Linuxの学習を目的に、新しいミニPCを購入しました。購入したミニPCはWindows 11がプリインストールされており、Windows 11とUbuntuを切り替えて使用できるマルチブート環境を構築しました。
手順は下記のLinux チャンネルの動画を参考に進めました。とてもわかりやすいです!
本記事では動画で触れられていない問題が発生したため、その対処法を共有します。
使用したPCのスペック
- モデル: GEEKOM NUC GT13 PRO
- CPU: インテル コア 第13世代 i7-13620H
- メモリ: 32GB
- ストレージ: 1TB SSD
マルチブート構築時のトラブルと対処法
1. USBからUbuntuを起動できない
BIOS設定でUSBからOSを起動できるようにBoot Orderを変更後、USBメモリからUbuntuを起動しようとしました。
しかし、以下のエラーメッセージが表示され、インストール画面に進めませんでした。
エラー内容:
ERROR: Verification failed: (0x1A) Security Violation
対処法
BIOS設定を確認したところ、「Secure Boot」が有効になっていることが原因でした。以下の手順で解決しました。
- BIOSにアクセス
- Secure Bootを「Disable」に変更
- 設定を保存して再起動
これにより、USBメモリからUbuntu起動ができるようになりました。
2. Ubuntuインストール後、Windows 11が優先的に起動する
Ubuntuのインストール自体は問題なく完了しましたが、再起動時にWindows 11が優先的に起動し、OS選択画面が表示されませんでした。
対処法
再度BIOSを確認し、以下の設定を変更しました。
これにより、起動時にOS選択画面(GRUB)が表示され、Windows 11とUbuntuを切り替えて使用できるようになりました。
まとめ
マルチブート環境の構築にはBIOS設定の変更が不可欠ですが、設定内容はPCのモデルによって異なるため、戸惑いますね。本記事が同様の環境構築を進める際の一助となれば幸いです。