前回記事の続きです。
Thumby ファームウェアのインストール
Chromemを使ってThumbyのコードエディタを開き、上にあるメニューから「UTILITIES」→「DOWNLOAD FIRMWARE」を選択します。
「ThumbyFirmware.uf2」という名前のファイルがダウンロードされるので、Raspberry Pi Picoのブートローダを起動(BOOTSELボタンを押しながらPCにUSB接続)し、マウントされた RPI-RP2 フォルダに「ThumbyFirmware.uf2」をコピーします。
ファームウェアをコードをちょっと修正
前回記事で書いたとおり、本物ではボタンBに GPIO24 を使っていますが、Raspberry Pi Picoで GPIO24 はUSB電源入力のチェック用に使われていて外に出ていないので、代わりに GPIO21 を使っています。そのため、ファームウェアのコードも少し変更する必要があります。
まず、Raspberry Pi Pico をPCのUSBに繋ぎます。Thumbyコードエディタの上にあるメニューから「CONNECT THUMBY」をクリックします。
すると、左ペインに保存されているファイルが表示されるので、lib/thumbyHardware.py をダブルクリックして開きます。
33行目にボタンBで使うGPIOピンの設定があるので、24から21に変えて、「FILE」→「SAVE TO THUMBY」を選びます。
これで、ファームウェアの修正は完了です。
細かいことをいうと、128x64サイズのOLEDの表示に使っていないところにゴミが出てしまうのを治すというのもあるのですが、修正しなくても実用上は問題ないので、本記事では省略します。
これで(たぶん本物同様に)遊べます
Bad AppleやPicoInvadersを実行してみた写真を載せておきます。