👕 はじめに
皆さん、AI活用していますか?
私は、情報流出やAIの学習にコードが利用されることへの懸念があり、これまで積極的な活用を少し控えていました。
(集合知に貢献するという側面もあるとは思うのですが…)
そこで、GitHub Copilotでコードが学習に利用される不安を払拭するため、学習をオフにする設定(オプトアウト)について調べてみました。
この記事は、GitHub Copilotの設定方法に関する個人の作業記録(備忘録)です。
同じような懸念を持つ方の参考になれば幸いです。
⚙️ 設定手順
GitHub Copilotの学習設定は、GitHub本体の設定画面から確認・変更できます。
- GitHubにログインし、右上の自分のアイコンをクリック
-
Settingsを選択 - 左側のメニューから
Copilotを選択 -
Privacy(またはFeatures>Privacy)セクションを確認
✅ 該当する設定項目
Privacy セクションに、AIの学習に関する設定項目があります。
Suggestions matching public code
(公開コードに一致する提案)
これは、Copilotが公開されているコードと一致する提案を許可するかどうか(ブロックするかどうか)の設定です。学習のオフ設定とは少し異なりますが、関連設定として確認しておくと良いでしょう。
Allow GitHub to use my data for AI model training
(GitHub が AI モデルトレーニングのために私のデータを使用することを許可する)
ここが最も重要なポイントです。
この項目が、あなたのコード(プライベートリポジトリのコードなど)をAIのモデル改善(学習)に利用することを許可するかどうかの設定です。
学習に利用されたくない場合は、このチェックボックスのチェックを外して、無効化 (Disabled) にしておきましょう。
💼 (補足) 有料版 (Copilot Business / Enterprise) について
なお、個人向けの無料版(またはPro版)ではなく、組織向けの有料版 Copilot Business または Enterprise を契約している場合、この設定画面の表示が異なる(または設定項目が少ない)場合があります。
Copilot Business / Enterprise プランでは、標準でコードスニペットがAIの学習に利用されないよう設定されており、組織のデータは保護されます。
会社(組織)として利用する場合は、ガバナンスの観点からもこれらの有料サービスを利用することが推奨されます。
👋 おわりに
これで安心して GitHub Copilot を利用できるかと思います。
皆さんもAIツールを活用して、より良い開発ライフをお送りください。
最後に、GMOコネクトでは研究開発や国際標準化に関する支援や技術検証をはじめ、幅広い支援を行っておりますので、何かありましたらお気軽にお問合せください。

