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超小型ゲーム機 Thumby を手持ちのパーツで再現してみた:その③

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前回記事の続きです。

Thumby ファームウェアのインストール

Chromemを使ってThumbyのコードエディタを開き、上にあるメニューから「UTILITIES」→「DOWNLOAD FIRMWARE」を選択します。

スクリーンショット 2023-12-05 21.52.10.png

「ThumbyFirmware.uf2」という名前のファイルがダウンロードされるので、Raspberry Pi Picoのブートローダを起動(BOOTSELボタンを押しながらPCにUSB接続)し、マウントされた RPI-RP2 フォルダに「ThumbyFirmware.uf2」をコピーします。

ファームウェアをコードをちょっと修正

前回記事で書いたとおり、本物ではボタンBに GPIO24 を使っていますが、Raspberry Pi Picoで GPIO24 はUSB電源入力のチェック用に使われていて外に出ていないので、代わりに GPIO21 を使っています。そのため、ファームウェアのコードも少し変更する必要があります。

まず、Raspberry Pi Pico をPCのUSBに繋ぎます。Thumbyコードエディタの上にあるメニューから「CONNECT THUMBY」をクリックします。

スクリーンショット 2023-12-05 21.52.46.png

すると、左ペインに保存されているファイルが表示されるので、lib/thumbyHardware.py をダブルクリックして開きます。

スクリーンショット 2023-12-05 22.35.34.png

33行目にボタンBで使うGPIOピンの設定があるので、24から21に変えて、「FILE」→「SAVE TO THUMBY」を選びます。

スクリーンショット 2023-12-05 22.41.58.png

これで、ファームウェアの修正は完了です。

細かいことをいうと、128x64サイズのOLEDの表示に使っていないところにゴミが出てしまうのを治すというのもあるのですが、修正しなくても実用上は問題ないので、本記事では省略します。

これで(たぶん本物同様に)遊べます

Bad AppleやPicoInvadersを実行してみた写真を載せておきます。

IMG_7191.jpeg

IMG_7192.jpeg

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