📌 はじめに
2025年2月にリリースされたClaude Cowork(Windows版)をインストールしたところ、翌日から起動できなくなるトラブルに遭遇しました。調査の結果、Windowsのユーザープロファイルパスに日本語(マルチバイト文字)が含まれていることが原因でした。
同じ問題で困っている方の参考になればと思い、調査過程と【暫定】対処法を共有します。
※現段階(03/05追記)では、解消されています。
環境
- Windows 11 (10.0.26200)
- Claude Desktop v1.1.3830
- CPU: Intel Core Ultra 7 155H / RAM: 32GB
本記事は、2026年02月の事象です
日々更新されているため、Claude Desktopのバージョンによっては発生しない可能性があります
Claude 1.1.4498 (24f768) で、本件解消されていました(03/05確認)
解消に伴い本記載およびタイトルに【備忘】を追記しました。
Claude 1.1.7203 (034f07) 2026-03-17T17:48:28.000Z(03/17確認)
起動できない事象発生。UTF-8ベータロケールに変えて起動確認。
日本語ユーザー名の人のみ影響。と思われます。
時々バージョンアップ時に発生するようなので、備忘
🔧 インストール
インストール自体は特に問題なく完了しました。
インストール中に変更の許可を求められた場合は、許可をします。
メールでログインの場合は、メール認証が届くので認証しましょう。
注意: プライバシー設定で「学習利用」の項目はチェックを確認しておきましょう。
🚨 トラブル発生
翌日、Coworkを利用しようとしたところ、アプリが起動直後にクラッシュする現象が発生しました。
症状
- アプリを起動すると、すぐに落ちる
- タスクマネージャーで確認すると
Claude > cowork-svc.exeのプロセスは存在している
- Windowsイベントログには「ファンクションが間違っています。」というエラーが記録されていた
補足: 2026年2月時点では、Windows版はリリース直後ということもあり、環境依存の不具合が複数報告されているようです。
🔍 対応(試行錯誤の記録)
1. OS再起動
まずはOS再起動を試しましたが、改善せず。
2. Hyper-V / VM の状態確認
CoworkはWindows上のVMで動作しているようなので、Hyper-Vの状態を確認しました。
# 管理者PowerShellで実行
# Hyper-Vが有効か確認
Get-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V
# Hyper-V関連サービスの状態確認
Get-Service vmcompute
Get-Service vmms
結果: Hyper-Vは有効、関連サービスもRunning → 問題なし
FeatureName : Microsoft-Hyper-V
State : Enabled
Status Name DisplayName
------ ---- -----------
Running vmcompute Hyper-V ホスト コンピューティング ...
Running vmms Hyper-V Virtual Machine Management
3. CoworkVMService の再起動
# 管理者PowerShellで実行
Stop-Service CoworkVMService -Force
Start-Service CoworkVMService
結果: 改善せず。
4. VMバンドルの手動削除と再構築
GitHub Issueを参考に、VM関連フォルダの削除を試みました。
参考: https://github.com/anthropics/claude-code/issues/25663
4-1. まず一般的なパスを試す
# Claude Desktopを完全に終了してから実行
Remove-Item -Recurse -Force "$env:APPDATA\Claude\vm_bundles"
Remove-Item -Recurse -Force "$env:APPDATA\Claude\claude-code-vm"
結果: パスが存在しないエラー。MSIXパッケージとしてインストールされているため、データの保存場所が異なっていました。
4-2. MSIXパッケージの実際の保存場所を特定
# MSIXパッケージのデータ保存場所を確認
Get-ChildItem "$env:LOCALAPPDATA\Packages" -Filter "Claude*"
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
d----- 2026/02/20 21:01 Claude_<package_id>
# vm_bundlesの場所を探す
Get-ChildItem "$env:LOCALAPPDATA\Packages\Claude_*\LocalCache\Roaming\Claude\" -Recurse -Directory | Where-Object {$_.Name -match "vm_bundles|claude-code-vm"}
結果: 大量のエラー出力がありましたが、目的のフォルダは見つかりました。
d----- 2026/02/20 21:02 claude-code-vm
d----- 2026/02/20 21:02 vm_bundles
4-3. VM関連フォルダの削除と再起動
# サービス停止
Stop-Service CoworkVMService -Force
# cowork-svc.exe が残っていたら強制終了
Stop-Process -Name "cowork-svc" -Force -ErrorAction SilentlyContinue
# VM関連フォルダを削除(パッケージ名は環境により異なります)
$base = "$env:LOCALAPPDATA\Packages\Claude_<package_id>\LocalCache\Roaming\Claude"
Remove-Item -Recurse -Force "$base\vm_bundles"
Remove-Item -Recurse -Force "$base\claude-code-vm"
削除後、CoworkVMServiceを起動してからClaude Desktopを起動しました。
Start-Service CoworkVMService
結果: 改善せず。引き続きクラッシュ。
5. アプリログの調査 → 原因判明
$base = "$env:LOCALAPPDATA\Packages\Claude_<package_id>\LocalCache\Roaming\Claude"
Get-Content "$base\logs\main.log" -Tail 30
ここで原因が判明しました。 ログに以下のエラーが記録されていました。
[error] Failed to read sessions directory: ENOENT: no such file or directory,
scandir 'C:\Users\<文字化けした日本語パス>\AppData\Roaming\Claude\claude-code-sessions\...'
[error] [LocalSessionManager] loadSessions failed during account transition,
restoring previous sessions ENOENT: no such file or directory,
scandir 'C:\Users\<文字化けした日本語パス>\AppData\Roaming\Claude\claude-code-sessions\...'
日本語のユーザープロファイル名が文字化けし、パスを正しく解決できていないことが原因でした。貸与PCのため、ユーザー名が日本語のまま初期設定されていた環境で発生しました。
2バイトを含まないユーザー名であれば本問題に遭遇しません
切替が面倒なので、(個人的理由)この後頑張っています。
このため、はじめから日本語文字を含まなければ、という思いの方は、ここで読むのをやめていただくか。心に秘して優しい気持ちで読み進め下さい。
6. シンボリックリンク(ジャンクション)による回避を試みる
ASCII文字のみのパスにジャンクションを作成して回避を試みました。
# 管理者PowerShellで実行
# 1. Claude関連プロセスを全停止
Stop-Process -Name "Claude" -Force -ErrorAction SilentlyContinue
Stop-Process -Name "cowork-svc" -Force -ErrorAction SilentlyContinue
Stop-Service CoworkVMService -Force -ErrorAction SilentlyContinue
# 2. 新しい保存先を作成
New-Item -ItemType Directory -Path "C:\claude_cowork" -Force
# 3. MSIXパッケージ側のデータを移動&ジャンクション作成
$msixOriginal = "$env:LOCALAPPDATA\Packages\Claude_<package_id>\LocalCache\Roaming\Claude"
Move-Item -Path $msixOriginal -Destination "C:\claude_cowork\Claude_MSIX" -Force
cmd /c mklink /J "$msixOriginal" "C:\claude_cowork\Claude_MSIX"
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Packages\...\Claude <<===>> C:\claude_cowork\Claude_MSIX のジャンクションが作成されました
結果: 改善せず。アプリ内部でユーザープロファイルパスを直接参照しているため、ジャンクションでは回避できませんでした。
ジャンクションは元に戻しました。
# 元に戻す(管理者PowerShell、Claudeを停止後)
cmd /c rmdir "$env:LOCALAPPDATA\Packages\Claude_<package_id>\LocalCache\Roaming\Claude"
Move-Item "C:\claude_cowork\Claude_MSIX" "$env:LOCALAPPDATA\Packages\Claude_<package_id>\LocalCache\Roaming\Claude" -Force
✅ 解決策:UTF-8ロケールに変更する【暫定】
最終的に、WindowsのシステムロケールをUTF-8に変更することで起動に成功しました。
手順
-
Win + R→intl.cplと入力 → Enter - 「管理」タブをクリック
- 「システムロケールの変更」ボタンをクリック
- 「ベータ: ワールドワイド言語サポートでUnicode UTF-8を使用」にチェックを入れる
- OK → PC再起動
起動確認
再起動後、Claude Desktopを起動したところ、正常に動作しました。ログにもエラーは記録されていません。
2026-02-21 12:06:03 [info] [VMCLIRunner] Ensuring VM is started
2026-02-21 12:06:04 [info] [VMCLIRunner] Running: claude plugin list --json --available --cowork
2026-02-21 12:06:05 [info] [VMCLIRunner] Command completed with exit code 0
⚠️ UTF-8ロケール変更の副作用
UTF-8ロケールに変更すると、Shift_JIS(SJIS)前提で書かれたバッチファイル等が文字化けする可能性があります。業務環境で使用する場合は影響範囲を事前に確認してください。
📝 まとめ
- Claude Cowork(Windows版)は、日本語ユーザー名のプロファイルパスで起動に失敗する問題がある
- 内部でパスのエンコーディング処理に問題があり、日本語文字が文字化けしてファイルアクセスに失敗する
- 対処法: WindowsのシステムロケールをUTF-8に変更する
- 根本的な修正はAnthropic側の対応が必要(Issue報告済み)
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最後に、GMOコネクトでは研究開発や国際標準化に関する支援や技術検証をはじめ、幅広い支援を行っておりますので、何かありましたらお気軽にお問合せください。



