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Fortigate VM(その4)

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Fortigate VMでSD-WAN

今回は、SD-WANにトライ。いつものように、VMはVMware Workstationで動作。Versionは7.6.7利用、引き続き、Evaluationライセンス。

ネットワーク

Evaluationライセンスの制限(インターフェース3つまで)内で、簡単なネットワークを構築。

image.png

  • 2つのFortigate(FG)間にIPsecトンネルが2つ
  • 両端のネットワーク(10.1.1.0/24と10.1.2.0/24)をトンネルさせる
  • IPsecトンネルのどちらが切断されても、両端のネットワークに疎通がある状態(これが、SD-WAN)

今回も、VMware WorkstationのLANセグメントを用いて、ネットワークを作成。

設定

はじめに

VPNトンネルを作成してから、SD-WANメンバーにそのトンネルをメンバーとして登録することはできなかった(メンバーとして、トンネルを選ぶことができない)。Evaluationライセンスの制約かもしれない。構築方法は後述。

また、WAN側IPアドレスおよびLAN側IPアドレスはすでに設定済みとして、話を進める。

SD-WAN作成

ここでは、SD-WANメニューにて、SD-WAN手動構成を選択した。

SDWAN_手動構成.png
SDWAN_メンバー追加でVPN作成が必要だった.png

ここで、「VPN」をクリックし、IPsecトンネルを作成する。

SDWAN_メンバー作成1.png

事前共有鍵入力。

SDWAN_メンバー作成2.png

トンネル名(ここでは「vpn1-1」)およびリモート側のIPアドレス入力。

SDWAN_メンバー作成3.png

WAN側物理ポートを指定(ここでは「port1」、もう一つのトンネルでは「port2」となる)。

SDWAN_メンバー作成4.png

サブミット。

SDWAN_メンバー作成5.png

すると、登録可能メンバーにトンネル(vpn1-1)が見えるようになる。

SDWAN_メンバー作成6.png

トンネルを選択してOKクリック。2本目のトンネル(物理ポートは「port2」)も同様。

CLIでメンバーのソースIPアドレスを設定する。

FG1 # config system sdwan

FG1 (sdwan) # config members

FG1 (members) # show
config members
    edit 1
        set interface "vpn1-1"
        set source 10.1.1.254
    next
    edit 2
        set interface "vpn1-2"
        set source 10.1.1.254
    next
end

ここでは、LAN側IPアドレス(「port3」のIPアドレス「10.1.1.254」)を指定。

次にパフォーマンスSLAの設定。

パフォーマンスSLAの設定.png

サーバーとしてリモート側のLANのIPアドレス(10.1.2.254)を指定。

次にSD-WANルールの設定。

SD-WANルール1.png
SD-WANルール2.png

ここでは、ベストクオリティ選択、クオリティ基準はレイテンシ(遅延)。また、インターフェースやゾーンを指定。

ファイアウォール

SDWAN_Firewalll.png

LAN側ネットワーク(port3)とSD-WANゾーン(virtual-wan-link)の通信を許可する。

スタティックルート

SDWAN_StaticRoute.png

リモート側のLANネットワーク(10.1.2.0/24)のあて先を、SD-WANゾーン(virtual-wan-link)とする。

状況

インターフェースの状況は下記となる。

SDWAN_Interface.png

VPNトンネルの状況は下記。

SDWAN_VPNトンネル.png

SD-WANの状況は下記。

パフォーマンスSLA.png
パフォーマンスSLAのとおり1が選ばれている.png

クオリティ基準がレイテンシなので、値が小さいトンネル「vpn1-1」がルートとして選ばれている(vpn1-1:1.34ms, vpn1-2:1.36ms)。

再起動後にトンネル再設定

Evaluationライセンスの制約(?)か、再起動後、SD-WANメンバーのトンネルの再設定が必要であった。再起動後の様子は下記。

SDWAN_再起動するとトンネルが空になる.png

ここで、Member1を選択して編集する。

SDWAN_再起動後トンネル追加.png
SDWAN_再起動後トンネル追加2.png

再度、インターフェースとして、再起動前に指定したトンネル(ここでは「vpn2-1」)を設定。

検証

下記は2番目のトンネルがルートとして選択されている状況である。

SDWAN_Port2-Down-Up-MoveTo2nd.png

この状況で、2番目のトンネルが紐づいている物理ポート「port2」をダウンさせる。

SDWAN_Port2-Down.png

すると、パフォーマンスSLAにて、トンネル「vpn1-2」がダウンしている様子が見える。

SDWAN_Port2-Down-SLA.png

ルートもトンネル「vpn1-1」が選択されていることがわかる。

SDWAN_Port2-Down-MoveTo1st.png

このときの末端間の疎通状況は下記となる。IPアドレス10.1.1.11からIPアドレス10.1.2.11へのpingである。

SDWAN_ping.png
SDWAN_ping_Port2-Down.png

Port2をダウンさせたタイミングが、シーケンス番号57の次である。シーケンス番号58,59,60が見えない。このpingは1秒おきに実行されているので、SD-WANによるルート切り替え時間は3-4秒であることがわかる。

EOF

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