2022年9月23日にAWS SAA-C03を受験し合格したので、どのような準備をしたか?やその他所感等をまとめます。
はじめに
- 私について
配送計画問題を解く最適化エンジンの開発を行うチームに所属するソフトウェアエンジニアです。 - 受験動機
最近はチームメンバー向けのインフラ開発を主にやっており、インフラ周りの体型的な知識を付ける一環として受験。 - 勉強前に構ったことのあったサービス
EC2, Lambda, SQS, SNS, S3, RDS, CloudFormation,...など
使った教材
- 【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
- AWS認定資格試験テキスト-AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト-改訂第2版
- 公式試験問題サンプル
- AWS Black Belt
- AWS公式ドキュメント
勉強方法
基本的にひたすら問題を解き、間違えたら解説を読み知らなかった知識などを適宜調べる、という形で進めました。
具体的には、上の教材として最初に挙げたUdemy講座には模擬テストが3回分、二つ目に挙げた書籍には一回分模擬テストが付いていたのでそれを順番に3周ずつ解きました。問題数としては少ないですが、公式が出してる問題サンプルもあったのでそれも一応最後に一回解きました。
間違えて解説を読む際には調べすぎないよう注意していました。出題範囲に含まれるサービスが多く、暗記事項もそれなりにあるので、次同じ問題を解いた時や関連する知識で解ける問題に出会った時に「ああ、何かそういうのあったな」という感じで自分のアンテナに触れればオッケーという心構えで、なるべくスピーディーに問題を周回することを意識しました。
調べる際は大まかに以下のような順序で調べていました。
本来なら公式ドキュメントから調べるのが正しいと思いますが、公式ドキュメントは詳細かつ網羅的に書かれているため、テストでよく問われるポイントやサービスの重要な部分についてギュッとまとまっている資料の方が情報を探しやすいので、このような順序で調べていました。
勉強期間
- 2ヶ月弱(8月頭→9月末)
基本的に週末に3~4時間程度の勉強を続けました。当初は7月の頭から勉強を開始しようと思っており、さっそく模擬テストを解いた1のですが、その後業務やプライベートで忙しく勉強を再開出来たのが8月に入ってからになりました。なので、初めてSAAの問題を解い時点から考えると3ヶ月弱の勉強期間でした。
本番
試験会場
自宅かテストセンターかを選べますが、自宅近くに会場があったので私はテストセンター(ピアソンVUE)を選びました。会場には受験時刻より少し早めに着きましたが、受付を済ませるとすぐに部屋に通してもらえ、そのままテストを受験することが出来ました。2席に着いた後も、自分のタイミングでテストを開始することが出来ました。
試験内容
慎重に問題文を読んで、かなりゆっくり解きましたが60分くらいで全て解き終わったので時間の余裕は結構あると思います。
解いていた模擬試験より若干難しく感じました。また私が勉強していた時期が丁度C02からC03への移行時期3を跨いでいたこともあってか、模擬試験では見なかったサービスについてもいくつか出題されました。ただ完全な知識問題以外は、問題文の意図(信頼性を最重視したいのか?コストを最重視したいのか?など)をしっかり読み取れば選択肢の消去法などで解答可能であると感じました。
また、問題には「後で見直す」というフラグを立てておくことが出来ました。問題を後で見直そうと思った時、フラグを立てておかないと問題一覧画面から一つずつ問題のリンクを開いて探すことになりかねないので、積極的に使ったほうが良いと思います。ちなみに、私はフラグを立て忘れていたので、後で見直す時に猛烈に面倒になり、「まあ数問だからいっか!」と自分を納得させてテストを終了する運びとなりました。
試験結果
テストを終了した直後に試験結果が表示されるとの噂を聞いていましたが、私の環境では表示されず、5営業日以内に通知するという旨の表示のみでした。
結果的には、数時間後にメールで合格の通知が届きました。
反省点
- 言うまでもないですが、試験範囲が変わるということをもっと早い段階で調べ、新たに試験範囲に追加されたサービスを(概要だけでも)勉強しておけば良かったと思います。
- 勉強方針による&結果論ではありますが、模擬試験を3周もする必要は無かったのかなと思います。必要に駆られるまで調べないという方針を取っていましたが、「調べるとしても○個まで!」みたいな感じで設定したほうが一つの問題から得られる知識を効率的に集められもっと短い期間で合格出来たのかもしれません。
おわりに
あくまで資格試験の受験という形ではありますが、システム設計における基本的な重要観点を効率よく学べたと感じており、個人的には今回の勉強・受験にとても満足しています。試験内容のところでも少し書いたのですが、AWS Well-Architectedフレームワークで提示されている観点は問題を解く上だけなく、(当たり前と言えば当たり前なのですが)実務でもとても役に立っていると感じています。
参考文献
同じ企業で働いている方が先に合格され、合格体験記を書かれていたので、本記事を書くにあたって参考にさせて頂きました。
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