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【PALWORLD】ローカルとサーバーでのプレイヤーデータの移動【備忘録】

Last updated at Posted at 2024-01-30

はじめに

この作業はいわばセーブデータの改ざんにはあたるので、ご了承ください。

また、この作業をする前には必ずバックアップを取って別ディレクトリで行うようにしてください。

そして、今回自分が行ったOSはWindowsなので、Linuxなどは確認取れていないので、ご了承ください。おそらくできるはずです。

重要事項
する場合は自己責任でお願いします。

目標

この記事での目標は、ローカルプレイヤーのプレイヤーデータと、サーバーのプレイヤーデータの移動ができることです。

前提条件
・PalServerの構築済みの環境
・Python3.9以降のインストール
・Pythonコマンドがある程度使える
・ワールドのバックアップをできていること
・文字列置き換えができるテキストエディター

共通手順

はじめに
サーバー側で置き換えたいプレイヤーのID(XXXXXXXX000000000000000000000000)とプレイヤー名をメモしておきましょう。
また、今後出てくる、 xxxxxxxx-0000-0000-0000-000000000000 は、この上のIDの始め8文字を小文字にしたものということです。

まず、githubから.savデータを.jsonに変換するプログラムをダウンロードします。

ダウンロードしたら、展開して、デスクトップやドライブ直下などわかりやすい場所にフォルダーを配置します。

今回の説明では、Dドライブに配置したことにしていますが、Dドライブの場所を、配置したフォルダーとして、とらえてもらえばよいです。

convert.pyなどが入っている場所が、

D:\palworld-save-tools-windows-vx.x.x

になっていればよいです。

そのディレクトリの場所でコマンドプロンプトなり、ターミナルを開きましょう。

ここまでの作業ができたら、それぞれの項目に移動してください。
ローカルからサーバーに移行する手順
サーバーからローカルに移行する手順

ローカルからサーバーに移行する手順

まず、プレイを進めていた、ローカルのセーブデータのフォルダーをコピーペーストで、移動します。

ワールドの判別方法は、一度選択したいワールドを起動して、日付更新順にして探すとよいです。

今回は、DドライブにPalSaveDataというフォルダーを作って移動します。

ディレクトリはこのような感じになっているはずです。

D:
┃
┣━━ PalSaveData
¦  ┃
¦  ┣━━ XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
   ¦  ┃
   ¦  ┣━━ backups
      ┃
      ┣━━ Players
      ┃  ┃
      ┃  ┣━━ 00000000000000000000000000000001.sav
      ┃  ¦
      ┃
      ┣━━ Level.sav
      ┃
      ┣━━ LevelMeta.sav
      ┃
      ┣━━ LocalData.sav
      ┃
      ┗━━ WorldOptions.sav

※XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXは、ワールドデータのフォルダー名

先ほど共通手順で開いたコンソールで、
次のコマンドを実行します。

python convert.py "D:\PalSaveData\XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX\Level.sav"
python convert.py "D:\PalSaveData\XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX\Players\00000000000000000000000000000001.sav"

すると、ディレクトリは次のように変わったと思います。

D:
┃
┣━━ PalSaveData
¦  ┃
¦  ┣━━ XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
   ¦  ┃
   ¦  ┣━━ backups
      ┃
      ┣━━ Players
      ┃  ┃
      ┃  ┣━━ 00000000000000000000000000000001.sav
      ┃  ┃
      ┃  ┣━━ 00000000000000000000000000000001.sav.json ※
      ┃  ¦
      ┃
      ┣━━ Level.sav
      ┃
      ┣━━ Level.sav.json ※
      ┃
      ┣━━ LevelMeta.sav
      ┃
      ┣━━ LocalData.sav
      ┃
      ┗━━ WorldOptions.sav

この2つのjson※の中身を書き換えます。

まず、 00000000000000000000000000000001.sav.json を開きます。

次に、置き換えのモードを開きます。(Windowsの場合、notepadなどを開いて、Ctrl + H)

検索する文字列に 00000000-0000-0000-0000-000000000001 を入れて、

置き換え後の文字列に xxxxxxxx-0000-0000-0000-000000000000
サーバー側で置き換えたいプレイヤーIDの始めの8文字をアルファベットの場合小文字でxxxxxxxxに入れます。
すべて置き換えることができたら、保存して閉じます。

できたら、 00000000000000000000000000000001.sav を削除して、
共通手順で開いたコンソールに、次のコマンドを入力して、実行します。

python convert.py "D:\PalSaveData\XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX\Players\00000000000000000000000000000001.sav.json"

そしたら、 00000000000000000000000000000001.sav が生成されるので、 名前を変えて、
XXXXXXXX000000000000000000000000.savにします。

やるべきこと
ユニコードエスケープシーケンス変換ツールで、プレイヤー名を入力して変換したものをコピーしておきます。

ここからは、上のテキストを $UniPlayerName と表記します。

まず、 Level.sav.json を開きます。
notepad++などをおすすめします。やりこんだデータだと、とても読み込みに時間がかかるため

次に、検索のモードを開きます。(Windowsの場合、notepadなどを開いて、Ctrl + F)
$UniPlayerName と、入力して検索
おそらく2件ヒットすると思うので、

このような構造になっているほうを探します。

"players": [
	・・・中略・・・
	{
		"player_uid": "00000000-0000-0000-0000-000000000001",
		"player_info": {
			"last_online_real_time": 1091482920000,
			"player_name": "$UniPlayerName"
		}
	}
]

その中の player_uid の中身を書き換えます。
下のように

・・・前略・・・
"players": [
	・・・中略・・・
	{
		"player_uid": "xxxxxxxx-0000-0000-0000-000000000000",
		"player_info": {
			"last_online_real_time": 1091482920000,
			"player_name": "$UniPlayerName"
		}
	}
]
・・・後略・・・

もう一つのほうの、これは、おそらくプレイヤーのレベルデータなどだと思われる。
NickNamevalue$UniPlayerName でマッチしたと思いますが、
その少し上にいったところに、 key があるので、その中の PlayerUIdvalue の中身の
00000000-0000-0000-0000-000000000001xxxxxxxx-0000-0000-0000-000000000000 に書き換えます。
そして、同じく、 key の中の InstanceIdvalue の中身をコピーして、検索します。

・・・前略・・・
},
{
	"key": {
		"PlayerUId": {
			"struct_type": "Guid",
			"struct_id": "00000000-0000-0000-0000-000000000000",
			"id": null,
			"value": "00000000-0000-0000-0000-000000000001",
			"type": "StructProperty"
		},
		"InstanceId": {
			"struct_type": "Guid",
			"struct_id": "00000000-0000-0000-0000-000000000000",
			"id": null,
			"value": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx",
			"type": "StructProperty"
		},
		"DebugName": {
			"id": null,
			"value": "",
			"type": "StrProperty"
		}
	},
	"value": {
		"RawData": {
			"array_type": "ByteProperty",
			"id": null,
			"value": {
				"object": {
					"SaveParameter": {
						"struct_type": "PalIndividualCharacterSaveParameter",
						"struct_id": "00000000-0000-0000-0000-000000000000",
						"id": null,
						"value": {
							・・・中略・・・
							"NickName": {
								"id": null,
								"value": "$UniPlayerName",
								"type": "StrProperty"
							},
							・・・後略・・・

検索して出た、 instance_id の上の guid` を xxxxxxxx-0000-0000-0000-000000000000 に書き換えます。

・・・前略・・・
{
	"guid": "00000000-0000-0000-0000-000000000001",
    "instance_id": "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx"
},
・・・後略・・・

保存して閉じます。

できたら、 Level.sav を削除して、

次のコマンドを実行します。

python convert.py "D:\PalSaveData\XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX\Level.sav.json"

すると、Level.sav が生成されます。

あとは、.sav.jsonのファイルを削除して、Playersの中の00000000000000000000000000000001.savの名前をサーバー側のプレイヤーデータのID(XXXXXXXX000000000000000000000000.sav)に変更出来たらセーブデータの書き換え自体は完了です。

あとは、フォルダーの中のデータをサーバー側に移動したら、恐らく移行が出来ているはずです。

サーバーからローカルに移行する手順

ここでは、省略させていただきますが、

ローカルからサーバーに移行する手順のサーバー側のIDとローカル側のIDを逆にしてすることで、できるはずです。

まとめ

jsonにすることで、サーバーと、プレイヤーデータの移動ができることが分かった。

追記

この方法では、パルのデータが移動できないことが分かったため、
分かり次第追記します。

パルのデータを引き継ぐことができたため、追記しました。

参考文献

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