Fortigate VMでSD-WAN
今回は、SD-WANにトライ。いつものように、VMはVMware Workstationで動作。Versionは7.6.7利用、引き続き、Evaluationライセンス。
ネットワーク
Evaluationライセンスの制限(インターフェース3つまで)内で、簡単なネットワークを構築。
- 2つのFortigate(FG)間にIPsecトンネルが2つ
- 両端のネットワーク(10.1.1.0/24と10.1.2.0/24)をトンネルさせる
- IPsecトンネルのどちらが切断されても、両端のネットワークに疎通がある状態(これが、SD-WAN)
今回も、VMware WorkstationのLANセグメントを用いて、ネットワークを作成。
設定
はじめに
VPNトンネルを作成してから、SD-WANメンバーにそのトンネルをメンバーとして登録することはできなかった(メンバーとして、トンネルを選ぶことができない)。Evaluationライセンスの制約かもしれない。構築方法は後述。
また、WAN側IPアドレスおよびLAN側IPアドレスはすでに設定済みとして、話を進める。
SD-WAN作成
ここでは、SD-WANメニューにて、SD-WAN手動構成を選択した。
ここで、「VPN」をクリックし、IPsecトンネルを作成する。
事前共有鍵入力。
トンネル名(ここでは「vpn1-1」)およびリモート側のIPアドレス入力。
WAN側物理ポートを指定(ここでは「port1」、もう一つのトンネルでは「port2」となる)。
サブミット。
すると、登録可能メンバーにトンネル(vpn1-1)が見えるようになる。
トンネルを選択してOKクリック。2本目のトンネル(物理ポートは「port2」)も同様。
CLIでメンバーのソースIPアドレスを設定する。
FG1 # config system sdwan
FG1 (sdwan) # config members
FG1 (members) # show
config members
edit 1
set interface "vpn1-1"
set source 10.1.1.254
next
edit 2
set interface "vpn1-2"
set source 10.1.1.254
next
end
ここでは、LAN側IPアドレス(「port3」のIPアドレス「10.1.1.254」)を指定。
次にパフォーマンスSLAの設定。
サーバーとしてリモート側のLANのIPアドレス(10.1.2.254)を指定。
次にSD-WANルールの設定。
ここでは、ベストクオリティ選択、クオリティ基準はレイテンシ(遅延)。また、インターフェースやゾーンを指定。
ファイアウォール
LAN側ネットワーク(port3)とSD-WANゾーン(virtual-wan-link)の通信を許可する。
スタティックルート
リモート側のLANネットワーク(10.1.2.0/24)のあて先を、SD-WANゾーン(virtual-wan-link)とする。
状況
インターフェースの状況は下記となる。
VPNトンネルの状況は下記。
SD-WANの状況は下記。
クオリティ基準がレイテンシなので、値が小さいトンネル「vpn1-1」がルートとして選ばれている(vpn1-1:1.34ms, vpn1-2:1.36ms)。
再起動後にトンネル再設定
Evaluationライセンスの制約(?)か、再起動後、SD-WANメンバーのトンネルの再設定が必要であった。再起動後の様子は下記。
ここで、Member1を選択して編集する。
再度、インターフェースとして、再起動前に指定したトンネル(ここでは「vpn2-1」)を設定。
検証
下記は2番目のトンネルがルートとして選択されている状況である。
この状況で、2番目のトンネルが紐づいている物理ポート「port2」をダウンさせる。
すると、パフォーマンスSLAにて、トンネル「vpn1-2」がダウンしている様子が見える。
ルートもトンネル「vpn1-1」が選択されていることがわかる。
このときの末端間の疎通状況は下記となる。IPアドレス10.1.1.11からIPアドレス10.1.2.11へのpingである。
Port2をダウンさせたタイミングが、シーケンス番号57の次である。シーケンス番号58,59,60が見えない。このpingは1秒おきに実行されているので、SD-WANによるルート切り替え時間は3-4秒であることがわかる。
EOF


























