はじめに
はじめまして!
突然ですが、この記事が私の最初の投稿になるので軽く自己紹介をさせてください。私は三菱電機(株)でサービス運用技術開発に携わっているエンジニアです。最近AWSを用いた業務が多くなってきたこともあり、2025年12月ラスベガスで開催されたAWS re:Invent 2025に参加してきました!
数あるセッションの中でも特に印象に残ったのが、AWS GameDay:Security ft. SentinelOne(GHJ308) です。4時間にわたるチーム対抗の競技に挑み、結果は総合3位入賞🥉でした。
GameDayへの参加を決めたきっかけは2つあります。1つは、英語だらけの聴講だけでなく、現地のエンジニアと一緒に手を動かして交流できる場に参加したかったこと。もう1つは、re:Inventを経験されている先輩社員から「re:Inventに参加するならGameDayには参加するべき!」と教わっていたことです。
本記事では、re:Invent・GameDayの概要や各クエストのざっくりとした内容についてまとめます。「GameDayって何?」「参加してみたいけど雰囲気がわからない」という方の参考になれば幸いです。
AWS re:Invent とは
AWS re:Inventは、Amazon Web Servicesが毎年12月付近にラスベガスで開催する世界最大規模のクラウドカンファレンスです。2025年は12月1日〜12月5日の5日間にわたって開催されました。
re:Inventの主な特徴は以下の通りです。
- キーノート:AWS CEOをはじめとするリーダーが最新の戦略やサービスを発表する
- 2,000 以上のセッション:ブレイクアウトセッション、ワークショップ、チョークトーク、GameDay など多彩な形式
- 最新サービスの発表:毎年数多くの新サービス・新機能がこの場でお披露目される
- Expo(展示会場):AWSパートナー企業のブースが並び、最新ソリューションに直接触れられる
- ネットワーキング:世界中のエンジニアやアーキテクトと交流できる貴重な機会
2025年もAI関連の発表が特に目立ち、Amazon Nova 2シリーズやAmazon Bedrockの大幅アップデート、Graviton5チップなど、多数の新発表がありました。
会場は複数のホテル・コンベンションセンターにまたがる巨大な規模で、セッション間の移動だけでもかなりの距離を歩くことになります。事前にスケジュールを計画しておくことが重要です。
AWS GameDay とは
AWS GameDayは、実際のAWS環境上でチーム対抗の課題解決に取り組む競技型の学習イベントです。
AWS GameDay は、チームベースの環境で、AWS ソリューションを利用して現実世界の技術的問題を解決することを参加者に課題として提示する、ゲーム化された学習イベントです。従来のワークショップとは異なり、GameDay は自由で緩やかな形式で、参加者は固定概念にとらわれずに探索し、考えることができます。
出典:AWS公式
特徴をまとめると以下の通りです。
- 3人~4人程度のチームが即席で構成され、スコアを競い合う
- 各チームに実際のAWSアカウントが払い出され、手を動かして課題を解く
- ワークショップとは異なり進め方は自由。戦略やアプローチはチーム次第
座学では味わえない「手を動かしながら学ぶ」体験ができるのがGameDay最大の醍醐味です。
チーム決めについて
今回のGameDayでは、チームメンバーは会場到着順で組まれる形式でした。しかし、言語等の制約もあるため、受付時に話せる言語を聞いてもらう or 自身で申告をしてチームを組んでいました。私は初参加ということもあり、今回は日本人のみのチームに入れてもらいました。
セッション概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セッション ID | GHJ308 |
| タイトル | AWS GameDay: Security ft. SentinelOne |
| スポンサー | SentinelOne |
| 形式 | 4時間のチーム対抗競技 |
| 開催日時 | 2025年12月4日(木)13:00〜17:00 |
実際のAWS環境上でクラウドインフラを防御する、実践型のセキュリティイベントです。検知と対応、ゼロトラストアーキテクチャなどのスキルを駆使しながら、他チームからの攻撃にも対処するという緊張感ある内容でした。AIを活用した統合サイバーセキュリティプラットフォームを提供するSentinelOneが協賛しており、同社のサービスを活用するクエストも用意されていました。
クエスト内容
今回のGameDayでは3つのクエストが同時並行で進行しました。チーム内で役割分担を行い、私は「Generative AI Insights」を担当し、早めに終わらせることができたので、「Security Battle Royale」の方にも後から参加させてもらいました。以下では各クエストの概要を説明します。
クエストの詳しい内容は、これから参加する方の楽しみを損なわないようお伝えすることができません。ここではネタバレにならない程度にざっくりご紹介します!
1. Security Battle Royale 🏰⚔️
各チームに脆弱性を含んだAWS環境が配布され、自チームの基盤を防御しつつ、他チームの脆弱性を突いて攻撃するという攻防一体の競技です。単に課題をクリアするだけでなく、チーム同士で直接スコアを奪い合う対戦要素が大きな特徴でした。
2. Generative AI Insights 🤖
生成AI関連のクエストです。MCPサーバーやAmazon Bedrockナレッジベースを活用して、与えられた課題を解決していく内容でした。普段業務で触る機会が少ないサービスにハンズオンで触れられたのは貴重な体験で、「こういう使い方ができるのか」と発見の多いクエストでした。
3. SentinelOne 🔐
協賛であるSentinelOneのサービスに関するクエストです。SentinelOneのセキュリティソリューションを実際に操作しながら課題に取り組む内容でした。私は他のクエストに集中していたためあまり深く関われなかったのですが、チームメンバーが対応してくれていました。
結果
総合順位:3位 🥉
参加チーム数:30
スコア:498,275 点
チーム名:SentinelFour
限られた時間の中で、チーム一丸となって課題に取り組み、3位入賞を果たすことができました!
うまくいった理由としては、初対面のチームながらも早い段階で各クエストの担当を決められたことが大きかったと思います。各メンバーがそれぞれの経験をもとに「これならできそう」というクエストから着手していったことで解決スピードが上がり、担当クエストを終えたメンバーが別のクエストに合流してフォローに回るという流れも自然に生まれました。即席のチームだからこそ、お互いの得意領域を活かした柔軟な立ち回りが結果につながったのだと感じています。
4時間と聞くと長く感じるかもしれませんが、会場には無料で提供されているお菓子や飲み物があり、それらをつまみながらチームメンバーと交流を深めつつ進められるので、あっという間に時間が過ぎていきました。
また、他チームのエンジニアとの交流も印象的でした。競技中は敵同士ではありますが、クエストの進め方を教え合ったりと、競争の中にも協力的な雰囲気があったのがre:Inventならではだと感じました。
まとめ
AWS GameDayに参加して得られた学びを整理します。
| 学び | 詳細 |
|---|---|
| 実践力が問われる | 座学では得られない、実環境でのセキュリティ対応力が身につく |
| チームワークが不可欠 | 初対面でも短時間で役割分担し、リアルタイムに連携する力が試される |
| 幅広いAWS知識 | 今回はセキュリティだけでなく、AI・ネットワーク・運用の総合力が必要 |
| ツール活用の意識 | AIツールを含め、使える手段をフル活用する姿勢が成果を左右する |
せっかくラスベガスまで足を運ぶのであれば、聴講だけでなくハンズオンやGameDayのような実際に手を動かすセッションにも参加して、現地でしかできない経験を積むことを強くおすすめします。4時間があっという間に感じるほど没入できる、密度の高いセッションです。興味がある方はぜひ参加してみてください!
また、当社では今回の結果や別メンバーによるGameDay優勝についてまとめた記事を公開しています。気になる方はぜひ覗いてみてください。


