はじめに
新年となり少し時間ができた時。エンジニアと切っては切れないドキュメントを読む。という作業が苦手な自分。
今年は文字を読む習慣をつけよう！と思い立ったら即やってみたくなり、本屋に出かけ気になる本を読んでみました。今年もよりよいエンジニアライフのため頑張るぞ〜！
読んだ本
今回読ませていただいた本はこちら↓
概要
”圧倒的な生産性を生むスキル！”と題し、自称三流エンジニアである著者が実際にアメリカのマイクロソフト社で一流エンジニアから学んだ「思考法」（マインドセット）を紹介しています。一流、といっても同じ人間。では何が違うんだろう？という問いかけから
書籍目次はこのような感じです。
第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう？
-生産性の高さの秘密-
第2章 アメリカで見つけたマインドセット
-日本にいるときは気づかなかったこと-
第3章 脳に余裕を生む情報整理・記憶術
-ガチで才能のある同僚-
第4章 コミュニケーションの極意
-伝え方・聞き方・ディスカッション-
第5章 生産性を高めるチームビルディング
-「サーバントリーダーシップ」「自己組織型チーム」へ-
第6章 仕事と人生の質を高める生活習慣術
-「タイムボックス」制から身体づくりまで-
第7章 AI時代をどう生き残るのか？
-変化に即応する力と脱「批判文化」のすすめ-
学んだこと
章立てで考え方や行動について記載されていますが、今回は自分自身が使えそう、実践できそう、できたら一流になれるかも、と思った内容について備忘録も兼ねながら記載していきます。
脳内デバッグ
- 闇雲な試行錯誤はダメってこと。
- 不具合の原因を仮説として立て、それを確認する作業を行う。
- 先入観や経験に囚われず、冷静に切り分けを行うことが重要。
私自身、不具合探究がすごく苦手で、原因は何かって考えた時に、あれもこれもって考えられるからそれを一つ一つ潰すように考えて時間をかけても結局単純なミスが原因なことが多い。
事前に切り分けの方針を立てることで、効率的に問題解決ができるようになりそう。
その整理をはじめは文字や絵に起こして、だんだんと脳内で整理できるようにしたい
どんな人でも基礎は大事
- できる人は最初からできてたわけじゃない、できるようになるまで基礎を知っていて、技術を自分のものにしている。
- 本当の理解とは、調べなくても実装できること。
- 分かったつもりにならず、一つずつ丁寧にコードを追うことが重要。
ChatGPTに聞いて実装できたとしても、まだ本当に理解したとは言えない（ぐさり）。
調べなくても書けるコードを増やすことが、効率アップに繋がる。どの世界でも基礎が大事だってこと。
ただ業務を行なっていくと、実用をすぐに求められがち、ここは意識してドキュメント読んだり、スキップしないで1行ずつ読み込んだりしたい。
やることを一つに決める
- ほんとに重要な一つをピックアップする。そして決めたことへの時間を固定して、取り組む。
- マルチタスクは集中力を削ぐので、まずタスクを"完了"させる。
- 自分の時間を確保することが大切。
自分は目の前に起きたことへすぐ目が行き、ちょこっとずつ進めがち。
タスク"完了"の達成感を味わいながら、整理整頓する。
タスクの管理方法も何がベストか、見極める。
またこの先、会議や教育などで他の人の時間が増えた場合でも、自分の時間をブロックする意識を持つ。
学びのシェア
- 共有は具体的な状況よりも、学びやその意見、感想を伝える。
- チーム全体の財産になるのは「考え方」や「工夫の仕方」。
自分も情報を共有する際、学びや考え方にフォーカスするようにしたい。こういう考え方から選択した理由を意識する。
そして物事への選択も過程と理由を意識し、共有する。
もちろん、新しいことへのチャレンジも忘れずに（そうしないと共有も何もない）
技術のアウトプット
- 人に読んでもらう、説明できる記事を書くのは良いこと。
- 思い出すことが1番な記憶の定着に繋がるからこそ、説明できることは一つのチェックポイント。
（やっててよかった、ぜひみんなも記事書こう☺️）
今までもいろいろアウトプットをしてきたが、もっと意識的に説明できるレベルまで理解を深めるようにしたい。
短い会話
短時間のコミュニケーションの重要視。
「ちょっといい？」と聞くだけ。短時間だからこそ、簡潔に、簡単に相談する。
音声の方が、情報量も多くレスポンスも早い。細かなニュアンスの違いも気づける。
特にリモートワークの場合の生産力を高めるための一つの方法だと感じた。
「聞きやすい雰囲気作り」も重要。"する/される"関係の構築から始めていく。
良い仕事には良い身体
- 健康は仕事のパフォーマンスに直結する。
- 睡眠や適度な休憩（ディスプレイから離れること）が大切。
エンジニアはなぜか筋トレが好きな人が多い（自分がやるかどうかは別として）。
リモートワークで常に座っている身、特に意識しなきゃと思い続けている。
個人的には早起きはやる気と時間の使い方がうまくできる気がするので、おすすめ。
おわりに
今回は書籍を通じて、学んだこと感じたことを記事にしました。共感と学びを同時に受けれて、面白い感覚でした。
ただ、考え方や思考は、私自身がアメリカンだなぁって思うくらい日本社会全体の常識とは異なるため、末端の自分がどうこうしても仕方ないことも多かった。その考えを知っていて、許容できるなんて、、と思っている自分もその仲間だよな、と考えさせられました。
今回の記事を通じてもっと詳しく知りたい！と思ってくれたらぜひ読んでみてくださいねー！