好きな人もいますが、最新技術のほうが人気があり、人材の確保が容易になります。

上記のように、単純に「運用効率化」=「運用経費削減」ととらえるのではなく、「将来の競争力強化のために中長期的には運用効率化が不可欠」という気持ちで運用改善・効率化を進めていくと、かなり前向きに運用を進めていくことができています。

運用改善の大きな材料であるAWSアップデートを活用した運用効率化についてです。今回はAWSアップデートを「中長期的に導入を検討するもの」と「すぐに導入できるもの」の2つに分けました。

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中長期的に導入を検討するものは、システムアーキテクチャの変更が必要だったり、次回システム更改時に採用を検討するものです。すぐに提供できるものではないですが、日ごろからの情報収集が重要です。JAWS-UGへの参加や毎日のAWSアップデートのチェックなど、情報収集自体が運用改善活動だと感じています。

対して、運用改善や品質向上、作業軽減のために「すぐに導入できるもの」もあります。こちらは単体では大きなコスト削減に繋がるわけではないのですが、小さな積み重ねが将来的なコスト削減に繋がります。GCASモダン化ガイドにも下記のような記述があります。重要なのは「現状よりも一歩でも前に進むこと」です。

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登壇の中では、中長期的に導入を検討するアップデートの例として「AWS announces AWS Interconnect - multicloud connectivity with Oracle Cloud Infrastructure in preview」、すぐに導入するアップデートの例として「Direct ConnectがBGPモニタリング用CloudWatchメトリクスを追加」といった最近のアップデートを紹介させていただきました。

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まだまだ課題は多いと思いますが、中長期的視点と即効性の視点を持って継続的な改善活動を実施していければと思います。

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