前回記事からの続きで、Pybricks Codeの紹介と、それを使ったファームウェアインストール方法について書きます。
Pybricks Code とは
EV3以外の Pybricks では開発環境として Pybricks CodeというWebブラウザで動くIDEを使います。
※ EV3用のPybricks環境の構築については @Sunrise98 さんの記事を参照してください。
ハブとの接続には Web Bluetooth が使われるので、Web ブラウザは Chrome 系を使うのがよいでしょう。
外観
Pybricks Codeにアクセスすると、次の画面が現れます。
ハブへのファームウェア転送
ハブに MicroPython ファームウェアをインストールするには、左ペインの歯車アイコンをクリックして設定を表示して、「Install Pybricks Firmware」をクリックします。
インストール対象のハブを選んで「Next」をクリックします。
ライセンスに同意のチェックを入れて「Next」をクリックします。
ハブにつけるBluetoothデバイス名を入力して「Next」をクリックします。
表示される手順にしたがって、ハブをDFUモード(いわゆるファームウェアをインストールするモード)にして、「Install」をクリックします。ハブのBluetoothに接続してファームウェアのインストールが行われます。
例としてして示している Technic Hub の場合だと、DFUモードに入るのに次のようにします。
- ハブの電源が入っていれば、一度電源を切ります
- ハブの電源ボタンを押したままにします
- ハブのLEDがパープル色に点滅したら「Install」をクリックします
- Bluetooth接続するハブを選択します
- 電源ボタンの押下をやめます
- ファームウェアのインストールが行われます
ハブとの接続
ハブと接続するには Pybricks Codeの上にある Blurtooth アイコンをクリックします。
ハブのスキャンが行われ、表示されるデバイスを選らんで「ペア設定」をクリックします。
Bluetoothアイコンが次に変わったら接続完了です。
REPL表示
ハブに接続したら、Pybricks Codeの上にある REPL アイコンをクリックすることによって、コンソール領域に REPL が表示され、ここで入力も可能です。
モジュール一覧を表示してみた例を示します。
プログラミングはまた次回で
次の記事ではモータやセンサーを使ったプログラミングについて書きます。