0. はじめに
Gitの環境構築については、以下の記事にまとめています。
【初心者#2】バージョン管理 Git&Git hubの導入
今回は、構築した環境を使って、GitとGitHubを用いた基本的なファイル管理手順について解説します。
1. Gitリポジトリの設定
① Gitで管理する場所を初期化する
Gitリポジトリを新規作成します。リポジトリとは、ファイルやディレクトリの変更履歴を記録するための領域です。
ローカル(PC上)に存在する「ローカルリポジトリ」と、GitHub上にある「リモートリポジトリ」に分かれます。本記事では、まずローカルリポジトリの作成を行います。
管理したいディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。
% git init
② Gitの管理から除外するファイルを指定
Gitの管理する必要のないファイルやフォルダを .gitignore に記述することで追跡対象から除外できます。.gitignoreファイルを作成して、一括して除外したいファイルを記述します。
- 一時ファイル(
*~など) - 実行ファイル(
.exeなど) - 仮想環境(
.venvなど) - データファイル(
.csvなど) - ビルド生成物やキャッシュ
.gitignore の例を以下に示します。
# .gitignore(for Python environment)
# Ignore files
*~
*.exe
*.csv
*.txt
bin/
.venv
作成した.gitignoreをリポジトリに追加します。
% git add .gitignore
% git status --ignored
これで、.gitignoreで記載したファイルは管理対象外になりました。
③ Gitで管理するファイルを指定
次に、Gitで管理したいファイルやフォルダを追加します。ファイル名、もしくは、ディレクトリ名で管理したい対象を指定します。
% git add .
% git add <file1>
% git add <directory1>
git statusコマンドを使って、追加された内容を確認しておきます。
% git status
出力例:
On branch main
No commits yet
Changes to be committed:
(use "git rm --cached <file>..." to unstage)
new file: .gitignore
new file: <file1>
new file: <directory1>
Untracked files:
(use "git add <file>..." to include in what will be committed)
<directory2>/
<directory3>/
指定した.gitignore、file1、directory1は管理対象内になっていることがわかります。一方、Gitリポジトリを作成したディレクトリ直下にあっても、指定をしていないファイル(directory2、directory3)は対象外になっています。
この状態を保存します。保存するためにはgit commitコマンドを使います。オプションとして-mの後に、変更内容がわかるようなコメントを入れておきます。今回は、初回のコミットなので、"First Commit"としておくこととします。
git commit -m "First Commit"
これで管理対象の登録が完了しました。
2. GitとGitHubの同期
① GitからGitHubへのアップロード
リモート側の接続URLを設定します。その後、git pushというコマンドで、コミット(登録)したファイルをアップロードします。
% git remote set-url origin git@github.com:**.git
% git push
以上で、ローカルの変更をGitHubへ同期できます。
GitHub上でファイルが反映されていることを確認してください。
次の記事では、共同開発において使うコマンドやブランチ運用について説明します。