はじめに
前回は MicroPython でも v1.23.0 から USB HID インタフェースが使えそうなところまで調べてみました。
今回は micropython-lib にある usb-device-keyboard パッケージを使って、極簡単なキーボード風なものを作ってみます。
用意するもの
極簡単なキーボード風なものを実現する方法として以下のものを用意しました。
- Raspberry Pi Pico H
ピンヘッダが予めはんだ付けされている Raspberry Pi PICO です。ファームウェアには MicroPython v1.24.1 を使いました。
- Grove Shield For Pi Pico v1.0
手元にあった Raspberry Pi Pico 用の Grove シールドです。デュアルボタンユニットを繋ぐのに使いました。
- M5Stack デュアルボタンユニット
M5Stack用に売られているボタン2つの付いたユニットです Grove のケーブルで繋げられます。
キーボード風デバイスの組立
組立は Grove を使うので簡単です。Groveシールドに Raspberry Pi Pico とデュアルボタンを差し込むだけです。
ディアルボタンは D18 とシルク印刷されているところに差し込みました。こうすると、青ボタンは GPIO18、赤ボタンは GPIO19 に繋がるようです。
これで、青ボタンにはキーボードの Aキー、赤ボタンにはシフトキーを割り当て、青ボタン単独で押したら "a"、赤ボタンと青ボタンを同時に押したら "A" となるようなものを作ってみます。
プログラミングは次回へ。