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エレキ素人が何か考える(その7):マイナス電圧

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マイナス電圧をつくる

マイコンのPWMを利用してマイナス電圧をつくる。実回路とシミューレーターとの比較も行う。

情報(サイト)

回路

上記の全面的に参考したサイトの回路図は次のようなものである。

ここでは、10kHzのPWM、10μFのコンデンサ(以降、左をC1、右をC2とする)、1kΩの抵抗を基本とし、それぞれを変化させてみた。なお、ダイオードは1N4148を利用。また、実際の配線状況は下記のとおり。

ソースコード

上記の全面的に参考したサイトのコードと同じ。

#define PIN 3
#define FREQ_HZ 10000

void setup()
{
    pinMode(PIN, OUTPUT);
    tone(PIN, FREQ_HZ);
}

void loop()
{
}

tone()を使うところがミソらしい。

測定状況

その3で利用したオシロスコープやその7で利用したpokitMeterを利用。上述した基本の組み合わせの測定状況は下記のとおり。

マイナス電圧が得られている。

検証

ArduinoのGPIO出力は実測値で4.9Vくらいであった。なので、シミュレーションでも4.9Vを最大値とした。

10kHz, C1:10μF, C2:10μF, 1kΩ

右端の抵抗における電圧の実測値は下記のとおり。なお、横軸は400ms単位で表示されている。
image.png
-3.14V〜-3.08Vくらいだろうか(差は0.06V)。次にシミュレーションの結果は下記のとおり。
image.png
-3.485V〜-3.47V(差は0.015V)。実測値とシミュレーションとで絶対値で10%程度の差があるが、用いた部品やマイコンの精度を考えるとまずまずの結果であろう。

10kHz, C1:1μF, C2:1μF, 1kΩ

実測値は下記のとおり。

-3.15V〜-2.96Vくらい(差は0.19)。コンデンサ容量が小さいと電圧のブレ幅が大きい。シミュレーションの結果は下記のとおり。
image.png
-3.353V〜-3.331V。シミュレーション結果(差は0.022)の方が電圧のブレ幅がかなり小さい。

10kHz, C1:470μF, C2:470μF, 1kΩ

実測値は下記のとおり。

コンデンサ容量が大きいと電圧のブレ幅は小さい。シミュレーションの結果は下記のとおり。
image.png
こちらも同様で、ほぼ変化なし(最小値も最大値も、-3.482V)。

C1, C2とが異なる容量のケース

実測値のみ表示。

10kHz, C1:10μF, C2:1μF, 1kΩ

10kHz, C1:10μF, C2:470μF, 1kΩ

10kHz, C1:1μF, C2:10μF, 1kΩ

10kHz, C1:470μF, C2:10μF, 1kΩ

まとめると

  • C1容量大 --> マイナス電圧大
  • C2容量大 --> 電圧のブレ幅小

素人なので説明できず、、、論理的な説明は参考サイトなどにお任せしたい。

周波数を変化させる

ここでも実測値のみ表示。

1kHz, C1:10μF, C2:10μF, 1kΩ

50kHz, C1:10μF, C2:10μF, 1kΩ

まとめると

低周波数では、時間的に電圧が安定しない。50kHzの結果(マイナス電圧値が低め)の理由はよくわからず。

抵抗値を変化させる

10kHz, C1:10μF, C2:10μF, 220Ω

10kHz, C1:10μF, C2:10μF, 10kΩ

まとめると

抵抗値大で、マイナス電圧値大かつ電圧のブレ幅小。こちらも、論理的な説明は参考サイトなどにお任せしたい。

補足

PWMではなく、正弦波を用いるとどうなるかもトライ。正弦波を発生させるソースコードはその3参照。種々の理由で、周波数や電圧は、PWM利用時と異なるものを利用した(なので、単純比較はできない)。

シミュレーションの結果は下記のとおり。
Sin3.3V20kHz10uF10uF1Kohm.png
-1.773Vが得られている。ある程度の繰り返し(周波数が)があれば、マイナス電圧が得られると推測。そこで、実回路でも試すことに、、、。

単位が見えていないが、-56.2mV。シミュレーションとの差の理由は、シロートにはわからず。

終わりに

とりあえず、マイナス電圧をつくることができたので、成功としたい。

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