KubeWeeklyは毎週Kubernetesに関する興味深いニュースを提供しています。この記事は 2018/07/25に公開された https://kubeweekly.com/kubeweekly-142/ を読んで、感じたことをメモ的にまとめたものです。
私の勘違いや説明不足による誤解もあるかと思いますので、この記事読んで「おっ」と思ったらURLを辿って本文を確認してください。
The Headlines
The History of Kubernetes & the Community Behind It - Kubernetes
OSCONでのMost Impactful Open Source Projectを受賞したので、このタイミングで振り返るKubernertesの歴史
11 Ways (Not) to Get Hacked - Kubernetes
ハッキングされないための11の方法
Kubernetesのセキュリティの話。
Control PlaneとWorkloads、さらにThe Futureという3カテゴリに分けて紹介している。
ツールの紹介が充実している。
- ControlePlane
- TLSで通信しよう
- Control Planeの通信の様子の図がわかりやすい。
- RBACで最低限の権限をつけよう。AuditLogを取ろう
- サードパーティ認証を使おう
- etcdクラスアトォファイアーウォールで分離しよう
- 証明書をローテートさせよう
- TLSで通信しよう
- Workloads
- Linuxのセキュリティ機能とPSPを使おう
- YAMLを静的解析しよう
- root以外でコンテナを動作させよう
- NetworkPolicyを使おう
- イメージをスキャンしよう、侵入検知システムを動かそう
- GitHub - coreos/clair: Vulnerability Static Analysis for Containers
- GitHub - aquasecurity/microscanner: Scan your container images for package vulnerabilities with Aqua Security
- Grafeas
- Container Security & Cloud Native Security | Twistlock
- Aqua Container Security - Docker, Kubernetes, OpenShift, Mesos
- Sysdig | Sysdig Secure
- GitHub - draios/falco: Sysdig Falco: Behavioral Activity Monitoring With Container Support
- Feature
How to scale Microservices with Message Queues, Spring Boot, and Kubernetes
先週読んだ
The Technical
Feature Highlight: CPU Manager - Kubernetes
新機能紹介 beta機能であるCPU Managerについて。
CPUコアを占有するような設定ができる機能のようです。
占有ということなので、整数のコアの指定が必要。
機械学習のようなCPUを占有するワークロード向けの機能。
Horizontal Pod Autoscaler Kubernetes Operator · Banzai Cloud
Deployment(or StatefulSet)にannotationをつけるとHPAを自動で作ってくれるoperatorの紹介。
既存のHelm ChartにHPAの機能だけをつけたいけどChart自体はいじりたくない、、という課題に答えるプロダクトのようだ。
Azure Functions on Kubernetes – Asavari Tayal – Medium
Azure Functions Core Tools を使うと、AzureFunctionと同じ機能をローカル環境で利用することができる。
要はDockerfileやソースコードをscaffoldingしてくれて、kubectlをラップしてKubernetes上にデプロイしてくれるツール。
NATS Operator: Integrating Kubernetes ServiceAccounts for operated NATS clusters
NATS Operatorの解説。
- NatsCluster
- NatsServiceRole
のCRDを定義。
NatsServiceRoleができるとそれに対応したServiceAccountと、Tokenがつくられ、そのTokenでNATSにアクセスする。
TokenRequest APIを使ってNATS用のTokenを作る。この差異audienceを設定して、NATSに対してのみ使えるように制限している。
PodSharedProcessNamespaceによりNATS serverと同居しているreloaderがHUPを送ることでゼロダウンタイムでのroleの更新を実現している。
まだα版。NATSにはJWTでの認証はサポートされていないとのこと。(NATS Operatorの時はどうやっているのだろうか?独自ビルド?)
Hands-On CI/CD for Microservices With Jenkins X - DZone Microservices
Jenkins Xのチュートリアル記事。
JenkinsXはGKEクラスタも作るし、GitやDockerfile,Helm chartのskaffoldingも行うし、至れり尽くせり
Deploying a Stateful Application on Google Cloud Kubernetes Engine | @RisingStack
GKEにStatefulなアプリケーションをデプロイするチュートリアル。
アプリケーションはGhostというブログエンジン
テーマや画像を永続データとして持っているとのこと。
データベースはGCPのものを使う、接続用のプロキシをサイドカーに仕込む
type=Loadbalancerでサービスを公開する。
Building an operator for Kubernetes with kubebuilder
Building an operator for Kubernetes with the sample-controller ではKubernetesリポジトリにあるサンプルのcontroller( GitHub - kubernetes/sample-controller: Repository for sample controller. Complements sample-apiserver )を改造して簡単なControllerを実装している。
この記事ではKubeBuilderについて説明をしている。
Building an operator for Kubernetes with operator-sdk ではoperator-sdkについて説明している。
生でcontrollerを書くのとKubeBuilderで書く場合、operator-sdkで書く場合の違いが比較するのに良い記事
Debugging a Java Rate Limiter Service using Telepresence and IntelliJ IDEA
Telepresenceの本家チュートリアル。
IntelliJと連携してリモートのKubernetesのPodをデプロイすることができる。
The Editorial
Kubernetes Wins the 2018 OSCON Most Impact Award - Kubernetes
Kubernetesが2018 OSCONのMost Impact Awordを受賞した話。
Creating an Effective Developer Experience on Kubernetes: CNCF Webinar Recap
CNCF Webinarのまとめ
開発経験の向上をどのように実現するか?といった内容
開発環境を考える上で「環境構築」は重要。どういう環境構築方法を提供すべきか?
ワークフローの面では
- local development
- packaging apps
- CI/CD
- deployment control
- observability
をうまく考慮して管理する必要がある。
DataWire社はよくこういう開発ワークフロー系の話をしている印象。
Build, deploy, manage modern serverless workloads using Knative on Kubernetes
knativeの話。
リソースの紹介がされている。具体的にどのように使えるかは今後記事を書く予定とのこと。
The Kubernetes Third-Year Anniversary Is Just the Beginning - The New Stack
Kubernetes3周年
その勢いを説明している。
Reinventing the World’s Largest Education Company With Kubernetes - Cloud Native Computing Foundation
PearsonのKubernetesを使った事例の紹介。
Kubernetes contributor experience - DevRel.net DevRel.net
Kubernetes のコントリビューターの話。SIGに分けて活動することがどのように合理的なのか、などが語られているらしい。
(Transcriptは長いので読んでいない)
Why Kubernetes May Be Big Business For Solution Providers - Page: 1 | CRN
バックナンバー
- KubeWeekly #141 https://qiita.com/inajob/items/7771e5a5a4409f433042