2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

『OpenCVによる画像処理入門』6章

Posted at

濃淡変換

濃淡画像

多くの種類の階調で表現された画像を濃淡画像と呼ぶ。
カラー画像のまま処理するのは時間がかかるため、超高速な処理が求められる製造ラインの外観自動検査などは、濃淡画像が用いられる。
また、ステレオカメラやKinnectから得られる距離画像は、奥行きが濃淡で表現された濃淡画像。

ヒストグラムを用いた濃淡変換

ヒストグラム
画像に対する画素値の分布度合いをグラフ化したもの。

p.75のヒストグラム描画プログラムを使用して、以下の画像のヒストグラムを出力した。
image.png

ヒストグラム(0(黒) → → 255(白))
image.png

全画素数をN、画素値をi、度数分布(ある画素が出現する数)をhiとすると、以下の関係式が成り立つ。

N = Σ[i=1..255]hi
0-255までの各々の度数が1つの画像に出現する数を合計すると、その画像の全画素数になる。

ヒストグラム均一化
画素値の度数分布は画像によってまちまち。
ヒストグラム均一化(平坦化)を行うことで、コントラストが悪かったり、明るさが偏っている画像のバランスを調整できる。
例えば、学習データを作る際に、様々な画像の明るさを整えられるので役に立つ。

※ヒストグラム均一化はグレースケールの場合は効果があるが、カラー画像の場合は色合いが変わってしまうため、使われることは少ないらしい。

トーンカーブによる濃淡変換

トーンカーブ
画像全体の明るさや色を補正する際に必要な校正曲線。
明るさや色の補正前のデータ値と補正後のデータ値の対応関係を示したもの表したもので、画素ごとの調整を行うことで、画像全体の明るさや色を補正できる。一般的に、入出力データの対応関係を__階調変換関数__と呼ぶ。

階調変換関数は以下の関数fで表す。

f(入力画素値, 出力画素値)

入力画素値がX(0-255まで)の時に出力画素値を何にするかで関数fの内容は変わってくる。
fの定義によって、様々な変換方式が作られている。
(例:ガンマ変換、ネガポジ変換、ソラリゼーション、ポスタリゼーション、疑似カラー処理、明度調整、コントラスト低減、コントラスト強調)

練習問題は割愛。

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?