GWに勉強したマネジメント検定3級(旧経営学検定)について記載します。
下記の様に経営関連の資格は他にもありますが、取得するとなると結構ハードルが高いため、手軽に経営学を学ぶという意味でマネジメント検定はお勧めです。検定の概要や学んだ内容、その先について記載します。
経営関連の資格
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中小企業診断士
コンサルの国家資格ですが、1次試験短答式7科目、2次試験論述式、3次試験口述式、合格後実務補習が必要等、取得するにはかなりハードルが高いです。 -
ITコーディネータ
試験の他に研修が必要です。また1年毎に講習が必要なので取得費用、維持費用が高いです。 -
ITストラテジスト
情報処理技術者試験の一つです。ITと経営の知識が必要で難関は午後2の論文(4000字以内)です。
マネジメント検定について
経営学は会社の仕組みについて学ぶ企業論(株式会社って何?、取締役って何?など)、経営戦略、競争戦略、事業戦略(マーケティング含む)について学ぶ戦略論、会社の組織や人について学ぶ組織論などがありますが、3級はこのあたりの基礎が幅広く学習出来ます。なお試験は6月に受ける予定なのでどんな感じの問題かはまだ分かりません。検定の基本的な情報を下記に記載します。マネジメント検定のHPも参照下さい。
- 現在は3級と2級が年2回(6月と11月)実施
- CBT方式、マークシート
- 公式テキストと公式問題集が発売されている
学習してみて
結構前に前身の経営学検定の勉強をしたことがありますが、その時の内容は実務的というよりもより学術的な内容が多かった気がします。今回勉強してみると、より実務的に利用出来るものに改定されている気がしました。また、経営学の考え方も時代とともに変化していきますが、どの様に変化してきたかがしっかり記載されているので、理解がしやすいです。例えばマーケティングを例にすると下記のような感じですね。
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需要>供給の時代
ものが売れるため、作ったものをどう売るか(プロダクトアウト)の考えでした。 -
供給>需要の時代
ものが余る時代となり、売れるものを作る(プロダクトイン)という考えになってきました。 -
現代
ただ売るだけではなく環境問題など企業の社会的責任を考える時代となりました。
業務に活かす
戦略論では資格を60個以上取得してみて。 中長期的に役にたった場面~コンセプチュアルスキルの向上~に少し記載しましたが、SWOT分析やPPMなどの経営学のフレームワークを学習することは論理的かつ効率的に物事を考えるのに有効かと思います。また組織論ではマネジメント、リーダーシップ、動機付け理論などを通して管理的側面からどの様なことが必要か、どの様な手法があるかを学ぶことが出来ます。これらも時代とともに変化していくものですが、その変化してきた歴史を学ぶことでこれから何が必要かを自分なりに考えて組み立てていくことが出来ます。ここに記載させて頂いたのは一例ですが、その他にも業務に役立ちそうな理論は色々とありました。
今後
まず6月に3級を受けてみようと思います。その後11月に2級を受験予定です。タイトルに記載したITストラテジスト試験ですが、この試験の合格にはITスキル
、経営系スキル
、論文試験になれる
の3つが必要だと考えています。そのため、マネジメント検定で経営系スキル
の学習をして論文の勉強
をすればITストラテジスト試験はいけそうな気がしてきました。また論文については、論文の書き方を勉強するのと、普段から自分の考えを持って業務にあたっていくということが重要だと考えています。