プリザンターの公式Dockerイメージが公開中
公式Dockerイメージが公開されています。
さっそく使ってみます。
Dockerを使えるようにする
まずはDockerを使えるようにしてください。
このエントリ内ではdocker
コマンドをsudo
なしで記述しています。各自の環境に合わせて実行してください。
準備
1. データベース初期化クエリの作成
※2023/10/05 記述を削除しました。
-
環境変数を指定するファイルの作成
必要な環境変数を設定します。
コンテナに渡す環境変数はdocker run
実行時に引数で指定しますが、まとめてファイルに書いてもいいのでこれを用意します。
env-list
として以下の内容で作成します。Implem.Pleasanter_Rds_PostgreSQL_SaConnectionString=Server=db;Database=postgres;UID=postgres;PWD=<Any Sa password> Implem.Pleasanter_Rds_PostgreSQL_OwnerConnectionString=Server=db;Database=#ServiceName#;UID=#ServiceName#_Owner;PWD=<Any Owner password> Implem.Pleasanter_Rds_PostgreSQL_UserConnectionString=Server=db;Database=#ServiceName#;UID=#ServiceName#_User;PWD=<Any User password>
PWD
は接続先DBの各ユーザのパスワードです。それぞれ書きかえてください。 -
ファイル配置はこうなります。
. +-- env-list
実行
準備が整いましたので実行していきます。
-
Dockerネットワークを作成
docker network create pleasanter-net
-
PostgreSQL起動
docker run --rm -d --network pleasanter-net \ --name db \ --env POSTGRES_USER=postgres \ --env POSTGRES_PASSWORD=<Any Sa password> \ --env POSTGRES_DB=postgres \ postgres:15
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CodeDefiner実行
docker run --rm --network pleasanter-net \ --name codedefiner \ --env-file env-list \ implem/pleasanter:codedefiner _rds
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Pleasanter起動
docker run --rm --network pleasanter-net \ --name pleasanter \ --env-file env-list \ -p 50001:80 \ implem/pleasanter
アクセスする
Pleasanterの起動時に-p
で指定している50001
がアクセス先のポート番号です。お使いの環境に合わせて変更してください。
ではアクセスします http://localhost:50001/
いかがですか? いつものログイン画面が表示されましたでしょうか。
では初期ユーザ、初期パスワードを入力します。
- ユーザ:
Administrator
- パスワード:
pleasanter
ログインしますとパスワード変更を求められますので入力してください。
終了する
Pleasanterを起動した画面でCtrl-C
とするとコンテナを終了できます。
作成したリソースを削除して終了します。
docker stop db
docker network rm pleasanter-net
docker ps
で確認すると綺麗に消えているのがわかります。
あとがき
プリザンターを動かす方法はいろいろありますが、Dockerで動かす場合でもビルドが必要で時間がかかっていました。
今回、一番簡単なdocker run
による実行方法をまとめました。
更に最新版のプリザンターを手軽に試せるようになったのでどんどん試してみてください。