はじめに
動画生成AIであるFramePackが早速話題ですね。
RTX50シリーズの環境だと作者GitHubのオールインワンパッケージは使えないので、自前で環境構築をしました。
RTX40シリーズ以前だと、作者GitHubのオールインワンパッケージを使えばすぐに動かすことができるのですが、このオールインワンパッケージに内蔵されているのはCUDA12.6であり、RTX50シリーズはまだサポートしていません。
なのでCUDA12.8の環境を自前で用意してやる必要があります。
私の動作環境
OS | Windows11 Home |
GPU | NVIDIA RTX5070TI (VRAM16GB) |
Python | 3.12.9 |
FramePack環境構築
1. Python環境のセットアップ
私はpyenvでセットアップしました。(後でバージョン変更するときに楽なので)
セットアップ方法は下記のQuick startを見てもらえばすぐわかると思います。
Pythonのバージョンは3.12を選択しました。
2. CUDAツールキット12.8のインストール
上記からインストーラを落としてきて、ウィザードに従いインストール。
カスタムにしたうえで、
CUDAのみをインストールするとしたほうが良いと思います。
(ディスプレイドライバが更新されてしまうので)
3. FramePackをgit clone & Python仮想環境の起動
適当なディレクトリでPowerShellを開き、下記を実行。
git clone https://github.com/lllyasviel/FramePack
cd FramePack
python -m venv venv
.\venv\Scripts\Activate.ps1
4. PyTorchのセットアップ
pip install --pre torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/nightly/cu128
pip install -r requirements.txt
pip install sageattention
これで環境構築完了!
5. 動作確認
python .\demo_gradio.py
エラーなく動いてそうな感じですね。
http://localhost:7860/ にアクセスしてみましょう。
動きました!
早速、動画生成を動かしてみましょう。
モデルは我が家のやすけくんです。
若干違和感を感じますがこんなもんでしょう。
さて、遊ぶぞ!