#概要
AWSのS3のようなオブジェクトストレージについて、従来のブロックストレージとの違いについて理解できていなかったため調べました。
#ブロックストレージとは
従来から使用されてきたもの。HDD等のストレージをブロック単位で分割し、データを格納する。(1ブロック4KBのディスクに10KBのデータを書き込む場合は3ブロック使用するイメージ)
####AWSのサービス
#####「EBS」
→「100GB」のEBSを作成した場合は、100GB分(のブロック)の料金
#オブジェクトストレージとは
クラウドにおいてよく利用される。
ディレクトリのような階層構造はなく、ストレージプールというオブジェクトの入れ物のみが作成され、メタデータ(作成日や作成者、データの種類、保存期間やコピー回数など)によって管理される。
ブロック単位ではなくファイル単位で保存するので、ピンポイントで取り出しが可能。
拡張性に優れていて、HTTPSでオブジェクトにアクセス可能。
####AWSのサービス
#####「S3」
→保存容量が無制限。実際に保管したオブジェクト(データ)の分だけ料金が発生。
#両者の用途
####◎ブロックストレージ
・頻繁に読み書きをおこなうデータベース
####◎オブジェクトストレージ
・データが常に増加するシステム
(例:twitterの画像投稿…大量の画像投稿に耐える拡張性。クライアントからはHTTPSで直接アクセスしてもらう。)
#まとめ
・ブロックストレージとオブジェクトストレージでは、データを保存する際の単位に違いがある。
・拡張性が求められるクラウドサービス等においては、オブジェクトストレージを使用
・頻繁に読み書きを行うデータベース等においては、ブロックストレージを使用
#参考ページ
以下のページを参考にまとめさせていただきました。
https://xn--o9j8h1c9hb5756dt0ua226amc1a.com/?p=1822/
https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/lib-f/tech/beginner/object-storage/