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エンジニアいらなくね?バイブコーディングで個人開発した素人の感想

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Last updated at Posted at 2026-04-15

「エンジニアいらなくね?」

そう思ったのは、プログラミングを一切知らない自分が、AIだけを使って動くアプリを3日で作った日だった。

エンジニアの友人に見せたら、しばらく黙っていた。

バイブコーディングとは何か

「バイブコーディング」というのは、コードを書かずにAIに話しかけながらアプリを作ることだ。

自分の解釈ではこうだ。「AIに雰囲気(バイブ)で指示を出して、コードを生成させる」開発スタイル。

プログラミングの知識がなくてもできる。必要なのは「何を作りたいか」という意思と、AIに的確に伝える言語化能力だけだ。

従来の開発 バイブコーディング
コードを書く AIに指示する
エラーをデバッグする AIにエラーを投げる
ライブラリを調べる 「これをやりたい」と言う
数週間〜数ヶ月 数日〜1週間

自分はエンジニアではない。マーケターだ。コードは「Hello World」すら書いたことがない。

そんな自分が、ChatGPTとCursorを使って3日でアプリを作った。

実際に何を作ったか

「習慣トラッカー」アプリだ。

毎日の習慣(運動、読書、瞑想など)を記録して、継続日数を可視化するシンプルなWebアプリ。

作り方はこうだ。

まずChatGPTに「React使って習慣トラッカーを作りたい。機能はこれだけ」と伝えた。

ChatGPTがコードを出してくれた。

それをCursorに貼り付けて「これを動かして」と言った。

エラーが出た。エラー文をChatGPTに投げた。

修正コードが来た。繰り返す。

3日後、それっぽいUIのWebアプリが動いていた。

エンジニアの友人の反応

「見せてほしい」と言ったエンジニアの友人(経験7年)に、アプリのデモを見せた。

しばらく画面を触って、彼が言った言葉は「……これ、コード書いてないの?」だった。

「ChatGPTと話しかけただけ」と答えたら、また黙った。

その後こう言った。

「機能としては動いてるし、UIも悪くない。でも中のコードは絶対にひどい」

「見てもいい?」

コードを見せたら「うん、想像通り。セキュリティホールだらけで、スケールしたら死ぬ。でも、動いてはいる」

「動いてはいる」が全てを表していた。

「エンジニアいらない」論の検証

正直に言う。

「エンジニアいらなくね?」という感想は、半分正しくて半分間違っていた。

場面 エンジニアが必要か
個人ツールを作る 必要ない(バイブコーディングで充分)
プロトタイプを作る 必要ない
公開して多くの人に使ってもらう 必要
スケールさせる 絶対に必要
セキュリティを担保する 絶対に必要
障害対応する 絶対に必要

自分が作ったアプリは「個人が使う程度のツール」だった。

それで十分な用途なら、エンジニアは確かにいらない。

でも「ビジネスとして動かす」レベルになった瞬間、バイブコーディングの限界が露わになる。

IT業界に起きていること

バイブコーディングの台頭は、IT業界に確実な変化をもたらしている。

自分のような素人が「動くもの」を作れるようになった。

これは何を意味するか。

「コードを書く」というスキル自体の価値が変わりつつある、ということだ。

ジュニアエンジニアがやっていた「仕様をコードに落とす」作業の一部は、AIに置き換わる可能性がある。

変わりにくいスキル 変わりやすいスキル
アーキテクチャ設計 ボイラープレートのコーディング
セキュリティ対策 簡単なCRUD実装
障害調査・原因特定 テストコードの初期作成
要件定義・ユーザー理解 ドキュメントの形式化

エンジニアが「いらなくなる」のではなく、「求められるスキルセットが変わる」が正確だろう。

IQテスト画像

素人がバイブコーディングで詰まったポイント

「AIに指示するだけ」は正確ではなかった。

詰まったポイントを正直に書く。

1. 「何を作りたいか」を明確にするのが難しい

「なんかいい感じの習慣アプリ」では、AIは動けない。

「ユーザーが毎日チェックできる習慣リストがあり、チェックすると連続日数がカウントされ、7日継続するとバッジが出る」

このレベルの具体性が必要だった。

「要件定義」ができない人は、バイブコーディングでも詰まる。

2. エラーメッセージの意味が分からない

AIにエラーを投げれば解決してくれる。でも同じエラーが繰り返し出ると、「何が根本原因なのか」が分からなかった。

エンジニアならパターン認識できるエラーが、素人には毎回「謎のテキスト」だった。

3. 「これで良いのかわからない」不安

動いているように見えても、「正しく動いているかどうか」が判断できなかった。

バグが潜んでいるかもしれないのに、発見する方法が分からない。

バイブコーディングとIQ

バイブコーディングで詰まった経験から気づいたことがある。

「AIをうまく使えるかどうか」は、IQと相関があるかもしれない、ということだ。

AIへの的確な指示出しには「論理的に考える力」「要件を言語化する力」「問題を分解する力」が必要だ。

これらは認知能力の中核と重なる。

コードを書く力がなくても、「AIを適切に使う力」がなければ、バイブコーディングは機能しない。

「エンジニアいらない」の本当の意味は「コーディングスキルがなくても作れる」であって、「知的スキルが不要になった」ではない。

むしろ「コードという補助輪がなくなった分、素の認知能力が試される」とも言える。

まとめ

問い 答え
コード知識なしで動くアプリを作れるか Yes(個人利用レベルなら)
エンジニアはいらなくなるか No(役割は変わるが必要は続く)
バイブコーディングに必要な能力は何か 要件定義力、論理的言語化、問題分解力
IQとの関係は 認知能力が高いほどAI活用が上手くなる可能性がある

「エンジニアいらなくね?」は半分正しかった。

でも「思考力いらなくね?」は全く正しくなかった。

AIが「コードを書く作業」を肩代わりしてくれる時代でも、「何を作るべきかを考える力」は人間にしかできない。

そしてその力は、IQと深く関係している気がする。

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