🚀 はじめに
SlackでRSSフィードの更新通知を受け取れる機能、ご存知でしたか?
私は以前から知ってはいたものの、なかなか使っていませんでした。今回、実際に設定してみたので、その手順と活用例を備忘録として残しておきます。
🤔 RSSとSlackとは
- RSS: Webサイトなどの更新通知をお知らせしてくれる機能です。
- Slack: ご存知の通り、コミュニケーションツールです。会社やコミュニティなどでのやり取りで利用できます。
このコミュニケーションツール(Slack)に更新通知(RSS)を連携させれば、最新情報を効率的にキャッチできる、というのが今回の活用方法です。
🛠 設定手順
設定はとても簡単です。
1. 準備:RSSフィードのURLを取得する
まず、更新を知りたいサイトでRSSが提供しているか調べます。
RSSがあるかどうかがまずは重要ですね。
(サイト内にRSSのアイコン がないか、または「RSS」「Feed」といったリンクがないか探してみましょう。)
通知したいサイトのRSSフィードURLさえ取得できれば、あとはSlack側での設定のみです。
2. Slack (RSS App) の設定
次に、Slack側でRSSアプリを追加し、設定を行います。
- Slackの左側サイドバー下部にある「その他」>「アプリ」から「RSS」を検索します。
- 「RSSインテグレーション」から「アプリを開く」を押下します。
- (アプリのホーム画面が開くので)さらに「設定」を押下します。
- ブラウザ(SlackのApp Directoryページ)に移るので、そこで以下の項目を設定します。
- フィードURL: (手順1で取得した)RSSのURL情報
- チャンネルへの投稿: 通知させたいチャンネルをプルダウンから設定
- 最後に「このフィードを購読する」ボタンを押下します。
これで設定は完了です。
仕事をしながら、最新情報の通知が指定したチャンネルに届くようになります。
⚠️ 注意点
使ってみて気づいた注意点を2つ共有します。
1. 通知メンションについて
RSSの通知にメンション(@here や @user など)を指定はできません。あくまで情報として通知されます。
もし通知を漏らしたくなければ、対象チャンネルの通知設定を「メンションのみ」から「すべての新しい投稿」に変更するで通知が受け取れます。
2. 通知タイミングについて
また、通知タイミングはRSSが次回更新を受信してからになるため、リアルタイムではない場合があります。1分1秒を争うような情報の場合はご注意ください。
💡 活用例
最後に、活用方法ですが、例えば以下のような使い方ができると思います。
- Qiitaの記事更新の通知 (企業アカウントや特定の投稿者のページにて)
- AWSの障害通知 (https://health.aws.amazon.com/health/status)
- Azureの障害通知 (https://azure.status.microsoft/ja-jp/status)
- GoogleCloudの障害通知 (https://status.cloud.google.com/?hl=ja)
最後に、GMOコネクトでは研究開発や国際標準化に関する支援や技術検証をはじめ、幅広い支援を行っておりますので、何かありましたらお気軽にお問合せください。